足羽神社

足羽神社とはどんな神社なのか?
福井県福井市にある足羽山の麓に、足羽神社が鎮座しています。足羽神社のご祭神・継体天皇(けたいてんのう)は、母の故郷である越前国で50年ほど過ごされています。越前国を統治し、大治水事業を行い人々の為に尽力されました。足羽神社は歴代の福井藩主や武将などにより尊崇を集めた神社です。地元の人々にも愛され崇敬されてきました。

足羽山は季節ごとに彩られ、越前平野を一望できる自然に溢れた癒しのスポットとなっています。また、桜の名所としても有名です。足羽神社の境内にも、福井市の天然記念物に指定されている「タカオモミジ」・「シダレ桜」の大樹があり、季節ごとの彩りで参拝客を魅了しています。

「シダレ桜」はパワースポットとして知られています。また、社殿前の狛犬はとても珍しく子犬を抱いています。子宝祈願・母親と赤ちゃんの絆を結ぶ縁結びのパワースポットとして狛犬も人気があります。足羽神社には継体天皇の他にも多くの神が祀られ、様々なご神徳を授かれる神社です。

 

足羽神社の特徴
5世紀後半の頃、応神天皇(おうじんてんのう)の孫にあたる男大迹王(おおとのみこ)が、越前平野を望める足羽山にお宮を建立し、宮中のご祭神である大宮地之霊(おおみやどころのみたま)を勧請したことが足羽神社の起源と言われています。男大迹王は足羽神社で、事業の安全を祈願したと伝えられています。

男大迹王は越前国で過ごした当時、越前平野の大治水事業を行ないました。平野を開墾し山から水を引き、諸産業の発展のために尽力されました。男大迹王が第26代・継体天皇に即位することになると、「末永くこの国の守り神とならん」として、足羽神社に自身の生き御霊(いきみたま)を鎮めて朝廷へと発たれました。そのため、足羽神社には越前開闢の神・継体天皇として祀られています。越前国を愛し守ろうとした、継体天皇の熱い思いが伝わってきます。

足羽神社は継体天皇の名前にあやかり継続繁栄、そして、子にも恵まれたため子授け・安産・子孫繁栄の神として崇敬されています。また、大宮地之霊は5柱の神の総称です。5柱「生井神は生命の源の神」「福井神は栄・幸・福の神」「綱長井神は長寿の神」「阿須波神は足羽神、足場の神」「波比岐神は境界・門の神」となっています。「井」の付く生井神と福井神と綱長井神は、井戸の神・水の神でもあります。

 

足羽神社のご祭神
・継体天皇 
・大宮地之霊  別称・坐摩神(いかすりのかみ)とも呼ばれ五柱の神の総称です。
  生井神 (いくいのかみ)
  福井神 (さくいのかみ)
  綱長井神(つながいのかみ)
  阿須波神(つながいのかみ)
  波比岐神(はひきのかみ)

 

足羽神社のご利益
足羽神社には多くの神々がお祀りされ、様々なご神徳を授けられます。産業開発興隆・商売繁盛・工事安全・子授け・安産・子孫繁栄・交通安全・旅行守神・方位除け・厄除け・縁結び・病気平癒・合格祈願などのご利益があります。

授与品のお守り「むすび守り」は、良縁に恵まれ結ばれると言われています。「むすび守り」ひとつひとつが手作りです。ストラップ部分は絹糸で丁寧に編まれています。ストラップやビーズの色も豊富で、気に入った色の組み合わせを選べます。小判型の小さな飾りも付いている温かみのある素敵なお守りです。

足羽神社でご祈祷するとお神酒が授与されます。このお神酒は、福井市内の酒造所・田嶋酒造のものです。酒造りを始める季節には、足羽神社の宮司にお願いし田嶋酒造では毎年ご祈祷をしていただきます。授与品のお神酒は、足羽神社と縁があり祈祷済みのお酒となっています。

 

足羽神社のどこが見どころか?
足羽神社の鎮座する標高116.8mの足羽山は、歴史と自然に溢れた市民の憩いの山となっています。季節ごとに美しい景色があり、緑に囲まれた癒しのスポットです。足羽山には福井の礎を築いた継体天皇の像や、古墳群もあります。足羽山北側の麓にある足羽神社への参道は愛宕坂と呼ばれ、階段には足羽山でかつて採掘された貴重な笏谷石が敷き詰められています。

