姫路城は日本で唯一天守に神社があるお城
兵庫府姫路市にある姫路城は、「日本100名城」の1つに選定されるお城で、日本で初のユネスコの世界遺産に登録されたパワースポットです。そんな姫路城とはいったいどんなパワースポットなのでしょうか?今回は、「姫路城」の人気の秘密や神様、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
姫路城はどんなスポット?特徴は?
姫路城は「日本100名城」の1つに選ばれており、その真っ白な見た目から、別名「白鷺城(しらさぎじょう)」とも呼ばれています。加えて、国宝や国の特別史跡、重要文化財に指定され、日本で初のユネスコの世界遺産にも登録されました。
天守や櫓等の主要建築物が現存しており、「大天守」と3つの「小天守」合わせて4つの天守から成るお城です。大天守は高さ31.5mの地下1階、地上6階建てとなっており、日本に現存する12の天守のうち最も高いといわれています。
また、姫路城は、日本で唯一天守に神社があるとされるお城で、大天守の最上階に「長壁(おさかべ)神社」という神社があり、運気上昇のパワースポットとしても人気です。
姫路城の築城は、南北朝時代の1346年が有力といわれており、姫路城が本格的な城郭に拡張されたのは、安土桃山時代の1580年で、豊臣秀吉が城主となり、西国統治の拠点としました。姫路城は戦争や火事などの被害はないことから、「不戦・不滅の城」とも呼ばれています。
敷地内には、約1万坪の日本庭園「好古園」のほか、姫路市立美術館、兵庫県立歴史博物館、姫路市立動物園などが入っており、見どころ満載の観光スポットとなっています。
姫路城の神様
姫路城の大天守最上階にある長壁(おさかべ)神社に祀られている神様は、姫路長壁大神と播磨富姫神の2柱です。
姫路長壁大神(ひめじおさかべのおおかみ)
他戸親王(おさべしんのう)は、日本第49代天皇・光仁天皇の皇子で、皇太子に立てられるも、のちに母である井上内親王の大逆の罪に連座する形でその地位を奪われ、庶人に落とされて幽閉先で没したと伝わっています。他戸親王の死後には天変地異が相次ぎ、亡くなった他戸親王の怨霊が父・光仁天皇と次の天皇となった異母兄の桓武天皇を悩ませたといわれています。
播磨富姫神(はりまとみひめのかみ)
播磨富姫神は他戸親王の王女で、他戸親王がその地位を廃されると、富姫も幼い頃から住んでいた姫山の地で薨去(こうきょ)します。当時の国司であった角野氏が刑部親王と富姫を守護神として姫山に祀り、それ以降、代々の国司や守護職から手厚く保護され、庶民からも厚い信仰を受けました。
姫路城のご利益とは?
姫路城の主なご利益は、恋愛成就、商売繁昌、学業成就、交通安全、厄除け、家内安全などが挙げられます。
姫路城の見どころとは?
次は姫路城の見どころについて見ていきましょう。姫路城の見どころについては以下の通りです。
菱(ひし)の門
高さ約11.8m、幅約17.6mの菱の門は、正面の入場口から入って最初に通る門で、三の丸から二の丸に通じる大手口を固める城内最大の櫓門(やぐらもん)といわれています。櫓の2階部分中央に黒漆と金箔で装飾された格子窓が施されており、柱上部の冠木(かぶき)には、木製の唐花模様が装飾されているのが特徴です。入口から圧倒されますよ。
大天守
国宝にも指定されている姫路城の大天守は、構造が三重連立式望楼型(櫓の上に望楼を乗せた型)で、地上6階、地下1階、5重の計7階建てとなっています。最上階の大棟両端には、阿吽一対の大鯱瓦(だいしゃちがわら)が飾られています。
2009年から約5年半の歳月をかけて約1万5千人の職人さんによって平成の大修理を終え、白亜の大天守は装いを新たにしました。漆喰が塗り替えられ、屋根瓦の葺き替えや耐震補強も行われて、見事に復活しました。
阪神淡路大震災でも被害を受けなかったという姫路城ですが、築城から400年を経て、この先も地震などのダメージを受けることなく末永く残って欲しいものです。
乾小天守(いぬいこてんしゅ)
乾小天守は3つの小天守の1つです。天守台の西北(乾の方角)に位置していることから「乾小天守」と名付けられています。3つの小天守の中では一番大きく、外観は三重構造で、造りは地上4階建て、地下1階建てです。
乾小天守は、身分の高い人が城の周囲を一望できるように造られたのではないかと考えられています。乾小天守のほかには、大天守の北に位置する「東小天守」と大天守の西南に位置する「西小天守」があり、大天守の対角にある乾天守は、この2つの小天守とは離れた形で独立しています。
本丸(広場)
姫路城の本丸は城の中心部にあたる部分で、大天守の石垣の真下に位置する広場です。標高約45.6mの姫山の上に建っており、本丸の一郭は「備前丸」とも呼ばれ、城主の池田輝政が住んでいたと伝わっています。
