華厳の滝

華厳の滝とは?
「日本三大名瀑」の一つである華厳の滝は、栃木県日光市中宮祠にあります。日光市の市街地から、急坂で有名ないろは坂を車で40分くらい登った奥日光と呼ばれるエリアです。

この華厳の滝は、落差が97mでそそり立つ岩壁から垂直に滝つぼに落ちていきます。幅は最大で約7m、滝つぼの深さは約4.5mです。水量は1秒間で平均3t、台風や大雨など多い時には毎秒55t程の水が流れ落ちます。およそ2万年も昔、男体山の噴火により溶岩で堰き止められた中禅寺湖ができました。そこから、華厳の滝に大量の水が流れ込んでいます。

また華厳の滝は日光国定公園の雄大な自然のなかにあり、季節ごとに表情を変えて訪れた人々に感動と癒しを与えてくれます。春は山の雪解け水によって水量が増え、さらに勢いづいた水の迫力は壮観です。夏には新緑・秋には紅葉・冬には雪景色と、彩りを変える美しい姿に魅了されます。

激流で迫力満点の滝は、無料の観瀑台から見学できます。また、有料のエレベーターで滝つぼ近くまで降りて見学するのもお勧めです。水流の轟音と跳ね上がる水飛沫に、一瞬我を忘れてしまうほど素晴らしい眺めを味わえます。

エレベーターはおよそ1分で約100m降り、そして、地下トンネルを数分歩いて展望台へ到着します。この地下トンネルは真夏でも気温15℃の涼しさなので、一枚羽織るものがあるといいですね。

また令和2年(2020年6月)には華厳の滝の駐車場横に、日光二荒山神社の末社として華厳神社が創建されました。この神社には、山の神と水の神が祀られています。

日光二荒山神社は世界遺産に登録された2社一寺(東照宮・輪王寺とともに)の一つで、麓の日光山内に本社があり、男体山の頂上に奥宮があります。そして、華厳の滝の近くには地名にもなっている、日光二荒山神社中宮祠(本社と奥宮の中間の祠という意味)があります。

日光二荒山神社は日光市の氏神様であり、ご神域は山から市街地までと広範囲に渡ります。そのご神域の真ん中にある華厳の滝・華厳神社は、まさにパワースポットです。きれいな水の流れるところは龍神の通り道と言われるように、華厳の滝には力強い浄化パワーがあり清々しい気持ちになります。ご利益をたくさんいただきましょう。

 

華厳の滝の特徴
華厳の滝は、男体山に奥宮を祀った奈良時代の僧・勝道上人(しょうどうしょうにん)が発見したと言われています。当時は岩場の危険な場所から、木に腹這いでしがみついて眺めていたようです。

明治5年(1872年)まで奥日光は、修験者の聖なる場所として女人や牛馬は立ち入り禁止されていました。明治33年(1900年)に星野五郎平という方が、7年もの歳月をかけ滝つぼ近くに茶屋を設けたことで滝を安全に見学することが出来るようになりました。

昭和5年(1931年)には岩盤を掘削し、滝見物のためのエレベーターが設けられ現在のように滝つぼまで見学出来るようになっています。発見当時は、かなり危険で命がけの滝見物だったのです。今日は大迫力の華厳の滝を上からも下からも見物でき、昔の人々に感謝の思いが沸いてきます。

華厳の滝の名前の由来は二つあります。一つ目は滝の上に綺麗なやしおつつじが咲いていて、華麗に滝を飾っているかのようだったことから付けられたと言われています。もう一つは、仏教経典のひとつである華厳経から名付けられたと言われています。いづれにしても読んで字のごとく、華やかさと厳しさを併せ持つ神秘的で素敵な名前ですね。

日光にはたくさんの滝があり「日光四十八滝」と呼ばれています。奥日光の三大名瀑は、華厳の滝・竜頭の滝・湯滝です。華厳の滝をはじめ奥日光は、自然の宝庫と言えるでしょう。

それから日光二荒山神社の末社として祀られている華厳神社には、日光の神々と水の神がご鎮座されてます。華厳の滝の駐車場の横に小さな神社が祀られていますが、そのご利益やパワーは物凄く力強いです。忘れずに参拝をしたいですね。

