出雲大社函館教會

 

出雲大社函館教會は縁結びに強い出雲大社の教会
出雲大社函館教會は、北海道函館市高松町に鎮座しています。神の国・神話の国として有名な島根県に鎮座する、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られた出雲大社の教会です。大国主大神は、広く「だいこくさま」として人々に慕われています。日本の各地に出雲大社の「分社・分祠・分院・教会」が存在しています。また、海を越えたハワイにまで出雲大社の分院が祀られています。

大国主大神は「国造りの神」で神代の時代、国土の開拓の最中でも農業・漁業・殖産・医薬など人々が生きる上で必要な知恵を授けて下さり、慈愛によって人々に救いを与えて下さいました。今では「縁結びの神」として有名です。広義の生きとし生けるもの全てが豊かに繁栄するよう、目に見えない様々なご縁までも結んで下さいます。

そのため、大国主大神のご分霊が祀られた出雲大社函館教會は、「縁結びのパワースポット」となっています。函館市の湯の川温泉から、車で5分程度の場所にあります。宗祠(本社)の出雲大社までは遠くて行けない方も、近場で参拝することが可能です。北海道には函館教會の他に、網走教會・新十津川分院もあります。出雲大社の大国主大神を敬い慕うことで、楽しく豊かな心で生活することができることでしょう。 

出雲大社函館教會の特徴
出雲大社函館教會は、大国主大神のご神徳を人々に広めるため、昭和38年に宗祠の出雲大社より講社として設立されて講社分霊が奉斎されています。平成11年には、教会に昇格し教會分霊が奉斎されました。宗祠・出雲大社の本殿より、大国主大神のご分霊を勧請して、函館の地に鎮座されたお社です。

出雲大社函館教會のご祭神には、大国主大神を主神とし、他に天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ) などを含めた9柱の神が祀られています。人々の生活の安定と幸福のために国造りをされた大国主大神は、国土を天照大御神(あまてらすおおみかみ)に奉献されました。そして、 現在の出雲大社のご本殿に鎮まられ、 幽冥主宰大神(かくりよのつかさのおおかみ)となり、神々・霊魂の世界を司る神となり、今でも人々の幸せを守護して下さっています。

天照大御神の御子神である天穂日命(あめのほひのみこと) は、天照大御神の神令により、出雲大社の祭主となりました。その後、子孫も出雲大社の宮司として、今でも代々仕えられています。また、古くより出雲大社から派遣された、御師(おし)と呼ばれる人々による、大国主大神のご神徳の布教活動が行われていました。

布教活動により全国津々浦々にまで広まり、大国主大神は敬い慕われ続けています。その布教活動によって、各地では「出雲講」(いづもこう)・「甲子講」(きのえねこう)と呼ばれる信仰組織が生まれました。この信仰組織が結集統合され、後の「出雲大社教」の始まりとなります。

明治6年に、当時の出雲大社の大宮司であった千家氏が、「出雲大社敬神講」(いづもたいしゃけいしんこう)を結成します。明治15年に政府は、神官による布教活動の禁止を定めています。そのため、千家氏は宮司職を退任し、「神道大社教」と改称して布教活動を始めました。昭和21年には、「神道大社教」から「出雲大社教」に改称されています。そして現在も、出雲大社を宗祠として、全国各地に「分社・分祠・分院・教会」があるのです。

大国主大神が鎮まられた出雲大社の宮司には、天照大御神の子孫が代々お仕えされてきたことからも、改めて出雲大社の格式の高さを知ることができます。出雲大社と出雲大社教は、それぞれ別々に「宗教法人出雲大社」「宗教法人出雲大社教」となっています。全国各地で組織されている「分社・分祠・分院・教会」を統括する出雲大社教の事務所は、出雲大社教教務本庁と呼ばれ、出雲大社の境内にある「おくりがえり会館」内に設けられています。

宗教法人としては分かれていますが、出雲大社函館教會は、このような正規の流れを組んだ神道教団の傘下にあります。小さな教會ではありますが、出雲大社のご本殿に鎮まられる大国主大神のご分霊が祀られていますから、出雲大社のご利益と何ら変わりはありません。出雲大社函館教會には強いパワーがありますので、ぜひ参拝されてみてはいかがでしょうか。
 

出雲大社函館教會のご祭神
主祭神
大国主大神 (別名・幽冥主宰大神)

配祀神
天御中主大神
高皇産霊大神(たかみむすひのおおかみ)
神皇産霊大神(かみむすひのおおかみ)
天照大御神
天穂日大神
産土大神(うぶすなのおおかみ)
事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
稲荷大神(いなりのおおかみ)
龍蛇大神(りゅうじゃのおおかみ) 

出雲大社函館教會のご利益
出雲大社函館教會のご利益は、宗祠の出雲大社と同じです。縁結び・子宝・夫婦円満・五穀豊穣・商売繁盛・医薬・病気平癒・産業開発・交通守護・航海守護など、様々なご利益を授かれます。
 

出雲大社函館教會のどこが見どころか?
出雲大社函館教會は、湯の川温泉の側を通る海岸線沿いに続く、国道278号線を東に向かった所に位置します。函館空港を過ぎた南側の国道脇には、「出雲大社函館教会」との看板があります。静かな住宅地にあり、建物は神社という感じがなく、2階建ての一般住宅のようです。しかし、敷地の中に立つ特徴的な緑色の鳥居が目に入ることでしょう。鳥居にはしめ縄も掛けられ、清らかに整えられた境内には手水舎もあります。

緑の鳥居の先には、建物の2階へと続く階段があります。1階は宮司さんのご自宅で、2階が拝殿・本殿となっていますので、鳥居をくぐって2階へと進みましょう。出雲大社函館教會での参拝は、出雲大社に倣います。

一般的な神社の「二礼二拍手一礼」ではなく、出雲大社の正式な参拝作法の「二礼四拍手一礼」となります。四拍手については、幸せの「し」とか、実りと繁栄の四季の「し」とか、東西南北の四方向の「し」からなど様々な説があるようです。

出雲大社函館教會の大きな魅力は、一見すると神社には見えない建物ですが、出雲大社と変わらないご利益があるということです。神社の規模に関わらず、清らかな心で参拝しましょう。大国主大神をはじめ、多くの神々からのご加護をいただけることでしょう。
 

出雲大社函館教會の一番パワーのある所
出雲大社函館教會は、建物の2階にある拝殿前が一番パワーがあります。 

まとめ
北海道函館市高松町に鎮座する出雲大社函館教會は、大国主大神が祀られた島根県の出雲大社の教会です。大国主大神は人々に必要な知恵を授け、慈愛により人々を救ってくださいます。「縁結びの神」としても有名な大国主大神のご分霊が、出雲大社函館教會にも祀られており、縁結びのパワースポットとなっています。ぜひ出雲大社函館教會で、様々な良いご縁を結んで頂きましょう。

ライター 梅花桜花
 

基本情報
住所:〒042-0952 北海道函館市高松町327-3
TEL:0138-57-4677
定休日:無
拝観時間:8:00〜17:00
拝観料:無
アクセス:湯の川から車で5分程度 
駐車場:
HP:https://www7b.biglobe.ne.jp/~izumo-hakodate/

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