熊野大社

熊野大社とはどんなスポットなのか?
山形県南陽市に鎮座する熊野大社は歴史が古く、1200年以上もの長い歴史があると伝えられる神社です。木々に囲まれた静粛な境内には、堂々とした社殿があります。「東北のお伊勢さん」「おくまんさま」などと呼ばれ、古くから人々に親しまれ崇敬されてきました。

熊野大社は「日本三大熊野」の1つにも数えられ、東北の熊野信仰を今に伝える霊場です。全国に3000社程ある熊野神社の総本社でもあります。ご祭神には日本で初めての夫婦神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と、伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られています。夫婦神であることから、縁結びのご利益がある神社として知られています。

また、パワーある神社として知られる熊野大社の境内には、パワースポットが何カ所もあります。ご祭神をはじめ30柱もの神々が祀られている熊野大社は、縁結びの他にも、大願成就・金運上昇・健康などのご神徳が授かれる神社です。

熊野大社はうさぎとの縁があり、本殿の裏側の彫刻にはうさぎ3羽が隠れています。うさぎは昔から、月に棲む月のお使いと伝えられていました。神話の中でもうさぎは、神々のご縁を結ぶ動物として出てきます。熊野大社では月に一度の満月の夜に近い土日に、月の光とうさぎに導かれご縁が結ばれるよう、幻想的な縁結びの祈願祭も行われています。熊野大社の神事の中でも、縁結びの祈願祭は人気でおすすめの神事です。

 

熊野大社の特徴
熊野大社は平安時代806年に、第51代天皇・平城天皇(へいぜいてんのう)の勅命によって再建されたと伝えられています。その後も歴代天皇からの恩恵を受けてきました。更に天台宗・真言宗・羽黒修験・神道など四派が加わった熊野修験の霊場として栄えました。

熊野大社の神は「むすひ」の神です。「むす」とは何かの命が生まれる不思議な力であり、「ひ」とは霊といわれています。人間をはじめ動物・植物の全ては、この「むすひ」の力によりこの世に生を授かりました。伊弉諾尊と伊弉冉尊も、世界に初めて誕生した「むすひ」の神から生まれた一組の男女の神です。やがて男女の神は結ばれ、多くの子を産んでいます。このことからも、熊野大社は縁結びの神として知られています。

熊野大社の神・伊弉諾尊と伊弉冉尊は、神話では一番最初に夫婦となった男女の神です。男神である伊弉諾尊は「あなにやし、えをとめを」と告げると、女神である伊弉冉尊が「あなにやし、えをとこを」と返しました。「ああ、なんと素晴らしい女性だろう」に対して「ああ、なんと素晴らしい男性だろう」という答えです。

駆け引きもない素直な気持ちが言葉となった、日本初のプロポーズです。日本最古の書物「古事記」に、これらの言葉が記されています。そして「明き清き直き心」とあります。明るく清らかで素直な心は、日本人にとって大切な心・生き方でもあるとして伝えられています。

熊野大社の荘厳な拝殿は神々しく、山形県の文化財に指定されています。山形県独自の入母屋造の茅葺で屋根の正面には千鳥破風と、前面に縋破風で向拝の屋根が設けられ、中央には唐破風が配置されています。随所に素晴らしい彫刻が施され、飛翔する鳳凰の彫刻もあります。拝殿内には巨大な提灯が幾つも吊るされており、長い歴史や奥深さが感じられる堂々とした空間となっています。

 

熊野大社のご祭神
ご祭神

伊弉諾尊 別名 熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)

配祀
伊弉冉尊          別名 熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)別名 熊野家津御子大神(くまのけつみこのおおかみ)

熊野大社ではこの3柱の他にも、八咫烏大神 (やたがらすのおおかみ)・干支の守り神など合わせて30柱が祀られています。

 

熊野大社のご利益
熊野大社には数多くの神々が祀られているので、金運上昇・縁結び・夫婦和合・願望成就・玉の輿運上昇・商売繁盛・交通安全・健康などの様々なご利益があります。境内の授与所では、縁結びの可愛らしいお守りが数多く販売されています。パワーのある熊野大社のお守りは人気です。

 

