御護摩の厄除けといえば「川崎大使」
神奈川県川崎市にある川崎大師平間寺、初詣発祥の寺でもあることから初詣といえば川崎大師といわれるほど人気があります。厄除けに絶大な効果があるとされる「お護摩」の強力な浄化のパワーが有名ですね。仲見世通りを歩けばたくさんのおいしいものがあって楽しめます。そんな川崎大師の気になる情報やパワーの高い場所などをお届けしていきますので参考にしてくださいね。
川崎大師の特徴
川崎大師は金剛山金乗院平間寺の名で知られ、関東三本山(高野山薬王寺、成田山新勝寺)として真言宗智山派の寺院です。十一代将軍徳川家斉が厄除けに訪れたことで「厄除大師」としての名が広まりました。初詣の参拝者は日本で第三位という多くの参拝者で賑わいをみせる人気のお寺です。
川崎大師の由来と歴史
川崎市史によると、川崎大師の由来は二つあり史料が乏しいために詳細は不明と書かれています。由来の一つは、大治3年(1218年)武士の血を引く平間兼乗(ひらまかねのり)が無罪の罪で川崎の地で流浪していた時、夢のお告げによって沖合で見つけたのが「弘法大師像」でした。
沖から引き揚げたご尊像を、高野山の尊賢上人が祀り開基となって創建しました。平間兼乗の姓である「平間」をとり「平間寺(へいけんじ)」と称されたとされています。
もう一つの由来は、かつて真言宗であった下平間の稱名寺が浄土真宗に改宗した折に弘法大師像を川に流してしまいました。下流にいた漁師がこれを拾い建立したという説もあります。
川崎大使のご本尊
厄除弘法大師(やくよけこうぼうだいし)
弘法大師(空海)は平安時代初期の高僧で、804年に唐(現在の中国)に渡った後日本で真言宗を開きました。仏教を日本に広め数々の功績を残しており多くの逸話が残っています。
川崎大師のご利益
・厄除 大本堂にて「お護摩」の厄除け
・家内安全
・交通安全
・商売繁昌
・健康長寿
など諸々のお願い事をすることができます。
川崎大師の見どころポイント
大本堂
大本堂では護摩木を焚いてもらう「護摩祈祷」の厄除けが毎日行われ、当日の申し込みでどなたでも参加することができます。本堂の隣に受付所があり厄除け以外にも家内安全、健康長寿、必勝祈願、交通安全などをお祈りしています。
大山門
開創850年の記念事業として1977年(昭和52年)に建立されました。京都東福寺の三門と法隆寺の中門を参考に設計されたもので、大きな屋根が広がりどっしりとした安定感ある堂々とした姿が印象的です。左右には京都東寺の国宝・四天王像をまねて造られた持国天、増長天、広目天、多聞天が安置されています。
不動門
大山門が建立されたことにより、不動門は不動堂の正面の位置に移築されました。木造で屋根は銅板葺きの入母屋造りとなり軒が非常に深くなっています。
八角五重塔
八角五重塔は弘法大師の入定1150年・本尊大開帳の記念事業として建てられました。八角の屋根は、境内にあるほかの諸堂との調和を考慮して造られたものです。八角は円に近い形であり「包容力」や「完全性」を象徴し表現しています。高さは31.5メートルで5層からなり地下の慰霊堂には釈迦如来像が安置されています。
薬師殿
境内の一番西側に立つのが薬師殿です。インド風のその特異な建築から寺の境内とは思えないかもしれませんね。薬師殿の建物は仏教発祥の地であるインドの聖地ブッタガヤの建築が参考にされたそうです。この薬師殿の中で年間を通して写経も行われ随時受け付けがされています。
鐘楼堂
鐘は延徳3年に鋳造されたものでしたが、その後に寛政7年(1795年)に再鋳されたもので重要美術品に指定されています。この鐘で年末大みそかになると厳かに「除夜の鐘」がつかれています。大みそか以外にも、時の記念日(6月10日)、広島原爆忌(8月6日)、長崎原爆忌(8月9日)、終戦日(8月15日)にも鐘がつかれます。
