櫻岡大神宮

 

櫻岡大神宮は桜で有名な多数の利益を頂ける万能の神社
「杜の都」と呼ばれる宮城県仙台市、桜の名所である青葉区の西公園内に櫻岡大神宮が鎮座しています。西公園は、広瀬川や青葉山などが望める自然豊かな景勝地です。

「仙台のお伊勢さま」として櫻岡大神宮は知られています。伊勢神宮から分霊を受け創建されました。伊勢神宮と言えば、全ての神社の上に位置する神宮で全国神社の本宗となっています。伊勢神宮まで行かなくても、櫻岡大神宮でもご利益をいただけるなんて有難いですね。

櫻岡大神宮の社名には大神宮とあるので、遠方より参拝に来られた方は思いのほか小さい規模の神社で驚かれるかもしれません。けれども仙台藩初代藩主である伊達政宗(だてまさむね)によって、伊勢神宮から勧請され創建された由緒ある神社です。創建時から明治初期まで、伊達家が財政面での後ろ盾となっていました。

そんな櫻岡大神宮には、天照大御神(あまてらすすめおおかみ)・豊受大神(とようけのおおかみ)、その他に16柱もの神が祀られています。神々のそれぞれのご神徳があり、物凄いパワーのある神社であることが分かります。

仕事運・商売繁盛・厄除けなど、数多くのご利益がある神社と言われています。神社のみならず、公園全体がパワースポットとしても知られ、幅広い年齢層の参拝者が多く訪れます。桜の季節には多くの人々が参拝に訪れ賑わいますが、その他の季節には比較的ゆっくりと参拝できます。心静かに落ち着いて参拝できることは、櫻岡大神宮の魅力のひとつです。

櫻岡大神宮は四季折々に美しく、桜の他にも梅や紅葉の季節も楽しめます。「仙台のお伊勢さま」であり、パワースポットでもある櫻岡大神宮。ぜひ足を運んで、素晴らしくて力強いパワーをいただきましょう。
 

櫻岡大神宮の特徴
櫻岡大神宮は、静けさの中に落ち着いた佇まいの社殿を構えています。仙台城下町の北の守り神として、仙台を守ってきた神社です。

櫻岡大神宮の始まりは、1621年に「神明宮」と称し、号を伊勢堂山として創建されました。まさに神仏習合の時代です。仙台藩初代藩主・伊達政宗が、伊勢神宮より分霊を勧請しました。当時は荒巻(仙台市青葉区荒巻)に鎮座していたようです。

仙台藩第4代藩主・伊達綱村(だてつなむら)により、1683年に規模の拡張と社殿の改築が行われています。この頃より、藩主継承時には櫻岡大神宮に必ず参詣する慣例が作られました。このことから櫻岡大神宮が、伊達家と深く縁のある仙台藩内の有力な寺社の一つであったことが分かります。

明治2年に、社格が村社となり「荒巻神明社」に改称されました。明治4年には廃藩置県で仙台藩がなくなり、そして伊達家の庇護もなくなります。

しかし翌年の明治5年には、幸いなことに商人が後ろ盾となってくれました。その年に広瀬川沿いの青葉山・亀岡が望める緑が多い、現在の西公園内に遷宮されたのです。

明治8年に、社格が県社となり櫻岡大神宮に改称されました。西公園は以前、桜が丘公園と呼ばれていたそうです。社名は、桜の名所だけに周辺と調和した素敵な響きの名ですね。

令和3年には創建400年を迎えました。その記念として桜モチーフの御朱印帳が頒布されています。他の授与品も、手に取りたくなる可愛らしい桜柄のデザインのものが多いです。さくら咲くおみくじや、お守りなどがあります。

櫻岡大神宮は大神宮という名に相応しい、日本の神々のトップである天照皇大神と豊受大神が祀られた立派な神社です。
 

櫻岡大神宮のご祭神
天照皇大神 太陽神  
豊受大神  衣食住を司る産業の神さま 
少彦名命  
保食大神   
柿本人麻呂
住吉三神 (表筒男命  底筒男命  中筒男命)
西宮大神 (大国主命 事代主命 蛭子主命)
木工大神 (手置帆負命 彦左知之命)
歳徳大神 (大歳大神 御歳大神 若年大神)
竈大神  (奥津彦神 奥津姫神)

