小國神社

鎮守の森が良縁・金運をもたらす小國神社」
遠江国一宮である小國神社は、静岡県周智郡森町一宮に鎮座しています。静岡県西部の本宮山(標高511m)の山麓から流れくる、宮川のほとりに位置します。

鎮守の森は「古代の森」と呼ばれ、丈余の神代杉が欝蒼と繁るご神域は約30万坪と広大です。約200年前から杉・檜・松などの植林が行われ、荘厳で清浄な森を今に護り伝えてきました。

由緒ある小國神社は、桜・花菖蒲・紅葉の名所として知られる古社です。自然がもたらす景色は彩りに溢れ、いつ訪れても鮮やかな木々や花々を愛でることができ、参拝者を和ませ癒しを与えてくれます。

清らかなご神域の中、清流・宮川に並行して真っ直ぐに伸びる参道を、ゆっくりと歩くだけでも心身が浄化されることでしょう。

小國神社のご祭神には、縁結びで知られる大己貴命(おおなむちのみこと)が祀られています。様々なご神徳の中でも、小國神社は良縁・金運の強力なご利益があり、良縁は恋愛全般にご利益があるとされ人気です。

参道沿いには「事待池」(ことまちいけ)があり、意のまま願いが叶う、パワースポットとして注目を集めています。拝殿前には大己貴命が授けた石「金銀石」が置かれ、二の鳥居横には「家康公の立ちあがり石」などもあります。

清らかな気が流れる小國神社は、豊かな自然の恵みに満ちたパワースポットです。 


小國神社の特徴
小國神社の創祀は、神代の頃と伝えられています。江戸時代1680年の社記では、第29代・欽明天皇(きんめいてんのう)の時代555年に、本宮峯(本宮山)にご神霊がご示現されたと記されています。

その後、都より勅使が遣わされて、山頂より約6km離れた麓の現在の鎮座地に社殿が造営されます。神階は正一位を授かり、延喜式では式内社に列せられ、朝廷や武将をはじめ人々に篤く崇敬されてきました。

戦国時代1572年の三方ヶ原の戦いでは、徳川家はご神霊を別所に遷されています。願文・太刀を奉り戦勝祈願をした後、社殿は全て焼失してしまいました。1575年に勝利を得た徳川家により、本殿の造営をはじめ拝殿・楼門が再建され、更に社領590石の朱印を賜ります。

その後も、代々徳川将軍家によって庇護され、社殿の改造・修復料の寄進を受けています。明治時代に入り、国幣小社に列せられます。明治15年には再び火災が起こり、本殿などの建造物が焼失しますが、明治19年に社殿が復興されました。

小國神社では1年を通じて、人々の感謝と祈りを捧げる多くの祭祀が行われています。飛鳥時代から始まる「十二段舞楽」は国指定重要無形民俗文化財に、鎌倉時代から始まる「田遊祭」は国選択無形民俗文化財となり、文化的な価値ある神事が今も大切に護られています。

また、小國神社の屋根工法「檜皮葺」(ひわだぶき)は、令和2年にユネスコ無形文化遺産として登録されました。

本宮山山頂には、小國神社の奥宮・奥磐戸神社が鎮座しています。本宮山は、小國神社のご神霊が現れたとされる聖地です。麓に神社が遷されてからは、大己貴命の荒魂(魂の荒々しく勇猛な面)が祀られるようになりました。

毎年1月6日に例祭、5月6日には青葉祭も行われ、静かな山頂にある境内も賑わいをみせます。小國神社から少し離れていますが、霊験あらたかな奥宮です。機会があれば、奥磐戸神社も参拝してみてはいかがでしょうか。 


小國神社のご祭神
ご祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
 

小國神社のご利益
小國神社は、縁結び・厄除け・心願成就のご利益で知られています。縁結びは特に恋愛にご利益があるとされ、運命の人との出会いはもちろんのこと、縁が切れた人との縁をも結び直すご利益があるそうです。
 

小國神社のどこが見どころか?
小國神社の鎮座する森町は、「遠州の小京都」と呼ばれています。三方を山々に囲まれ、清流がさらさらと流れ、どこか懐かしい街並みが残されています。そして、小國神社の境内は老杉が茂り、「古代の森」の名に相応しい、荘厳な雰囲気に包まれています。

豊かな自然が織りなす季節の彩りは、人々を優しく迎え入れ、安らぎや癒しを与えてくださることでしょう。境内の宮川沿いには、ソメイヨシノ約1000本が並び、祓橋から桜並木を眺めた景色は格別です。