金色の釈迦如来像
境内の「つるの池」にかかるやすらぎ橋を渡ると、金色に輝きをはなっている「釈迦如来」の坐像があります。近くには「日本百観音霊場お砂踏み参拝所」があり、ここは百の観音をお参りしたのと同じご利益が受けられるそうです。
参道の仲見世
川崎大師の大山門正面に続く参道には、「仲見世」と呼ばれる通りがありたくさんのお店があります。ここでは有名な川崎大師名物の久寿餅(くずもち)やせんべい類、甘酒、リズミカルな音をさせて包丁で切る飴など食べ歩きも楽しめます。
しょうづかの婆さん
しょうづかとは三途の川の別名で葬頭河(そうずか)がなまった言葉です。その昔は品川のお台場で「歯のお地蔵さん」呼ばれ、歯の痛みを癒し容貌を美しくすると信じられていたそうです。
ご朱印がいただける場所
川崎大師では大本堂、不動堂、薬師殿、自動車交通安全祈祷殿の各お堂にてそれぞれのご朱印を授けていただくことができます。
川崎大師のパワーがある場所
大本堂
川崎大師の大本堂では、強力な厄除けのご利益がある「護摩祈祷」を受けることができます。護摩祈祷は煩悩を焼き浄め大厄を消すと言われ、お坊さんの読経と太鼓の音が本堂にも体にも響き渡り独特な雰囲気に包まれています。邪気を払っていただき運気とパワーを頂きましょう。祈祷は毎日行われていますが、月によっては回数や時間が違ってきますので注意してください。
堂内には稚児大師・不動明王・愛染明王・救世観音像や金剛界・胎蔵界の曼荼羅があります。救世観音像には強い癒しのエネルギーがあります。
経蔵
経蔵とは仏教の経典が納められた蔵のことです。中にはご本尊の「説法釈迦如来像」が金色に輝くエネルギーを放ち、インドの鹿野苑で初めて5人の比丘に説法をされたお姿でおられます。また経蔵の天井中央に丹青画(赤、青を基調とする絵画)の「双龍」とその周りには「飛天」(仏をたたえる天女)が見事に描かれています。
福徳稲荷堂
昭和20年の太平洋戦争の空襲で境内のほとんどが焼失してしまった中、唯一残ったのがこの福徳稲荷堂です。お堂では五穀を司るといわれる倉稲魂神(うかのみたまのかみ)の神様を祀り、力強い強運のパワーを感じることができます。
不動堂
不動堂は不動門の正面に位置しています。1964年(昭和39年)に再建され、成田山新勝寺からご本尊「不動明王像」を勧請されて祀られました。人々の煩悩と心の迷いを取り去り、すべての人を救うといわれる浄化のパワーを発揮します。
薬師殿
堂内の正面に安置された金色に輝く「薬師如来像」は東方浄瑠璃界の教主でもあり、衆生の病を治すと言われています。健康運のパワーが高く浄化のエネルギーがあります。ご本尊の分身である「なで薬師」も祀られていて、身体の痛い場所をなでることにより健康と病気平癒をお願いするとよいとされています。
まとめ
川崎大師は特に初詣の時期がにぎやかでたくさんの店や屋台が並んで楽しい反面大変混雑します。お年を召した方や小さいお子さんのいる方は落ち着いた頃合いで参拝に行かれるといいのではないでしょうか。護摩祈願や自動車交通安全の祈祷も毎日あるのでぜひチェックしてみてくださいね。
ライター:Shoko.S
基本情報
住所:〒210-8521 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
TEL:044-266-3420
開扉時間:10月~3月/6時から17時30分 4月~9月/5時30分から18時 (正月期間は変動あり)
アクセス:
・京急「川崎駅」より大師線乗り換え「川崎大師駅」下車徒歩8分
・首都高速・横羽線、川崎線で大師インターからすぐ

