戸隠神社 奥社

 

歴史ある杉並木参道の御神気に圧倒!戸隠神社 奥社
長野県長野市にある戸隠神社は、戸隠山の麓に鎮座する奥社、中社、宝光社、九頭竜社、火之御子(ひのみこ)社合わせた5社から成る国内でも有数のパワースポットです。天岩戸伝説と関わりのある戸隠神社のうち5社とも参拝すれば、ありとあらゆる素晴らしいご利益を戴くことができるといわれています。

約2,000年の歴史を持つ戸隠神社。それぞれの社殿毎にどのような役割があるのでしょうか。今回は、そんな戸隠神社の「奥社」にスポットを当てて、人気の秘密や見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
 

戸隠神社 奥社はどんな神社?特徴は?
戸隠神社は、天岩戸伝説で天照大神がお隠れになった天岩戸を天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)がのちに力任せに下界に捨て、飛来した先にできた戸隠山を中心に発展したといわれる神社です。

奥社は戸隠神社のいわば本社にあたり、ご祭神として天岩戸伝説で岩戸をこじ開けたとされる天手力雄命が祀られています。

奥社まではJR長野駅から「戸隠高原行き」のバスに乗って約1時間。「バードライン経由戸隠奥社入口」で下車します。(冬季だけバスの行き先がスキー場に変更になる為、奥社のバス停には停車しません)

奥社と九頭竜社の参道は2km程もあり、随神門を抜けた先には樹齢400年以上といわれる圧巻の杉並木の大木(県指定天然記念物)が続きます。そこを抜けるとようやく奥社へ。半分洞窟の中に埋まった形で立つ奥社の本殿の向こうは戸隠山の絶壁になっており、まさに神秘的なパワーが漂う空間です。

奥社の社務所は、積雪量の関係で冬季(1月~4月中旬位まで)は営業しない為(営業は中社のみ)、ご注意下さい。 

戸隠神社 奥社の歴史
戸隠神社の奥社の創建は、今から約2,200年以上前に遡り、紀元前210年の孝元天皇の御代といわれています。ですが、九頭竜社は奥社よりも古いという説も。戸隠が文献に登場したのは平安時代中期の11世紀頃で、平安末期には修験道の名場として都にも名を馳せるようになっていました。

鎌倉時代には高野山や比叡山に匹敵するほどの一大霊場とみなされるようになりましたが、戦国時代には、上杉謙信と武田信玄の「川中島の合戦」で戸隠は前線地帯となり、武田軍によって破壊もしくは移転を免れなかったようです。

豊臣秀吉の時代にようやく上杉景勝が再興を支援したといわれています。江戸時代に入ると、徳川将軍家から手厚く保護された「朱印」(独立領)を与えられ、次第に修験道場から門前町として栄えるように。明治期に入ると、それまで神仏習合の形であった戸隠山顕光寺も神仏分離を強いられ、「戸隠神社」へと転換していきます。 

戸隠神社 奥社のご祭神
戸隠神社 奥社のご祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)1柱です。

天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
天手力雄命はその腕っぷしの強さで天照大神を岩戸から引きずり出した天岩戸伝説の功労者で、知恵の神といわれる天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)の子とされています。神格は力の神で、スポーツの上達や技芸上達、勝運、五穀豊穣のご利益があります。 

戸隠神社五社巡りのルートや時間・服装
戸隠神社に参拝に来る人達の多くが奥社のみか、奥社と中社だけ訪れて帰ってしまうようですが、せっかく戸隠神社を参拝するのであれば、五社すべて廻らなければもったいないです。五社すべてを廻るのであれば、4~5時間は見ておく必要があります。授与所の営業時間が17:00までなので、時間は早いに越したことはありません。

理想的な服装は、歩きやすい靴(できればスニーカー)と虫に刺されないような服装がベスト。虫よけスプレーも携帯しておくといいでしょう。雪の季節にはブーツかトレッキングブーツでないと厳しいです。おすすめの参拝ルートは、「宝光社→火之御子社→中社→九頭竜社→奥社」といわれています。
 

戸隠神社 奥社のご利益とは?
戸隠神社 奥社の主なご利益については以下の通りです。

スポーツ上達・技芸上達
戸隠神社 奥社には天手力雄命が祀られており、その主なご神徳の1つが、スポーツ上達やスポーツの必勝祈願、技芸の上達です。その為、試合に勝ちたいスポーツ選手や舞楽芸能などの上達を祈願する人、好きなスポーツ選手の必勝祈願のために訪れる人も多いようです。

必勝祈願
スポーツに限らず、人生での勝負事(受験なども含む)にも強力なお力をいただけます。「ここぞ!」という勝負の時には参拝してみると、大いにご利益があるかもしれません。

心願成就・開運
叶えたい願い事があるなら、お参りしてみることで天手力雄命の強力な後押しをいただける筈。叶えたい願い事や決断を宣言してみましょう。 

戸隠神社 奥社の見どころとは?
次は戸隠神社 奥社の見どころについて見ていきましょう。戸隠神社 奥社の見どころについては以下の通りです。

樹齢400年以上!参道の御神木杉
まず目を見張るのが、約2kmの参道の両脇に御神木の杉の巨樹!随神門から約500mにわたって続いています。戦国時代の戦乱後の再興から約400年以上残され、大切に守られてきたことから長野県の天然記念物に指定されました。

近年の地球温暖化や台風、雪害などで被害に遭うこともあり、今後もこの社叢を守り、未来へ繋げていく努力がなされています。私たちもこの貴重な宝の保護への取り組みに強力したいものです。

