赤城神社

赤城神社とはどんなスポットなのか?
「女性の願いが必ず叶う」と伝えられる赤城神社は、群馬県前橋市にある赤城山に鎮座しています。上毛三山の1つである赤城山(標高1828m)にある、大沼(おの)湖畔に位置します。赤城山は古くより神が住む山として崇められてきました。名神大社にも名を連ねる赤城神社は、県内外に400社以上の分社があり、赤城信仰は広く人々に崇敬されてきたことが分かります。

赤城神社は伝説の地であり、赤城大明神に召され女神となった、悲運な姫たちの伝説が残されています。この女神に女性が願えば必ず叶うと言われ、赤城神社は特に女性から圧倒的な人気を誇るパワースポットです。美しくなれて恋愛も成就し良縁が結ばれ、子育ても上手くいくなんて最高ですね。他にも赤城神社には多くの神々が祀られ、厄除け・病気平癒・商売繁盛など様々なご神徳があり、もちろん男性にもご利益があります。

ご神気みなぎる自然豊かな赤城山は、新緑や紅葉の名所として知られています。その赤城山の大沼の中の島(小鳥ヶ島)にある赤城神社は、季節や時間によって趣きが変わり、霧や雪などでも幻想的な景色を見せてくれます。美しい社殿は朱く煌びやかで、小鳥ヶ島の社殿まで続く朱色の長い神橋が大沼に架けてあります。山と湖と空の自然色と調和した朱い橋は見応えがあり、澄んだ湖面に映る景色も格別です。美しくて心優しい女神の伝説が残る赤城神社は、景色も素晴らしく空気の澄みきった清々しいご神域となっています。

 

赤城神社の特徴
赤城神社の創建は分かっていませんが、社伝では豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が、上毛野(群馬県)を治めることになった際、山・沼の霊を奉斎したと伝えられています。豊城入彦命は崇神天皇(すじんてんのう)の第1皇子で、天皇の命により東国を鎮めた毛野国(下野国・上野国)の開祖です。その後、允恭天皇(いんぎょうてんのう)・用明天皇(ようめいてんのう)の時代に、社殿の創設・整備が行われたと伝えられています。

創建当時は小沼(この)から見渡せる、地蔵岳に祀られていたようです。平安時代806年(大同元年)に地蔵岳から、大沼へと遷宮された記録が残されています。当時建立されていた場所は、元号から大洞と呼ばれています。赤城神社は他の分社と区別するため、大洞赤城神社とも呼ばれています。

江戸時代には相殿に徳川家康(とくがわいえやす)公が祀られ、3代将軍・家光(いえみつ)公によって社殿が再建されました。明治時代に入ると、小沼に鎮座する豊受神社・小鳥ヶ島に鎮座する厳島神社など、赤城山の神社が全て合祀されています。昭和45年には社殿の荒廃が著しく進んでいたため、大洞から小鳥ヶ島へと遷宮されました。平成18年には社殿修復と境内整備が行われています。

また、大洞より小鳥ヶ島へと遷座した際に、本殿を建築するため経塚であった多宝塔を移築しました。すると多宝塔の下からは、一部が壊れた銅経筒や和鏡10面が出土されました。平安末期の「網代文鏡」・鎌倉期の「野草菊花双雀文鏡」などをはじめ、和鏡は製作年代・鏡の種類など様々で、群馬県の文化財指定となっています。

女性の願いを叶える神社として有名な赤城神社は、「赤城姫と淵名姫」の伝説に由来していると言われています。昔、無実の罪で都を追われて赤城の地に辿り着いた、高野辺大将家成という者がいました。家成の娘には、赤城姫・淵名姫という姉妹がおりました。姫たちの気立ての良さと美しさは誰もが羨むほどでした。幸せに暮らす家成たちでしたが、ある日家成の妻が病気で急逝します。

そのため、家成は姫たちのために後妻の桂御前を迎えます。やがて桂御前自身は2人の姫を生みますが、赤城姫・淵名姫には美しさも気立ても及びませんでした。朝廷より罪を赦免された家成は国司に任命され従者と共に家を留守にした時、赤城姫と渕名姫を疎ましく思っていた桂御前は淵名姫を殺してしまいます。これを聞きつけた家成は、引き返して桂御前を捕らえます。

