高龍神社

 

龍神様があちらこちらに!金運アップで有名な高龍神社
新潟県長岡市蓬平町に、高龍神社が鎮座しています。高龍神社は商売繁盛のご利益があると言われ、全国から多くの参拝者が訪れます。

高龍神社の本殿は高台にあり、118段の長くて急な階段を上ります。階段途中の御手水場までは、神社で珍しいエレベーターが設置されてます。階段の先には、小じんまりとした境内があります。そこは、高龍神社の神秘的な空間となっています。高龍神社では、拝殿に上がり神前で座して参拝できるところも魅力です。

高龍神社の地は、太田川の上流にあり三方向が山に囲まれ自然豊かで美しく、境内には山の良い気が流れ込むパワースポットとしても知られています。

高龍神社周辺には、長岡の奥座敷と言われる「蓬平温泉」があります。この地には、高龍神社と蓬平温泉を結ぶ伝説があり、高龍神社には伝説に登場する高龍大神が祀られています。そのため、境内には龍神の使いである白蛇の置物があちこちに置かれています。龍神・白蛇と言えば金運に関する神ですから、高龍神社が人気なのは必然ですね。

そして伝説では、室町時代の武将・高野木民部永張(こうのぎみんぶながはる)が傷を癒やした場所が、白泉が湧き出ていた蓬平温泉の源泉と言われています。蓬平温泉の鉱泉はアルカリ硫黄泉で、神経痛・筋肉痛・関節痛などに効能があります。

高龍神社の参拝の後に、蓬平温泉に浸かると金運が定着すると言われています。高龍神社で祈願してから、蓬平温泉で旅の疲れを癒しつつ運を定着できるなんて一石二鳥のようなお得感がありますね。

金運が上がれば、その他の運も上がってくると言われています。お金があれば心にも余裕が出ますし、楽しく心豊かに過ごせば運の流れもよくなるのでしょうか。ぜひ霊験あらたかな高龍神社に参拝して、大きな幸せを呼び込みましょう。 

高龍神社の特徴
高龍神社の起源は、室町時代初期・南北朝時代の1390年です。後醍醐天皇を支えた楠木正成(くすのきまさしげ)の子・正儀(まさのり)の家臣、高野木民部永張のエピソードに関係しています。

永張は、楠木家と縁のある「慈光寺」(現・新潟県五泉市)に向かう途中の山奥で道に迷い、村の人に助けられますが、南北朝の戦いで負傷した所が耐え難く痛みだします。意識が朦朧とする中で永張は、奈良県吉野郡川上村の丹生川上大神(にうかわかみのおおかみ)に祈願しますが意識を失い生死をさまよいます。その時、永張の夢枕に高龍と名乗る老翁が立ちます。永張は「丹生川上大神の分身でこの地に鎮座している。下流の白泉に足を浸しなさい」とお告げを受けます。

一命を取り留めた永張は、お告げの白泉を探し出し、白泉に足をつけて療養すると数日で痛みがひいたと伝えられています。永張はとても感謝して、老翁・高龍のことを村人に伝えます。そして、白泉の傍に高龍神を祀るための祠が建てられたことが高龍神社の始まりです。

高龍神は、村人たちにより篤く信仰されてきました。特に天候不良の大雨・干ばつなど、高龍神に祈ると、すぐに願いが叶ったと言われています。高龍神は天気を操れるほどの、強い力ある神ですね。時が流れて、太田川沿いに蓬平温泉の宿が開業したのは明治2年になってからのことです。

その後、大切にされてきたお社は、大正時代に入り神社として建て替えられました。しかし、平成16年の新潟県中越地震により、高龍神社は大きな被害を受けています。そのため、信仰篤い氏子さんなどの寄附により高龍神社は復興されました。復興の際、長い階段の途中まで上れる、全国的にも珍しいエレベーターが設置されています。

高龍神への信仰は、南北朝時代に始まっていますが、神社として社殿が建てられたのは大正時代です。高龍神社としての歴史は新しいですが、その由来は古く霊験あらたかなことが分かります。

また、永張が足を浸した白泉の傍の祠は、現在、高龍神社の奥の院となっています。高龍神社から4.6㎞ほどさらに山奥の細道を進むと、中の院・奥の院があります。中の院・奥の院には龍が祀られ、また龍の使いである白ヘビも祀られています。奥の院への道は車で上がれますが、冬季は11月頃から通行止めになります。雪のない季節でも細くて険しい道のりなので、車での奥の院への参拝はしないほうが良いかもしれません。