随神門
奥社と九頭竜社に向かう2kmの参道の中間地点にあるのが赤い茅葺き屋根の随神門です。他の神社の随神門とは違った昔からの長い歴史を感じさせる珍しいもの。かつては仁王像が祀られていたそうです。季節ごとに変わる風景も見どころの1つ。この貴重な茅葺き屋根の随神門も是非じっくりと堪能してみて下さいね。

一龕龍王祠(いっかんりゅうおうし)
一龕龍王祠は奥社の鳥居をくぐるとすぐ左手に見えてくる小さな祠(ほこら)で、階段状になった石段の上に鎮座しています。この祠に祀られている一龕龍王とは、干ばつの際に雨乞いをしていた種池の主とのこと。この池で雨乞いをすると、必ず雨が降ると信じられていたそうです。小さな祠ですが、こちらにも不思議な気が漂っています。

飯綱(いいづな)社
参道を登った先の左手にある「飯綱社」は、古くから戸隠山を守る神として飯綱大明神をお祀りしています。かつて、上杉謙信や武田信玄など名立たる武将が戦勝を祈願したともいわれており、この祠からも強いエネルギーが感じられます。

奥社本殿
戸隠神社の本社といわれる奥社の本殿には天手力男命が祀られています。仏教を排斥する明治期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)までは聖観音菩薩が祀られていました。奥社本殿の内部には、戸隠三十三窟「本窟」「宝窟」の中心となる窟がありますが、何があるのかは非公開(秘密)となっています。

奥社の茶屋
戸隠は「戸隠そば」で有名な地。奥社の参道入口にある古民家風蕎麦屋の「奥社の茶屋」では戸隠名物のおいしい手打ちそばはもちろんのこと、ソフトクリームやそば、ぜんざい、お団子などがいただけます。参拝の疲れを癒すそば処。戸隠を訪れたら、「戸隠そば」もお忘れなく。
 

戸隠神社 奥社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、戸隠神社 奥社で販売されている「お守り」「御朱印帳」「おみくじ」について見ていきましょう。

お守り
戸隠神社のお守りはユニークなお守りもいっぱい。センスの良さも伺えるデザインになっています。奥社と中社でいただける「開運龍水晶守」(初穂料1,000円)は小さな水晶と小判、鈴が付いた人気のお守りの1つで、それぞれにデザインが違います。違いを比べてみるのもいいですね。

また、奥社と九頭竜社のみで頒布されている「九頭龍宝珠御守」も人気です。共通のお守りでは、榊の形をした「厄除守」や冊子のような形をした「合格守」などユニークなお守りも見逃せません。

御朱印帳と御朱印
戸隠神社の御朱印帳は奥社と中社、宝光社の授与所で頒布されています。種類は3種類あり、シンプルな紺の無地タイプ(初穂料1,000円)と、中社の天井絵である龍がデザインされた黒と白のクールな御朱印帳(2,200円)、白地に奥社の本殿と鳥居がのせてある女性らしいデザインのもの(2,200円)となっています。

奥社の授与所で頒布している御朱印に関しては、奥社の御朱印と九頭竜社の御朱印の2種類となります。1~4月の冬季は奥社の授与所が閉鎖され、その期間は中社での頒布となるのでご注意下さい。

おみくじ
戸隠神社のおみくじ(初穂料300円)は奥社と中社、宝光社の3社で引くことができます。普通の神社でいただくおみくじとは異なり、年齢と性別を受付で伝え、神職さんが祝詞をあげながら引いてくださるという独特のスタイル。呼ばれる時に歳がバレるのはちょっと恥ずかしいですが、その思いも束の間の辛抱です(笑)。結果は1番から80番までとなっています。貴重な運試しをしてみるのも面白いですね。
 

戸隠神社 奥社の特にパワーがある場所は?
奥社は戸隠神社の中でも特にパワーが強いといわれていますが、その奥社でも特にパワーがある場所は参道の杉並木です。どこも比較的不思議なパワーが漂っていますが、杉並木のご神気にはただただ圧倒されます。400年以上守られてきたという歴史も影響しているかもしれません。今後も大切に守っていきたい天然記念物です。 

まとめ
戸隠神社の奥社は特にパワーが強いといわれる場所ですが、奥社のみならず、五社とも参拝してみるのをおすすめします。「戸隠高原フリーきっぷ(片道2,900円)」を利用すると1日乗り放題で他の戸隠エリアの観光地や善光寺を周ることも出来てお得です(5日間乗り放題なら3,200円)。早朝や夕方は熊が出没することがあるので、鈴や笛など音の出るものを携帯するようにしましょう。

 

ライター Kikumikan
 

基本情報
住所:長野県長野市戸隠3690
電話番号:026-254-2001
営業時間:9:00~17:00(冬季の1~4月中旬位までは閉鎖)
HP:https://www.togakushi-jinja.jp
駐車場:奥社参道入口付近(数ヶ所)に約200台分あり(有料)
    ※マイクロバス以上の大型車は戸隠観光協会(026-254-2888)へ問い合わせ
アクセス:
・JR長野駅7番バス乗り場からアルピコ交通バス「ループ橋経由戸隠高原行き」で「戸隠奥社入口」下車(冬季は行き先が変わる為、中社で下車後徒歩かタクシー利用)
・その他の行き方は→https://www.togakushi-jinja.jp/access/
※記載した金額等は2022年3月時点のものであり、変更の可能性があります。

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