札幌伏見稲荷神社

 

藻岩山から強力なパワーが流れる札幌伏見稲荷神社
札幌伏見稲荷神社は、北海道札幌市中央区伏見の藻岩山の麓に鎮座しています。社名からも分かる通り、稲荷神社で最も有名な京都の伏見稲荷大社の分社です。

寒さ厳しい北海道は、艱難辛苦の開拓によって拓かれた歴史があります。衣食住の神であるお稲荷様が、当時の人々に懇願され由緒ある伏見稲荷神社が分祀されたことがわかります。明治17年に創建されてから地元の人々の支えであったお稲荷様は、今でも多くの人々から篤く崇敬されています。

札幌伏見っ直ぐに27基続いています。夕暮れには、鳥居は提灯のほのかな灯りで照らされ、幻想的で神秘的な空間が映し出されます。また、冬の真っ白な雪と朱色の鳥居の対比は、神聖な清らかさと艶やかな美しさが際立ち人々を魅了します。桜・新緑・紅葉と季節ごとの彩りも味わい深い景観を楽しめます。

その神々しい美観を、写真に収めようとする多くの参拝客が訪れる人気の神社です。日本らしい厳かで静かな聖なる美しさは、海外からの観光客にも注目されるほどです。近年、札幌伏見稲荷神社の鳥居をくぐりぬけると、恋愛運や縁結びなどの恋愛成就のご利益があると言われさらに人気のスポットとなっています。

そして、札幌伏見稲荷神社はパワースポットとしてもよく知られています。後方にそびえる藻岩山に抱かれた神社には、山からの強力なエネルギーが境内に流れているのです。この札幌伏見稲荷神社の地は、風水では四神相応の吉相と呼ばれています。境内にはパワーが満ち溢れていますので、ゆっくりと散策してパワーを頂きましょう。

境内の手水舎の奥には、願いごとが叶う石が祀られています。この願い石は「生き石」と呼ばれ、この石に願掛けをすると成就すると言われています。ただし願いを叶えるためのよい条件として、大好きな物(事)を1つ手放す・断つことが前提と言われているのです。好きな物には執着があるので、参拝に訪れる前に手放す物を決めておくといいですね。

札幌伏見稲荷神社には、願望成就のため願い石を目指し参拝される人や、金運アップ・商売繫盛・恋愛成就の祈願に来られる人など様々です。主祭神が5柱も祀られている札幌伏見稲荷神社は、力強いお稲荷様です。衣食住とあらゆる願いを叶えてくださる神々ですから、様々な願いをきいてくださることでしょう。

自然豊かな地に鎮座している、パワー溢れる札幌伏見稲荷神社を訪れてみてはいかがでしょうか。 

札幌伏見稲荷神社の特徴
札幌伏見稲荷神社の創建は、明治17年になります。京都の伏見稲荷大社に分祀を請願し、創成川の近くで御分霊を祀りました。

明治時代に入り、本格的に北海道の開拓が始まりました。開拓者として北海道に移り住んだ当時の人々の、新天地での過酷な生活は想像以上のものだったと思われます。お稲荷様は生活全般を守護してくださるので、人々がお稲荷様を祀ろうと懇願したのは必然だったことでしょう。

明治31年に、琴似村十二軒に遷座しました。現在の地に遷宮されたのは、明治40年になってからです。この年に社殿を建立し、稲荷神社としての許可を受けました。このように歴史の新しい札幌伏見稲荷神社ですが、昭和〜平成時代にかけて不思議なことが起こっています。

昭和30年代、境内に埋もれていた石を当時の神社責任役員が「この石は生き石だから大切にするように」と言い残していたそうです。地上に1/6程しか頭を出していなかったその石は、昭和60年頃に社務所の増築により掘り起こされ保管していました。その後、平成5年頃に現在の祠に祀られています。

神社を訪れた方々が、この石に願い事をしたところ願いが叶っていったそうです。それから、この石は「願い石」と呼ばれるようになりました。願いを叶えるためには1番好きなものを断つ、または、願いの大きさにより好きなことを我慢することが必要と伝えられています。