二の丸
姫路城の二の丸は本丸直下に広がっているエリアで、「お菊井戸」のある広場です。国際会議にも使用されています。二の丸広場からは本丸の石垣越しに姫路城天守の眺めを堪能することができます。さまざまな展示も行われているので、歴史を学ぶ機会にもなりますね。
お菊井戸
「番町皿屋敷」ならぬ「播州(ばんしゅう)皿屋敷」のヒロイン・お菊が責め殺されて投げ込まれたとされるお菊井戸は二の丸広場にある井戸で、夜な夜なお菊の亡霊がお皿の数を数える怪談で知られています。「お菊井戸」は元々、「釣瓶取(つるべとり)井戸」と呼ばれていたそうです。怖いもの見たさで多くの人が集まるスポットですが、愛する人のために命を賭けて亡くなったお菊さんの人生が今なおこの地に語り継がれています。
三の丸
三の丸広場は芝生の広がるエリアで、かつては播磨姫路藩初代藩主・本多忠政がこの三の丸に御殿を構え居城したと伝わっています。御殿や櫓などは、明治時代に取り壊されたそうですが、三の丸広場は、「世界遺産姫路城十景」の1つに数えられるスポットです。夜間ライトアップされる時にはイベントが開催され、沢山の人出で賑わいます。
西の丸
天守閣の西面が際立って見える庭園で、南門跡近くには出陣する武者を集め、隊を編成した武者だまりがあります。
姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」
姫路城の南西にある約1万坪の池泉(ちせん)回遊式庭園の好古園は、姫路城西御屋敷跡に作られた庭園です。好古園は、武家屋敷等の遺構をそのまま生かして作庭され、250匹の錦鯉が泳ぐ大池がある御屋敷の庭など、9つの日本庭園で構成されています。
江戸時代の建築様式が再現されており、時代劇や大河ドラマの撮影にも使用される庭園です。桜の季節や紅葉の時期、新緑の季節、梅の季節など季節毎に、素晴らしい風景とのコラボも堪能できます。好古園の入園料は大人310円で、開園時間は9時から17時となっています。
姫路城のポイントは?
姫路城のポイントについてまとめてみました。姫路城のポイントは以下の通りです。
白鷺城ともいわれる理由は?
姫路城が「白鷺城」とも呼ばれる由縁は、真っ白に輝く美しい天守群が白鷺の飛ぶさまに見えることからといわれています。 白鷺の美しさに勝るとも劣らない優美さは、青空に映え、多くの人々に感動を与えています。
姫路城の大天守は現存する天守の中で最も大きいお城
姫路城は「大天守」と3つの「小天守」合わせて4つの天守から成っており、中でも大天守は、高さ31.5mの地下1階、地上6階建てで、その高さは日本に現存する12の天守のうち最も高いといわれています。日本を代表する姫路城の素晴らしさは、その白さだけでなく、大きさも立派なんですね。
ユネスコの世界遺産であり国宝・国の特別史跡・重要文化財
姫路城は、1993(平成5)年、奈良の法隆寺とともに、日本で初のユネスコの世界遺産に登録されています(お城としても日本初)。それだけでなく、大天守、東西小天守や乾小天守、渡櫓(わたりやぐら)など8棟が国宝に指定され、国の特別史跡、重要文化財にも指定されました。世界的にも認められる素晴らしい文化遺産であり、後世に名を残す日本の宝です。
姫路城で特にパワーがある場所は?
姫路城で特にパワーがある場所は、大天守です。姫路城の大天守の最上階には、長壁神社が祀られており、神社のあるお城のパワースポットとして多くの人々から人気があります。空襲でも阪神淡路大震災でも無傷だったといわれるところからも、そのパワーが窺い知れます。
まとめ
日本で初のユネスコの世界遺産に登録され、「日本100名城」の1つとしても有名な姫路城。その真っ白で優美な外観はさることながら、我が国の木造建築の最高位にある美的完成度が世界的にも認められています。天守の最上階からの眺めも絶景!見どころも満載ですので、是非満喫して下さいね。
ライター Kikumikan
基本情報
住所:兵庫県姫路市本町68
電話番号:079-285-1146(姫路城管理事務所)
営業時間:9:00~16:00(閉門17時)
料金:大人1,000円
休城日:12月29日、30日
HP:https://www.city.himeji.lg.jp/castle/index.html
駐車場:あり(城の北駐車場など周辺に有料の駐車場が多数あり)
アクセス:
・JR各線 姫路駅から徒歩約18分
・JR山陽姫路駅北口から神姫(しんき)バスで「姫路城大手門前」下車→徒歩約6分
・山陽自動車道 姫路東I.Cから車で約20分
※記載した金額等は2023年7月時点のものであり、変更の可能性があります。