熊野大社のどこが見どころか?
広々として清々しい境内に佇ずむ熊野大社は、四季折々の美しい景色が味わえます。パワースポットも何カ所かありますので、ゆっくりと境内を散策してパワーを頂きましょう。

月結び・かなで
熊野大社では月に1度の満月に近い土日のどちらかの日に、「月結び」と呼ばれる縁結び祈願祭が行われます。この月結びでは、境内はライトアップされ幻想的な景色に変わります。また6月〜9月の間の縁結び祈願祭は「かなで」と呼ばれ、涼やかな音色の風鈴に願いを込め祈願します。この期間は、境内が風鈴で彩られ心地よい音色に心が癒されます。祈願祭の参列者には「たまゆら守り」というお守りが配られます。想いが伝わるとされる有難いお守りです。そして、祈願後に満月の夜に飲むと良い月結びワインが頂けます。縁結びの熊野大社らしい、ロマンティックで幻想的な恋愛成就の祈願祭です。

大イチョウ
境内にどっしりと構える大イチョウは、樹齢300年以上で山形県の天然記念物に指定されています。美しい黄金色に染まる頃は、大イチョウを目当てに参拝に訪れる人も多くいます。
「大イチョウの木の葉が全て散ったら雪が降る」という言い伝えが残される、不思議な大イチョウです。この大イチョウはパワースポットであり、金運・商売繁盛・仕事運アップのご利益があるとされています。木の前に立ち、大地から流れてくる大きなエネルギーを頂きましょう。

参道
大イチョウ側の参道もご利益が授かれるパワースポットと言われています。行き帰りに通る参道をゆっくりと歩いてパワーを吸収しましょう。

本殿の彫刻
本殿の東と西には美しい鳳凰が彫刻されています。東の鳳凰は朝日が昇る時、鳳凰の目に光が差し込みます。この鳳凰に心を込めて祈るとご利益があると言われています。また、西の鳳凰は夕暮れに、鳳凰の目に光が当たります。こちらの鳳凰には、感謝の気持ちをもって拝むと、聖なるパワーが授かれるそうです。参拝の折には目が輝いた鳳凰の彫刻を拝めるよう、早朝か夕暮れの時間に訪れるのもおすすめです。

三羽のうさぎ
本殿裏には3羽のうさぎの隠し彫りがあります。この3羽のうさぎはパワースポットです。隠された3羽のうさぎを全て探し当てれば、幸せになり願いが叶う・一生お金に困らないと伝えられています。探すのは難しいと言われており、授与所では2羽目までの手引書が頂けます。残りの1羽は必ず自分で探し出しましょう。うさぎの場所を人に聞いたり、人に教えてしまうと、ご利益は無いと言われていますのでくれぐれも注意しましょう。

 

熊野大社の一番パワーのある所
熊野大社は本殿の裏側に一番パワーがあると言われています。本殿裏側には3羽のうさぎが隠し彫りされているそうです。うさぎを3羽全て見つけると願いが叶うそうで、恋愛成就のパワースポットとして今では全国から多くの人が訪れています。

 

熊野大社のまとめ
山形県に鎮座する熊野大社は、「東北のお伊勢さん」「おくまんさま」などと呼ばれ、古くから親しまれ崇敬されてきました。木々に囲まれた静粛な境内に佇む堂々とした社殿は、山形県独自の入母屋造の茅葺屋根です。「日本三大熊野」の1社であり、全国3000社程ある熊野神社の総本社です。ご祭神には夫婦神の伊弉諾尊・伊弉冉尊が祀られ、縁結びのご利益があります。満月の夜に行われる、幻想的な縁結びの祈願祭は人気の神事です。熊野大社の境内にはいくつもパワースポットがあるので、ゆっくりと散策してご神徳を授かりましょう。

 

ライター 梅花桜花

 

基本情報
住所:〒992-0472 山形県南陽市宮内3476-1
電話番号:0238-47-7777
定休日:無
拝観時間:24時間参拝可能
拝観料:無
アクセス:
・山形鉄道フラワー長井線宮内駅下車、徒歩10分

・山形新幹線・JR山形線赤湯駅から タクシーで約5分
・月結びの開催日には送迎バスが運行されます(要予約)
駐車場:有
HP:http://kumano-taisha.or.jp/

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