そして、願いを書いたお守りを石の横にかけていくと良いそうです。神様が依り代として願い石に入られていると思うと、有難くて感謝せずにはいられません。

札幌伏見稲荷神社の社殿は、朱い屋根が印象的な神明造で荘厳な社殿となっています。歴史も新しく小さな社殿ですが、京都の伏見稲荷神社のようにパワーがあると言われています。

札幌伏見稲荷神社に参拝して、お稲荷様の力強いパワーを頂きましょう。 

札幌伏見稲荷神社のご祭神
倉稲魂命(うがのみたまのみこと)  五穀豊穣の神・仕事運

大山祇命(おおやまつみのみこと)  山を司る神・安全祈願
大国主命(おおくにぬしのみこと)  商売繁盛の神
事代主命(ことしろぬしのみこと)  五穀豊穣の神・仕事運・商売繁盛
天鈿女命(あめのうずめのみこと)  芸能の神

札幌伏見稲荷神社には、この5柱が祀られています。 

札幌伏見稲荷神社のご利益
札幌伏見稲荷神社のお稲荷様は、衣食住の神で五穀豊穣・殖産興業・商売繁盛の守護神としてあまねく人々の崇敬を集めています。
授与品には様々なご神徳のお守りが置かれています。金色に輝く金運御守や、恋愛成就のお守りなどが人気です。また、札幌伏見稲荷神社は京都の伏見稲荷神社の分社だけあり、金運上昇のご利益は同じくらいと言われています。 

札幌伏見稲荷神社のどこが見どころか?
四季折々に美しい札幌伏見稲荷神社は、静かな佇まいでありながら強い力を感じられる神社です。自然と調和した鳥居は、ご神域の聖なる凛とした美しい空間を醸し出しています。

境内の手水舎の奥には、小さな祠があり「大切な願いが届く 願石願かけ守」と記されています。祠の中には大きな石があり「願い石」として祀られ、祠横の紐に白いお守りが下がっています。この願い石は、生き石で神の依り代です。小さな祠ですが、強いパワーがあるので忘れずに参拝したいところです。

本殿の右手には荒魂社も祀られています。荒魂とは神の荒々しい側面であり、それを鎮めるための社です。荒ぶるといえど、力強いエネルギーを意味しています。荒魂とは反対に和霊という言葉もあり、神の穏やかで平和的な側面を表す言葉です。強い力と優しい側面を持ち合わせた神は、いつの時代も人々を守護して下さっています。

その他、境内には石碑や銅像が建てられています。阿由葉宗三郎(あゆばそうざぶろう)翁之像や、石狩調役荒井金助(あらいきんすけ)之碑などがあります。

阿由葉氏は明治時代から大正にかけて、北海道神宮(旧・札幌神社)の宮司や新聞記者を経て、防災・防火推進に尽力しました。荒井氏は幕末に石狩の開拓・発展に大きな貢献をしています。これらの石碑や銅像から、北海道の礎を作った多くの人々への感謝の思いが伝わってきます。

北海道は、先人の壮絶な努力や英知のおかげで今の発展があります。そして、神々の存在は大きな心の支えとなってきました。北海道に限らず、日本全域、世界中で、神々に守られ人類が生きていることを実感します。

札幌伏見稲荷神社の静かで美しいご神域を、ゆっくりと散策して全身でパワーを感じてみてはいかがでしょうか。

 

札幌伏見稲荷神社の一番パワーのある所
札幌伏見稲荷神社は、風水で言われる四神相応の吉相の地です。本殿の後には藻岩山があり、左右も山の稜線で守られています。仕事運・金運などの良い運気が流れ込んでいます。藻岩山からの強力なエネルギーが境内に溢れていますが、最もパワーのある場所は、荒魂社付近と言われています。

荒ぶる神・荒魂とはパワフルなエネルギーを意味し、勇気を司る力があると言われます。札幌伏見稲荷神社に参拝して、神の力強いエネルギーを頂きましょう。

ライター 梅花桜花
 

基本情報
住所:
〒064-0942 北海道札幌市中央区伏見2丁目2番17号
TEL:011-562-1753
アクセス:
・地下鉄円山駅から市バス西12・環50で慈啓会前下車
・啓明線大通から市バス西53で啓明ターミナル下車

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