美しい眺望が楽しめる足羽山は「桜の名所100選」に選ばれています。春には3,500本もの桜が見事に咲き誇り、初夏には涼やかにアジサイも咲き人々を魅了します。足羽山には公園もあり、フィールドアスレチックやミニ動物園もあり家族連れで楽しめます。

魅力溢れる足羽山の一角に鎮座する足羽神社も、もちろん見どころが満載です。足羽神社の社殿前にあるシダレ桜は、「足羽さんのしだれさくら」として昔から親しまれてきました。 このシダレ桜は福井市の天然記念物です。同じくタカオモミジも、福井市の天然記念物に指定されています。

春には樹齢400年近いシダレ桜を愛でるため、多くの参拝客が足羽神社を訪れます。このシダレ桜は明治33年橋南の大火で延焼しますが、復活して今では高さ6mほどの大樹となりパワーに満ちています。また、正面参道の中心にあるタカオモミジは高さ14mもあり、シダレ桜とともに古くから人々の心を和ませ魅了しています。

足羽神社の神紋は「三光の紋」と呼ばれる、全国で3社しかない特殊な紋です。三光は太陽・月・北極星の光を表わし、その三光を組み合わせた紋となっています。不動の輝きを放つ北極星は天皇を、太陽と月は命と力の源をそれぞれ象徴しています。昼夜を問わず万物を照らし、命と力を与える壮大で力強い紋です。「三光の紋」から、神秘的で宇宙の無限大のパワーが感じられます。

足羽神社にはかつて旧国宝となっていた、光明天皇・仁孝天皇から賜った宸筆の額字「大宮地」を所有していました。残念ながら旧国宝の額字は、太平洋戦争で焼失しています。足羽神社の境内には石碑や石像物などが残されています。それらには、建立の由来などが刻まれ当時の歴史を知ることができる貴重な物となっています。

小燈籠
足羽神社は1818年の大火で被災し、1820年に藩主・松平治好によって再建されました。その後、松塚則安が発起となって小燈籠が奉納されています。小燈籠の左の側面に「松塚則安発起 文政四年辛巳冬十月再建 馬来田神主善包朝臣代」と刻まれています。小燈籠の正面には和歌・右の側面には「継体天皇紀」・裏面には「足羽神社略縁起」が刻まれています。

地蔵宝塔
境内にある地蔵宝塔は、菩提車六地蔵とも呼ばれています。六角石の上には地蔵の彫刻が施され、中央には六角形をした木製車輪が施されています。地蔵宝塔を回転させると、災難から逃れられると言われています。

足羽宮碑
1830年に継体天皇の崩御1300年を記念し建立されました。正面には「足羽宮之碑」と題字があり、側面や裏面には建立時の由来が刻まれています。

 

足羽神社の一番パワーのある所
足羽神社のシダレ桜は、境内で一番のパワースポットと言われています。シダレ桜を観賞すると、「開運・健康」のご利益を授かれると伝えられています。明治時代の大火で被災したり、雪害で枝が折れたりしたシダレ桜ですが、そのたび復活し今でも見事な花を咲かせるほどのパワーある大樹です。

 

足羽神社のまとめ
足羽神社には、越前国で大治水事業を進め尽力された継体天皇が祀られています。足羽山から越前国を見渡せ緑の木々に囲まれた足羽神社は、今でも福井市民の安らぎの場所となっています。四季折々に美しい境内には、「シダレ桜」や「タカオモミジ」の大樹がそびえ、パワーに満ちています。足羽神社を参拝して、継体天皇が愛し守ってきた越前国の景色を眺めつつ、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

ライター 梅花桜花

 

基本情報
住所:〒918-8007 福井県福井市足羽1丁目8-25(足羽山鎮座)
電話番号:0776-36-0287
定休日:無   
拝観時間:24時間参拝可能
拝観料:無
アクセス:
・北陸自動車道・福井ICから福井市内方面へ約15分

・JR福井駅から タクシーで約6分
・JR福井駅から 赤十字病院行バス乗車 左内公園口下車 徒歩約8分
・JR福井駅から コミュニティバス乗車 愛宕坂口 下車 徒歩約7分
駐車場:有(足羽山に複数あり)
HP:https://www.asuwajinja.jp/

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