「長田さん」で親しまれる神戸市民の心の拠り所長田神社
兵庫県神戸市長田区に鎮座する長田神社は、事代主神(ことしろぬしのかみ)をご祭神として祀り、地元の人々から「長田さん」の愛称で親しまれるパワースポットです。そんな長田神社とは一体どんな神社なのでしょうか?今回は、「長田神社」の人気の秘密や歴史、ご祭神、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
長田神社はどんな神社?特徴は?
長田神社は1,800年以上の歴史を持つ名社で、生田神社、湊川神社とともに、神戸を代表する神社の1つです。事代主神をご祭神として祀り、商工業・産業の守護神、開運招福・厄除解除の神として神戸市民の心の拠り所となっています。
地元では「長田はん」の愛称で親しまれ、毎年2月3日の「節分祭」で行われる「古式追儺式(こしきついなしき)神事」では、7人の鬼役が身を清め、神々に代わって人々の厄を祓い清めるという大役を努めます。室町時代から続くこのご神事は兵庫県指定無形民俗文化財です。
本殿裏手にある楠宮稲荷社の裏には、2本のクスノキの御神木があり、こちらは神戸市の天然記念物に指定されています。
長田神社の例大祭は毎年10月19日に執り行われます。
長田神社の歴史
長田神社の創祀は、神功(じんぐう)皇后摂政元年(201年)、新羅から神功皇后が帰還された際、武庫の水門で船が進まなくなった時に「吾を長田国に祀れ」と事代主神から神託を受けたことが起源とされています。
古くから「長田神社」と呼ばれており、皇室をはじめ武家からの崇敬も篤かったといわれ、『延喜式』では名神大社に列格。今日の神戸発展の守護神と仰がれています。
近代社各制度により、1871(明治4)年には県社に列格。1885(明治18)年の明治天皇の西国巡幸の際には、官幣小社に、1896(明治29)年には、官幣中社に昇格しました。
現在の本殿は1924(大正13)年の漏電で炎上し、1928(昭和3)年に再建されたものですが、神戸市内でも戦災を免れた唯一のご社殿です。
1995(平成7)年の阪神淡路大震災の際、本殿以下ご社殿は半壊に近い状態となり、附属舎の全壊、馬場先大鳥居をはじめ四基の大鳥居と約80基の灯籠、石造物が全て損壊しました。震災当日から約1ヶ月間、長田神社は参集殿を被災住民の臨時避難所、連絡場所、炊き出しの拠点として提供し、地域社会に貢献しています。
長田神社のご祭神
長田神社のご祭神は、事代主神です。
事代主神(ことしろぬしのかみ)
大己貴命の御子神とされており、建御名方神の兄神に当たります。一説によると、事代主命と大己貴命は同一神とみる文献もあるようです。事代主命の神格は、託宣の神、漁業の神、鰐(わに)神となっており、主なご利益は、豊漁、海上安全、商売繁盛、厄除開運、病気平癒などです。
長田神社のご利益とは?
長田神社の主なご利益は、商工業・産業守護、開運招福、厄除解除などが挙げられます。
長田神社の見どころとは?
次は長田神社の見どころについて見ていきましょう。長田神社の見どころについては以下の通りです。
本殿
長田神社の本殿は三間社流造のご社殿で、1924(大正13)年の漏電で炎上し、1928(昭和3)年に再建されたものです。また、神戸市内でも戦災を免れた唯一のご社殿です。本殿以下社殿16件は国の登録有形文化財に指定されています。
長田神社のクスノキの御神木
楠宮稲荷社の裏にある2本のクスノキの御神木は、神戸市の指定天然記念物で、右の方が樹高22m、左の方が樹高20mとなっており、根の部分が他方の根と融合し、非常に珍しいものです。右側のクスノキは地上2~3mのところで幹が3つに分かれ、幹にはノキシノブやヤツデ、ネズミモチ、エノキの低木が着生しています。境内社の楠宮稲荷社、蛭子社、出雲大社の後ろに力強く立ち、清々しいエネルギーを放っています。
蛭子社(境内社)
長田神社の蛭子社には、七福神の1柱である恵比寿様が祀られており、開運招福・商売繁昌のご利益があります。釣り竿を持ち、鯛を抱えた恵比寿様と福袋を担ぎ、米俵に乗った大国様の像も印象的です。
出雲大社(境内社)
縁結び・五穀豊穣の神様として大国主神が祀られる出雲大社も長田神社の境内社の1つ。良縁成就させたい方はこちらにもお参りしておきたいところです。
八幡社(境内社)
長田神社を創祀された神功皇后の第一皇子である応神天皇は日本の第15代天皇で、国家鎮護や災難役所のご利益があるといわれる神様です。また、応神天皇は、出世開運や家運隆昌などのご利益も司っています。
楠宮(くすみや)稲荷社(境内社)
長田神社の楠宮稲荷社は「痔の神様」で、いわゆる痔病にご利益があることで信仰を集める境内社です。赤エイの絵馬に、年令と干支、性別を書いて、これを透垣に掛けて奉納します。絵馬に描かれたアカエイが何ともいえず可愛く感じられるのではないでしょうか。
長田神社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、長田神社で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。
お守り
長田神社のお守りは神戸を代表する神社にふさわしく、雅で美しい和柄のお守りで種類も豊富です。金運のご利益が期待で消える「金運守」(初穂料500円)は、小さな小ぶりの袋守りで、ゴールドにオレンジの紐が付いて見た目も鮮やか!恵比寿様の刺繍が施された「商売繁昌御守」(1,000円)も金運UPにおすすめのお守りです。
「肌身守」(各種500円)は小さな小判のチャームが付いた4色展開のお守り。そのほか、「厄除守」(1,000円)や「開運守」(1,000円)、「交通守」(1,200円)、「足腰健康守」(500円)などがあります。縁結び祈願の方は、「幸せむすび守」(800円)がおすすめですよ。
御朱印帳
長田神社のオリジナル御朱印帳は青地に本殿が描かれたデザインとなっており、御朱印(初穂料300円)は、通常の御朱印と、「楠宮稲荷社」の2種類があります。2種類セットで購入する場合は500円でいただけます。
長田神社で特にパワーがある場所は?
長田神社で特にパワーがある場所は、御神木のクスノキです。クスノキの御神木は境内社の楠宮稲荷社、蛭子社、出雲大社の後ろに聳え立っており、神聖で強力なエネルギーが感じられるでしょう。
まとめ
地元の人々から「長田さん」の愛称で親しまれ、生田神社、湊川神社とともに、神戸を代表する神社の1つといわれる長田神社。商売繁昌や開運招福、厄除解除の霊験あらたかな神社で、正月三が日の参拝者数は100万人を超えるそうです。2月3日の節分祭も見逃せませんね。
ライター Kikumikan
基本情報
住所:兵庫県神戸市長田区長田町3丁目1-1
電話番号:078-691-0333
拝観時間:9:00~17:00
定休日:無休
HP:https://nagatajinja.jp/
駐車場:無料駐車場あり
アクセス:
・阪神神戸高速線 高速長田駅から徒歩約7分
・神戸市営地下鉄西神・山手線 長田駅から徒歩約6分
・JR神戸線 新長田駅からタクシーで約6分

