気多大社

 

社名の通り良い気が多く集まる気多大社
気多大社は、石川県羽咋市に鎮座しています。ご祭神には大己貴命(おおなむちのみこと)が祀られています。別名は大国主命(おおくにぬしのみこと)で、出雲大社の神です。

神話の中で大己貴命は、かっこよくて人気があり多くの妻神がいました。子の神も181人と子宝にも恵まれたそうです。そのため気多大社は、男女の縁結び・子宝のご利益があります。良い人間関係を築く・縁結びなどのご利益を求めて多くの参拝客が訪れます。そして、気多大社には社名からも分かる通り、境内には良い「気」が多く集まると言われています。元気が出て、生気が漲り、輝きがますなどのご利益もあります。

気多大社の社叢は「入らずの森」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されている深い森があります。広さが1万坪もの原生林で、樹齢100年を超える木々が生い茂る神聖な森です。自然の大きなエネルギーが満ち溢れた「入らずの森」は、立ち入りできないご神域です。気多大社の中で、「入らずの森」の入口が一番の御力を感じられると言われています。「入らずの森」からの大きなエネルギーが流れ込む気多大社は、力強いパワースポットとして知られています。境内に良い「気」が多く集まるはずですね。

気多大社の境内には、「むすび神苑」と呼ばれる恋愛成就のパワースポットもあります。むすび神苑にある大きな石の上に、小石を積むと恋愛が成就し幸せが訪れるそうです。

気多大社では、毎月1日に「ついたち結び」が行われます。拝殿で神楽をあげ、ご祈祷する月次祭です。強力な縁結びの神事に、全国から多くの女性が参拝に訪れ祈願をされます。「ついたち結び」は、午前8時30分までに受付し参加できます。しかし、人気の神事のため先着100人までとなっています。幸せを掴むためなら、早起きも苦になりませんね。

どこの神社でも縁結びには女性が多く集まります。この気多大社もそうです。まるで、かっこよくて人気がある、大己貴命の魅力や御力が働き引き寄せられているようです。神の気が多く宿るパワースポットであり、古来より篤く崇敬されてきた気多大社。参拝すると、恋愛成就・運気上昇のご神徳を授かれます。運気も「強運」と噂されているほどです。

力強いパワーを授かれますので、ぜひ気多大社を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

気多大社の特徴
気多大社の起源には、色々な説があります。太古より続く歴史ある気多大社であることは間違いありません。気多大社の社伝「気多神社縁起」によると、第8代孝元天皇の時代にご祭神・大己貴命が出雲から300もの神々を率いて、化鳥・大蛇を退治するため来降されたと伝えられています。

また「気多社島廻縁起」では、孝元天皇の時代に、気多大菩薩は従者を率いて渡来した異国の王子とされています。能登半島一帯を巡り鬼神を追放したそうです。そして「気多社祭儀録」では、第10代崇神天皇の時代に、ご祭神・大己貴命が勧請され、神代から鎮座されたとする説もあると記されています。このように諸説がありますが、太古より祀られ篤く崇敬されてきた神社であることは、古い記録からも分かります。

奈良時代には、北陸の大社として京の都にも名が伝わっていました。万葉集には、越中国司として赴任した大伴家持(おおとものやかもち)が、748年に参詣した歌が載っています。平安時代の927年に成立した『延喜式』神名帳では、能登国羽咋郡「気多神社 名神大」と記載され、名神大社に列していたことが分かります。

気多大社は中世以降、能登国一宮とされ、歴代の領主である畠山氏・前田氏などにより手厚い保護を受けてきました。

由緒ある気多大社は、本殿(附棟札2枚)・拝殿 ・神門・摂社の白山神社本殿・摂社の若宮神社本殿・後奈良天皇女房奉書(書跡)などが、国の重要文化財に指定されています。

また、国の天然記念物として気多神社社叢「入らずの森」も指定され、国の重要有形民俗文化財に気多の鵜祭の習俗が指定され ています。鵜祭とは、毎年12月16日に行われる祭りです。大己貴命が海を渡りこの地に着いた時、この地の神が鵜を献上したのが起源となっています。