また、上流部の右岸に春になると白いシャガの花が群生し、初夏には門前西側の「一宮花しょうぶ園」に、花菖蒲が80種類・約8万本も見事に咲き誇ります。

秋は紅葉が川沿いに約1000本程彩り、京都を思わせる風情に溢れています。川に沿って約1kmほど続く「紅葉観賞遊歩道」の、紅葉のライトアップも見どころです。

また、宮川に架かる朱塗りの太鼓橋は、新緑や紅葉にも調和し息をのむほど美しく、人気のフォトスポットになっています。

ひょうの木
ご神木の「ひょうの木」は、社務所の裏にあります。2本の木が絡みついたような姿から、縁を結ぶご神木として信仰されてきました。恋愛・人間関係・仕事など、様々な良縁を結ぶ縁結びの木です。

また、「ひょうの実」は、葉にできた木質化した虫こぶのことです。ひょうの実には小さな穴があり、吹くと「ひょう」という音がします。「ひょうの実」は縁起物のお守りとして授与されています。社務所の裏側ですが、忘れずに「ひょうの木」にお参りしましょう。

大杉の根株
二の鳥居の手前に、ご神木であった大杉の根株があります。周囲は約9mあり、樹齢は1000年余りと推定されています。由緒ある小國神社の、長い歴史が感じられることでしょう。

事待池
鯉が悠々と泳ぐ「事待池」は、参道沿いにあります。願掛けをしたら、事の成りゆくまま待つと願い事が叶うと伝えられてきた池です。願いが成就したら、お礼に鯉を放つ風習があります。

また、「いぼとり池」とも呼ばれ、「いぼ」を池の水につけると、「いぼ」がとれるとの言い伝えが残されています。池の中央には宗像社、対岸に八王子社も鎮座しています。

家康公の立ちあがり石
二の鳥居のそばには、家康公参拝の折、腰を掛けて休まれた石「家康公の立ちあがり石」が残されています。家康公が三方ヶ原の戦いで敗れて逃げるとき、この石に腰を掛けたと伝えられています。

艱難辛苦を乗り越え天下統一を果たし、泰平の世を築いた家康公にあやかるべく、再起をかけて挑戦しようとしている人などが腰を下ろしているそうです。

金銀石
拝殿前に祀られている「金銀石」は、ご祭神の大己貴命が授けた石と伝えられています。この石を撫でてから、隣に立つ「願掛松」の幹も撫でると、金運・良縁に恵まれるそうです。

奥磐戸神社(奥宮)
小國神社から奥磐戸神社の山頂入口までは、車で約20分ほどの道のりです。そこから山頂まで、歩いて600m(片道20分)ほど山を上ります。少々険しい山道を辿りますが、見通しが良く遠州灘や天竜川などが望め、清々しい気持ちになることでしょう。

木漏れ日が差し込む清々しい境内には、小さな奥宮が鎮座しています。小國神社のご神霊がご示現された聖域は、静かな心休まる時が流れています。
 

小國神社の一番パワーのある所
小國神社は、静岡県のパワースポットの中でも、特に自然の恵みが感じられる神社です。日本全域に、大きなパワーをもたらす富士山の恩恵も感じられます。小國神社では、「ひょうの木」が一番パワーがあるとされています。
 

小國神社のまとめ
静岡県周智郡森町に、遠江国一宮・小國神社が鎮座しています。「古代の森」と呼ばれる鎮守の森に守られた境内は、杉や檜などが欝蒼と生い茂り、荘厳で清浄なご神域となっています。

また、桜・花菖蒲・紅葉の名所として知られ、木々や花々の彩りは多くの参拝者を癒してくれます。ご祭神には大己貴命が祀られ、良縁・金運のパワースポットとして人気です。

由緒ある小國神社は、古くから朝廷や武将をはじめ、人々の篤い信仰を集めてきました。豊かで美しい自然に守られた小國神社は、清らかな気に満ちあふれています。

(ライター 梅花桜花)
 

基本情報
〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮 3956-1
TEL 0538-89-7302
定休日   無
拝観時間  24時間参拝可能
拝観料   無
アクセス  新東名高速道路 遠州森町スマートICから 約7分
      新東名高速道路 森掛川ICから      約15分
      東名高速道路  袋井IC」から      約20分
      JR掛川駅から 天竜浜名湖鉄道に乗換え  遠江一宮駅 下車
              (遠江一宮駅からは送迎マイクロバスが出ています)
駐車場    有
http://www.okunijinja.or.jp/

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