高龍神社はご神気篤く、人々を守ってくださる力強い神社です。 

高龍神社のご祭神
ご祭神  
高龍大神(こうりゅうおおかみ)
豊玉比売命(とよたまひめのみこと)
高龍神社では2柱が祀られています。ご祭神・高龍大神は、丹生川上神社から分霊された高龗神(たかおかみのかみ)です。 

高龍神社のご利益
高龍神社は、金運アップ・商売繁盛のご利益が授かれると言われています。特に自営業の方に篤く崇敬されています。商売繁盛の祈願の際に、本殿に上がり名刺を置いてくる風習があるようです。 

高龍神社のどこが見どころか?
高龍神社は、高台に鎮座しています。本殿へは長くて急な階段を登りますが、階段に自信のない方は、階段途中にある御手水場までエレベーターで上ることができます。

階段の登り口には、勢いのある龍神が描かれた額が置かれています。緑の体の龍神からは、力強さと迫力とパワーが漲っていています。本殿の前には龍神塔があり、白い柱に龍神が天を向いて巻きついています。昇っていく龍の姿は、凛々しくて力強いパワーが感じられます。

参拝にあたり、階段手前の売店で、お供えセット(ろうそく・お神酒・生卵)を準備すると良いかもしれません。生卵は、高龍大神の神使いである白蛇へのお供えとされています。

お供えには順番があります。まずは、ろうそくに火をつけ、ろうそく立てに置きましょう。その後、本殿に上がり、御神酒と生たまごをお供えします。本殿へは参拝者全員が靴をぬいで中に上がり、神前にて各自お供えをすることができます。神前なんて神の懐に入ったような、傍で願いを聞いて下さると思うと背筋も伸びますね。

高龍神社では、神への自己紹介・ご挨拶として本殿内に名刺を置いていくことが許されています。くれぐれも本殿を守るため、名刺を画鋲・テープで貼り付けないようにしましょう。

高龍神社の神使は白蛇なので、白蛇の置物が境内の至るところに置かれています。灯篭の中や植込みの土の上などに置かれた、白蛇の置物にビックリされるかもしれません。実際に高龍神社の周辺には、白蛇が出るようです。置物と思っていたら本物かもしれませんね。偶然にも白蛇を目にすることがありましたら、神様の歓迎のサインと言われています。境内では、宝探しのように白蛇探しを楽しんではいかがでしょうか。この白蛇の置物は、売店でお供え物として販売されています。

高龍神社には中の院・奥の院があり、ご神気がもの凄く強いと言われています。中の院にもお供えセットが供えられ、奥の院には名刺が置かれています。

高龍神社の奥の院には、「奥の院御朱印引き換え札」が置かれています。この札を高龍神社の社務所に持参すると、奥の院の御朱印も授与されます。高龍神社の御朱印には、金の蛇が描かれていてカッコイイと人気です。過去に高龍神社で、金色の蛇が現れたので御朱印にも金色の蛇が描かれているそうです。

それから高龍神社にも、仙台の有名な金運上昇の神社「金蛇水神社」にある蛇の模様が浮き出た「蛇紋石」も置かれています。この石には、蛇の神力が宿っていると言われています。「蛇紋石」を撫でて、蛇のお力を頂いてみてはいかがでしょうか。

高龍神社は、龍神や白蛇のパワーが溢れた魅力のある神社です。 

高龍神社の一番パワーのある所
高龍神社は、三方向が山に囲まれ近くには清流が流れています。境内全体が、山からの良い気が流れ込むパワースポットとなっています。さらに、高龍神社の中の院・奥の院もパワーが強いと言われています。ぜひ参拝して、金運アップで有名な高龍神社の力強いパワーを頂きましょう。

ライター 梅花桜花
 

基本情報
住所:〒940-1122  新潟県長岡市蓬平町1276
TEL:0258-23-2020
アクセス:
・JR東日本 越後滝谷駅下車 車で25分
・関越自動車道 長岡南越路スマートIC下車 ICより約30分
HP:https://niigata-kankou.or.jp/spot/5888

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