日光市は観光地として、毎年多くの観光客が国内のみならず世界中から集まります。その繁栄は古来より、山の神々・水の神が日光を守ってくださっているからではないでしょうか。

 

華厳神社のご祭神
二荒山大神(ふたらやまのおおかみ)
男体山 大己貴命(おおなむちのみこと)
女峯山 田心姫命(たごりひめのみこと)
太郎山 味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)

それぞれの山の神、父・大己貴命、母・田心姫命、子・味耜高彦根命の親子である3柱が、二荒山大神と呼ばれ一緒に祀られています。

水波能売命(みずはのめのみこと)  
日本を代表する水の神が祀られています。

 

華厳の滝・華厳神社のご利益
ご神体である二荒山大神が家族であることから、家族、夫婦仲の縁結びのご利益は大きいです。他にも家内安全・商売繁盛・開運・良縁成就・子授け・安産・子育てとご利益があります。
また、浄化パワーや心の安定、悩みの解消、仕事運・出世運・財運など運気アップのご利益もあります。

華厳神社の御朱印は、華厳の滝から車で数分のところにある日光二荒山神社中宮祠にて拝受できます。

 

華厳の滝のどこが見どころか?
華厳の滝は那智の滝・袋田の滝と並ぶ「日本三大名瀑」の一つだけあって、高さも激しい水の流れも申し分ありません。
高さは那智の滝に次ぐ2番目です。水量は湖から流れ込んでくるだけあり那智の滝よりも多く、轟音とともにその壮大さに圧倒されることでしょう。

新緑・紅葉・雪景色と色を変えながら、華厳の滝はいつでも美しい眺めです。また6月頃にはイワツバメが飛び回り、冬には中心の滝の流れ横に見える細い滝(十二滝)が凍り蒼氷(ブルーアイス)が見られます。滝の流れを見ているだけで、清々しい気持ちと共に心が落ち着いてくることでしょう。

それから、いろは坂の途中にある明智平ロープウェーに乗って華厳の滝を眺めるのもお勧めです。明智平展望台から眺める華厳の滝は、格別に美しい姿を見せてくれます。日光の山々・中禅寺湖・華厳の滝と周りの景色と調和し、余すところなく奥日光の素晴らしい景観を見渡せます。ゴールデンウイークや紅葉の時期は大渋滞するのが惜しいですが、それが分かっていても、行ってみたくなる素晴らしい景色です。

よく大自然を前にちっぽけな自分を感じることはないでしょうか。自然から見た小さい自分を感じる時は、脳が通常の何十倍も活性化しているという研究結果があるようです。宇宙や自然の壮大さを前に、小さな自分を認識すると人は謙虚さと素直に感謝の気持ちを持つようです。そして前向きになりやる気が沸いてくるのです。

華厳の滝をゆっくりと時間をかけて眺めながら、大自然の空気を胸いっぱい吸い込んで、たくさんの活力や元気パワーをいただきましょう。

 

華厳の滝の一番パワーのある所
華厳の滝、そのもの全体にパワーが溢れています。清らかな流れの龍神パワー、そして華厳神社に祀られている二荒山大神・水波能売命の神々がご鎮座されていて力強いパワースポットです。

華厳の滝がある奥日光は、日光二荒山神社の広大なご神域のなかにあります。奥日光は龍脈の発生源であり、大地の力強い浄化パワーを持っています。神の山である男体山などからの清らかな水が、華厳の滝に激しく流れ込みさらにパワーがアップします。

大自然の中で心を浄化・安定させてくれる華厳の滝。日々の生活の中で悩んだり迷ったりしたときは、ぜひ華厳の滝を眺めて大いなるパワーを頂きリフレッシュしましょう。

 

ライター 梅花桜花

 

基本情報
住所:〒321-1431 
栃木県日光市中宮祠
TEL:0288-55-0030
アクセス:
JR日光駅・東武日光駅→東武バス日光「湯元温泉」「中禅寺温泉」行き 中禅寺温泉駅バス停 下車

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