鵜祭で鵜を献上する人は鵜捕部と呼ばれ、鹿島郡鹿渡島に先祖代々住み、その役に仕えていました。12月8日に鵜崖と呼ばれる場所で、神酒・米・花などを供え、麻糸を付けた竹竿で海鵜を捕らえ献上します。献上された海鵜は「鵜様」と呼ばれ拝殿に放されます。宮司は内陣に動かそうと図ります。この時の鵜の進み具合により、翌年の作物の豊凶を占うという古式な祭りです。

気多大社は大いなるご神徳を授かれるだけでなく、長い歴史を感じられる霊験あらたかな神社です。
 

気多大社のご祭神
ご祭神
  大己貴命(おおなむちのみこと) 気多大社には、1柱が祀られています。

境内社
 奥宮    素盞鳴尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしんなだひめのみこと)
       「入らずの森」に鎮座しているため、境内には遙拝所があります

・白山神社  菊理姫命(くくりひめのみこと)

・若宮神社  事代主命(ことしろのぬしのみこと)

・奥津島神社 奥津島姫命(おきつしまひめのみこと)

・菅原神社  菅原道真公(すがわらのみちざねこう)

・楊田神社  荒御魂神(または迦具土命)

・太玉神社  天太玉神(あめのふとだまのみこと) 

気多大社のご利益
気多大社では、縁結び・恋愛成就・良縁・子授け・安産・強運・運気アップのご利益が授かれます。

気多大社のご利益には高い評判があり、お守りや絵馬も人気です。気多大社のお守りは種類が多く、気多大社ならではのお守りがあります。気多大社の絵馬は「縁結びの絵馬」が人気で、中央にハートが描かれています。ハートの絵馬に願い事を書き、お祓いも希望すればしていただけます。(別途祈祷料がかかります)

その他「的中祈願の絵馬」には、絵馬の中心に的が描かれていて、そこに矢が突き刺さっている人気の絵馬です。 

気多大社のどこが見どころか?
気多大社の見どころは、パワーある「入らずの森」や「むすび神苑」です。

「入らずの森」では、元気な気を頂くことができます。立ち入りはできませんが、広大な原生林からの大きなエネルギーは「入らずの森」入り口でも強く感じられます。全身でパワーを浴びて御力を頂きましょう。

古代より神が住む森とされ出入りが固く禁じられた「入らずの森」ですが、「入らずの森」にある奥宮には、素盞嗚尊と奇稲田姫命が祀られています。

毎年12月31日だけは、宮司のみが「入らずの森」で参拝できます。そして「入らずの森 気の葉祭」が行われています。この時には事前に申し込んだ方限定で、神気が宿る「気の葉守」を授かることができるそうです。「気の葉守」には新鮮で強力な御力があり、気多神社の最大の魅力と言えます。

「むすび神苑」では恋愛成就のご利益が期待できます。むすび神苑で、ぜひ石を積んで成就するよう祈りましょう。たくさんの石が積まれていて、石を積むことができない時には、むすび神苑を支えている石の上でもよいそうです。恋愛成就を望む方は、石積みを忘れずに行いましょう。

それから、気多大社では毎月1日に「心むすび祭」が行われています。人気の祭事ですが、参加したくても事情で参加できない人が多くいます。そんな困っている方のために、インターネットで申し込んで祈願してもらうことができます。事前に叶えたい願いをメールで送信するだけです。料金も一切かかりません。

気多大社では、良い縁や強運などが授かれ、その大きなご神徳やご加護に心から感謝の念がわいてくることでしょう。 

気多大社の一番パワーのある所
社名の通り良い気が多く集まる気多大社は、エネルギーに満ちています。中でも拝殿前と「入らずの森」が、気多神社の中で強力なパワースポットのようです。拝殿前で主祭神の大己貴命から力を、「入らずの森」の入口で素戔嗚命と奇稲田姫命から力を、それぞれ授けてもらえます。気多神社で神の気を授けて頂き、良縁や強運を手に入れましょう。

ライター:梅花桜花
 

基本情報
住所:〒925-0003  石川県羽咋市寺家町ク1-1
電話:0767-22-060
URL:http://www.keta.jp/
アクセス:
・JR七尾線「羽咋駅」下車 市バス「富来方面高浜行」乗車 「一の宮バス停」下車 徒歩5分
・里山海道「柳田IC」下車 一般道 気多神社方面へ  車で約10分

 

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