そして、赤城山へ逃げた赤城姫を探しに向かいます。すると、大沼の東岸に1羽の鴨が泳いできました。翼を広げた鴨の背中には、赤城姫と淵名姫がおりました。姫たちは赤城大明神に召され、女神となったそうです。また、2人を乗せていた鴨は、小鳥ヶ島になったと言われています。悲しい運命の2人の姫から、赤城神社では神に祈願すると女性の願いは必ず叶い、美しい娘を授かることができるという伝説が生まれました。

 

赤城神社のご祭神
赤城大明神 
大国主命(おおくにぬしのみこと)
磐筒男神(いわつつのお)
磐筒女神(いわつつのお)
経津主神(ふつぬしのかみ)
豊城入彦命 

 

赤城神社のご利益
赤城神社は、心身健康・無病息災・病気平癒・開運招福・家内安全・商売繁盛・交通安全・工事安全・学業成就・試験合格・芸事上達・必勝・良縁・子授け・安産など、様々なご利益が授かれます。赤城神社で人気のお守りは「姫守」です。季節ごとの色艶やかな姫守もあります。他にも子育て守・安産美人祈願・子授け守など、女性に優しいお守りも多く置かれています。

 

赤城神社のどこが見どころか?
豊かな自然に恵まれた赤城神社周辺の大沼と小沼は、レンゲツツジ・水芭蕉・ニッコウキスゲなど花の名所として知られています。大沼ではボートやハイキングを楽しむことができ、紅葉の頃には多くの人で賑わいます。そして、初日の出の名所でもあり、湖面が凍ればワカサギの穴釣りができます。秋の夕暮れには、鳥居越しに大沼に沈む太陽が見える時間帯もあるそうです。静寂の中に四季折々の美しさと神々しさが感じられる赤城神社は、パワースポットらしい厳かで清らかな聖域となっています。

啄木鳥橋
赤城神社の社殿へと繋がる、神橋の朱塗りの「啄木鳥橋」は全長72mあります。自然と調和した美しい神橋は、赤城神社のシンボルでもあります。良く晴れた風がない日の、朱い橋が澄んだ湖面に映る光景は、息を飲むような美しさです。

願掛けの緋鯉
古くから赤城山と共に大沼・小沼は、ご神体として信仰されてきました。「願掛けの緋鯉」も古くから続くもので、願いを緋鯉に託しご神体である沼に放流します。願いが叶ったあかつきには、再び緋鯉を沼に奉納するのが習わしとなっています。この様々な願いが込められた緋鯉の中で、重病や苦しみから開放された緋鯉を釣りあげると、「祟り鯉」とされその災難がふりかかるそうです。祟りは怖いので、売店で魚の餌を購入して餌やりするのもいいですね。

大明神御神水
赤城神社のご神水は、大沼・小沼から湧き出る水です。このご神水は「一掬千金の水」と呼ばれ、かつては朝廷や幕府などに献上されていました。赤城神社で行われる5月8日の「山開き祭」や「例大祭」には、このご神水を汲み取って持ち帰り、各村の田の口に注ぎこんで豊作の祈願が行なわれています。

 

赤城神社の一番パワーのある所
赤城山全体が霊山であり、赤城神社のご神域となっています。土地の持つエネルギーは強いと言われ、中でも拝殿前は特にパワーがあります。

 

赤城神社のまとめ
群馬県前橋市の赤城山に鎮座する赤城神社は、「女性の願いが必ず叶う」と言われています。赤城大明神に召され女神となった2人のお姫様の伝説が残され、縁結びから子育てまで女性の願いを叶える神社として人気です。

古くより霊山として崇められてきた赤城山は、山全体にエネルギーが溢れています。豊かな自然に恵まれた赤城神社は、新緑や紅葉の名所で知られ、朱い社殿や神橋は自然と調和して美しく清々しいご神域となっています。美しく心優しい女神が住まう、赤城神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ライター 梅花桜花

 

基本情報
住所:〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山4-2
電話番号:027-287-8202
定休日:
拝観時間:9:00~17:00(冬季は16:00まで)
拝観料:無
アクセス:
・JR前橋駅より関越交通バス 富士見温泉経由 約1時間10分

 (土日祝日は前橋駅から赤城山ビジターセンター行き直通急行バスが運行)
・関越自動車道 赤城ICより 約1時間
駐車場:有 
HP:http://akagijinja.jp/

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