天照皇大神は、太陽のように人々を照らし慈しみとお恵みをもってお守り下さっています。豊受大神は、日本人の主食であるお米をはじめ、全ての衣食住の神です。その他十六柱ものご祭神が、それぞれのご神徳をもたれて祀られています。強いパワーのある神社です。 

櫻岡大神宮のご利益
櫻岡大神宮は、商売繁盛・厄除け・病気平癒・家庭円満・金運・仕事運など、ありとあらゆるご利益を授かることができます。櫻岡大神宮で厄除け・病気平癒を祈願をする時は、鳥居をくぐってすぐの手水舎でまず清めましょう。本殿では、病気が治癒した自分の姿を思い浮かべます。そして必ず良くなることを祈願すると良いと言われています。
 

櫻岡大神宮のどこが見どころか?
櫻岡大神宮が鎮座している西公園は、春には桜が見事に美しく咲き誇ります。桜の名所として、人々の安らぎの場となっています。

また、櫻岡大神宮の境内にある梅の木「臥龍梅」(がりょうばい)もよく知られています。この臥龍梅は、伊達政宗が文禄の役(1592年)で朝鮮に渡った際に、持ち帰った梅の木から接ぎ木したと言われています。明治維新後、この櫻岡大神宮に移したものです。

現在、臥竜梅はこの櫻岡大神宮の他に、松島の瑞巌寺、宮城刑務所の3か所に植えられています。朝鮮に出兵した伊達政宗は、どんな思いでこの梅の木を持ち帰ったのかと思いを巡らせるのも楽しいですね。

龍がうねりながら臥せっているように見えることから、臥龍梅と呼ばれています。まるで龍神様が現れたような迫力ある力強い幹に、楚々とした梅の花が咲き心を奪われます。梅の季節にも参拝して頂きたいです。

鳥居をくぐってすぐにある手水舎は、センサーで水が流れてきます。聖なるご神域で昔から大切に守られた空間でありながらも、新しい時代にマッチした手水舎と新旧の対比が面白いですね。

境内にある橋を渡って本殿に繋がる参道には、「針の碑」があります。毎年2月8日は「針供養の日」で、櫻岡大神宮でも針供養が行われます。折れた針を供養して神社に収めると、裁縫が上達すると言われていますので、縫製・裁縫などのお仕事に就かれている方にも有難い神社です。

本殿の右側には、歳徳神の社があります。歳徳神はその年の福徳を司る神様で、節分の「恵方巻」の恵方とは、この歳徳神がいる方位を指すそうです。その年の縁起のよい方角の先には、神様がいらっしゃるということだったのですね。どうして無言で恵方巻を食すのか疑問でしたが、神様に向かっているのですから大きな意味があることだったのだと分かります。

門前には遷宮当時から続く「源吾茶屋」(げんごちゃや)という茶屋があります。パワースポットの中の茶屋で、パワーフードをいただくのもお勧めです。

JR仙台駅からも歩いて20分程、また最寄りの地下鉄東西線「大町西公園駅」からは歩いて1分と、とてもアクセスの良い場所に鎮座している櫻岡大神宮。大変ご利益のある「仙台のお伊勢さま」ですから、散歩がてらぜひ参拝して頂きたい神社です。
 

櫻岡大神宮の一番パワーのある所
櫻岡大神宮の全体にパワーがあります。ご祭神も十八柱と多く、まさにパワースポットと言えます。あらゆるご利益を頂ける万能の神社です。緑豊かな公園の中にある神社なので、身も心もリフレッシュできます。正しく参拝してご利益をいただきましょう。

 

ライター 梅花桜花
 

基本情報
住所:〒980-0823  宮城県仙台市青葉区桜ヶ岡公園1-1
TEL:022-222-6826 
アクセス:
・JR東日本「仙台駅」より 徒歩20分
・仙台市・地下鉄東西線「大町西公園駅」西1出口より 徒歩1分

関連記事

  1. 石浦神社

  2. 日御碕神社

  3. 十和田神社

  4. 志和稲荷神社

  5. 榴岡天幡宮

  6. 金華山黄金山神社

  7. 船魂神社

  8. 厳島神社

  9. 三峯神社

2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
  1. 登録されている記事はございません。
error: Content is protected !!