天地のエネルギーを感じる「伊勢山皇大神宮」
今回は横浜の人気パワースポットとして知られている「伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)」をご紹介します。横浜の地を見下ろせる丘の上に建ち「関東のお伊勢さま」の呼び名でも親しまれています。最高神とされる天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祀っている格式ある神社です。他にも伊勢山皇大神宮の成り立ちや見どころスポットなど紹介していきますので参考にしてくださいね。
伊勢山皇大神宮はどんな神社?
神奈川県の横浜市西区にある神社で初詣や七五三、結婚式なども取り行われ、人生の節目や諸祈願で多くの人が訪れる神社です。社紋は桜の花を型取り、境内は桜の名所として親しまれています。
全国的にもその名が知られる三重県の伊勢神宮と同じご祭神「天照大御神」を祀り、総鎮守としてここ横浜の地とともにありました。2020年には創建150周年を迎え、これに伴い本殿や拝殿の建て替えが奉祝事業の一環として進められました。
また明治3年に当時遷座に際して盛大な祝いの祭礼が行われた際、馬車道で日本初となるアイスクリームの店を出していた町田房蔵という人が出店したところ、祭り客の間で飛ぶように売れたそうです。その事をきっかけに「アイスクリームが広く人々に知れ渡った」そんな逸話もここ伊勢山皇大神宮に残っています。
伊勢山皇大神宮の歴史
伊勢山皇大神宮は1870年(明治3年)横浜が日本一の貿易の街、外来文化の街として発展した頃、神社信仰による市民の精神的支柱の確立が必要とされ国費によって建てられました。急速な発展で近代化や西洋化される中、人々の心の拠り所として、また国を鎮護する神殿を築くために再興されたものです。元々は旧戸部村(現在の戸部町)にあった古社を現在の場所に遷座しました。
また創建より一年ほどという短い期間で「官幣国幣社等外別格」という社格を与えられ、伝統ある大社と並び認められるようになりました。
伊勢山皇大神宮のご祭神
本殿 天照大御神(アマテラスオオミカミ)
天照大御神は八百万の神々で最高位になります。日本神話の神様で太陽を神格化した万物を照らす太陽神であり、昔から万能のご神徳があると言われています。皇室の祖神でもあり日本に住む人々にとって総氏神と言えます。最も大切な神様としてあらゆる願いにご利益があると崇められています。
大神神社
大物主神(おおものぬしのかみ)
杵築宮
豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)、子之大神(ねのおおかみ)、姥之大神(うばのおおかみ)
伊勢山皇大神宮のご利益
・縁結び・恋愛成就
・商売繁盛
・厄除
・交通安全
・家内安全
・病気平癒
伊勢山皇大神宮のみどころポイント
注連柱(しめばしら)
参道から来て一の鳥居、二の鳥居をくぐった後、最後に境内の入り口に二本のしめ縄を張ったものがあります。これが注連柱(しめばしら)と言って、二本の石柱に注連縄(しめなわ)を張ったもので鳥居の原型と言われています。注連柱に張られている「しめなわ」は、神社の周りや神体を縄で囲って聖域としたり、厄や禍を祓ったりする意味があります。
ご本殿
2020年に鎮座150周年を迎えた伊勢山皇大神宮は、三重県の伊勢神宮から社殿を譲り受け伊勢にあったそのままの姿で本殿として移築されています。この本殿は三代目となり、初代の本殿は明治4年、二代目は昭和3年に竣功されています。
伊勢神宮が20年に一度社殿を新しく造り替えすることは知られていますが、その御殿を移し新たに再建されました。譲り受けた社殿は茅葺の屋根で総ひのきの造りの「神明造」となります。
桜の名所
伊勢山皇大神宮は桜の名所としても有名で、境内には随所に桜の木があり春は境内がもっとも華やぐ季節です。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなどの様々な種類の桜が咲き誇ります。
「横浜市史稿」には、「満開の桜の花とそこへ浮かび上がる大鳥居が港に入る船からも眺められ、伊勢山の丘は訪れる人が途切れることなく外国人にも評判であった。」と記されています。社紋に桜の花が用いられているのも、そんなところに由来しているのでしょうね。桜の見ごろは例年3月下旬ごろから4月上旬ごろとなります。
常夜灯「照四海(しょうしかい)」
「照四海」と呼ばれる常夜灯は「天照皇大神のご神徳は四海(天下)を照らす」という意味があります。明治15年に建立されたころは横浜港を往来する船が目印として活躍しましたが、大正12年の関東大震災で損傷してしまいました。その後横浜の商人によって再建され、昭和32年には当時横浜を拠点としていた野田醤油株式会社(現キッコーマン株式会社)が中心となり修繕されています。
招福開運おみくじ
伊勢山皇大神宮のおみくじには、おまけで可愛らしい「小さなお守り」がついています。全部で12種類あるというそのお守りは、お財布などに入れて常に持ち歩くと福を呼ぶそうです。
キッコーマン醤油の奉納品
注連柱の右側には、なぜかキッコーマンの奉納品がたくさん陳列されたショーケースがあります。話では、関東大震災で被害のあった伊勢山皇大神宮を、当時中心となって再建にあたったのが野田醤油株式会社(現キッコーマン株式会社)だったということです。
伊勢山皇大神宮のパワーがある場所
本殿
伊勢山皇大神宮では、伊勢神宮より重要な社殿を賜ったことは当宮のみならず横浜にとっても大変な名誉なことだと伝えています。またこれは極めて異例なことであると言われることからも、新本殿が横浜市の誇りとなることを願われていることを感じます。
超がつくほどのパワースポットと呼ばれている伊勢神宮ですから、譲り受けた社殿とともにその強力なパワーにもぜひあやかりたいですね。
大神神社(おおみわじんじゃ)磐座(いわくら)
境内にある大神神社は、日本最古の神社と言われている奈良県大神神社からご分霊として移籍され鎮座されました。太古から信仰される三輪山をご神体として「神の宿る山」として崇められていた神社でもあります。その強いパワーを伊勢山皇大神宮の大神神社が引き継いで、同様にパワーの宿る場所となっています。
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのかみ)は現在の日本国を大国主神とともに築いたとされています。娘は初代天皇(神武天皇)の妻と言われており、ご利益は五穀豊穣、病気治癒、産業振興などです。
杵築宮(きづきのみや)
杵築宮は明治初年、当時の主な輸出品の生糸・蚕種の守護神として「豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)」が祀られました。豊受姫大神は五穀豊穣・商売繁盛・開運厄除のご利益があります。他には、地域の氏神であり商売繁盛や縁結びのご利益がある「子之大神」、安産・子育ての女神と言われる「姥之大神」が祀られています。
まとめ
明治の頃、横浜はそのほとんどが開港した後からの移住者であったと言われています。この伊勢山皇大神宮の日本最大といわれた当時の祭礼が人々の心を一つとし、横浜の一市民としての誇りを育んだのかもしれません。「はまっこ」といわれる由縁もここらへんにありそうですね。
ライター:SHOKO.S
基本情報
住所:〒220-0031 神奈川県横浜市西区宮崎町64番地
電話:045-241-1122JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より徒歩10分
アクセス:
・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より徒歩10分
・京浜急行「日の出町駅」より徒歩10分
・みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩15分駐車場 あり(無料 約30台)

