7つの良きご縁を結ぶ「足利織姫神社」
「縁結びの神」「恋人の聖地」として知られる足利織姫神社は、栃木県足利市西宮町の織姫山の中腹に鎮座しています。豊かな森に守られた中に、朱色が際立つ荘厳な社殿があります。
木々の緑と社殿の朱色の調和が美しく映え、訪れた人は魅了されることでしょう。境内からは遮るものが無く、関東平野を一望でき、爽快で素晴らしい景色とも出会えます。
足利織姫神社の社殿・神楽殿・社務所・手水舎は、平成16年に国の登録有形文化財に指定されました。平成26年には「恋人の聖地」に認定され、「日本夜景遺産」(自然夜景遺産)にも選ばれています。
夜間には社殿がライトアップされ、昼とは違う神秘的な社殿や夜景を楽しむこともできます。
一の鳥居から境内までは、曲がりくねりながら229段もの石段が続きます。古くより、この石段を上って参拝すると、願いが叶うとされています。
木々に囲まれた中に続く石段を、鳥のさえずりを楽しみながらゆっくりと上り切りましょう。石段を上り切り、振り返った時の景色は格別です。
また、一の鳥居の左側には、ゆるやかな山道の縁結びの坂(女坂)もあります。縁結びの坂には数多くの鳥居が設置され、途中で鳥居の色を変えながら続いています。この鳥居は7色あり「七色の鳥居」と呼ばれ、その鳥居の色ごとに人・健康・人生など様々な7つのご神徳が授かれます。
もちろん、足腰に自信のない方のために、社殿の近くまで車で上ることができます。足利織姫神社では、様々な良いご縁を結ぶことができることでしょう。
足利織姫神社の特徴
足利市では、古くから織物業が盛んでした。奈良時代初期には、この地から「ふとぎぬ」を献進したと伝えられています。奈良・東大寺の大仏の開眼時には、御領地として織物が送られました。鎌倉時代後期の書物「徒然草」には、「さて年毎に給はる足利の染物」と記されています。
江戸時代には、貴族から一般庶民にも愛用されるようになり、「足利織・足利織物」として全国に広まりました。
江戸時代に足利藩主・戸田忠利(とだただよし)公は、織物が盛んなこの地に、機織の神社がないと気付いたそうです。
そのため、伊勢神宮(三重県)の直轄であり、天照大神(あまてらすおおみかみ)の絹の衣を織ったと伝えられる、神服織機神社(三重県)の、織師・天御鉾命(あめのみほこのみこと)と、織女・天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の2柱を勧請し、八雲神社(足利市通4丁目)に合祀しました。
そして、明治12年には、現在の織姫山となる機神山(はたがみやま)の中腹に、足利織姫神社が遷宮されています。翌13年には残念ながら火災に遭い、足利織姫神社は仮宮のままとなっていました。
しかし、昭和8年の皇太子殿下御降誕を期し、当時の足利織物同業組合組長の先導によって、新社殿の造営が始まります。そして昭和12年、社殿が完成し遷宮されました。
足利織姫神社が縁結びの神社とされるのは、ご祭神の2柱が機織を司ることに由縁しています。この2柱の神が、共同で織物(生地)を織り、天照大御神に献上したと伝えられています。
織物は経糸(たていと)・緯糸(よこいと)が、織り重なって生地となることから、男女2柱の神をご祭神とする織姫神社が、縁結びの神社となったのです。
また、織物をつくるための織機・機械などは鉄でできているものが多く、そこから、全産業の神と呼ばれるようになりました。足利織姫神社は、産業振興・縁結びの神社として、多くの人が訪れています。
足利織姫神社のご祭神
ご祭神
天御鉾命
天八千々姫命
足利織姫神社のご利益
足利織姫神社は、良きご縁を結ぶご神徳を授かれます。「良き人・良き健康・良き人生・良き智慧・良き学業・良き経営・良き仕事」との、7つの良きご縁が結ばれます。
本殿までの石段を上り切って参拝すると、大きなご利益を授かれるとされています。また、縁結びの坂の、7つのご縁を授かれるとされる山道も人気です。
足利織姫神社のどこが見どころか?
足利織姫神社は、自然豊かな森に守られ、季節ごとの景色を楽しむことができます。中でも、秋の紅葉の美しさで知られ、境内から更に山を上ると「もみじ谷」と呼ばれる紅葉スポットがあります。
山の中腹に鎮座する足利織姫神社は、境内から眺めた景色が昼も夜も素晴らしく、心安らぐ癒しのスポットとしても人気です。
また、国の有形文化財に登録されている、足利織姫神社の社殿・神楽殿・社務所・手水舎などの朱色は、周囲の自然と調和して美しく見応えがあります。境内には清々しい空気が流れ、
また訪れたいと思える心地よい縁結びのパワースポットです。境内にはイスが設置されていますので、ゆっくりと景色を堪能しながら足利織姫神社のエネルギーをいただきましょう。
七色の鳥居
足利織姫神社には、ご縁を結ぶ7つのご神徳があります。女坂にはこの7つのご神徳から、七色の鳥居が設けられています。赤が「人」・水色が「人生」・黄が「健康」・緑が「知恵」・紫が「経営」・黄緑が「学業」・朱色が「仕事」と、7つの色で分けられています。
カラフルな色が連続する鳥居は珍しく、人気となっています。女坂ですが山道なので、整備はされていますが、足元には十分気を付けて進みましょう。
七夕飾り
足利織姫神社のご祭神は、七夕伝説の織姫と彦星と同一神とされてきました。そのため、毎年七夕の季節には「七夕まつり」が開催されます。毎年6月末から7月末まで、社殿前には竹笹が飾られ、願いを記した短冊が飾られます。
足利織姫神社の境内は、この季節が最も華やぎます。また、この期間は「七夕守り」も社務所で授与されています。
愛むすび
足利織姫神社は産業振興・縁結びの神として、「恋人の聖地」 に認定されました。そのため、愛をテーマとするスポットがあります。
境内には絵馬の代わりとなる、金色でハート型の「愛むすび」がたくさん掛けられています。「愛むすび」は愛の鍵でロックし、棒にぶら下げます。愛むすび・愛の鍵は、社務所にて授与されます。
愛の鐘
境内には、2人で鐘を鳴らせば幸せになるとされる「愛の鐘」も設置されています。恋人同士でも、友だち同士でも、ぜひ、愛の鐘を響かせて幸せを呼び込みましょう。
足利織姫神社が鎮座する織姫山は、織姫公園でもあります。織姫公園内は、夜間照明の環境が整えられ、織姫公園のハイキングコースには、鑑賞ポイントがいくつも設けられています。
更に足利織姫神社の社殿がライトアップされたことで、足利の街の夜景を楽しむだけでなく、足利織姫神社の荘厳な社殿のライトアップも堪能できることから、「日本夜景遺産」に認定されました。社殿のライトアップは、夕方5時〜12時まで照らされています。
足利織姫神社の一番パワーのある所
足利織姫神社は、拝殿正面からの眺望が素晴らしく、心地よいご神域となっています。そのため、拝殿前がパワーがあるとされています。
織姫山の山頂には古墳群も存在し、古くより神聖な場所とされていた事が分かります。
足利織姫神社のまとめ
栃木県足利市西宮町に鎮座する足利織姫神社は、「縁結びの神」「恋人の聖地」として知られています。
豊かな森に守られた中、朱色が映える荘厳な社殿をはじめ、神楽殿・社務所・手水舎は、平成16年に国の登録有形文化財に指定されました。境内からは関東平野を一望でき、爽快で素晴らしい景色が見られます。
夜も社殿がライトアップされ、見応えがあります。足利織姫神社では、参道の石段229段を上って参拝すると、大きなご利益があるとされています。
また、「縁結びの坂」と呼ばれる女坂もあり、様々な良いご縁を授かれるとされています。「恋人の聖地」と認定された境内には、「愛むすび」「愛の鐘」などのスポットもあり人気です。
足利織姫神社を参拝すれば、良きご縁を授かれることでしょう。
(ライター 梅花桜花)
基本情報
〒326-0817 栃木県足利市西宮町3889
TEL 0284-22-0313
定休日 無
拝観時間 24時間参拝可能
拝観料 無
アクセス 北関東自動車道 足利ICから 15分
JR両毛線 足利駅から 徒歩25分
東武伊勢崎線 足利市駅から 徒歩25分
駐車場 有

