西宮神社

西宮神社は商売繁盛や金運で人気のえびす神社の総本社
兵庫県西宮市に鎮座する西宮神社は、全国に約3,500社ある「えびす神社」の総本社で、主に商売繁盛、金運上昇などのご利益で人気のパワースポットです。そんな西宮神社とは一体どんな神社なのでしょうか?
今回は、「西宮神社」の人気の秘密や歴史、ご祭神、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。

 

西宮神社はどんな神社?特徴は?
西宮神社は全国に約3,500社ある「えびす神社」の総本社。地元では「西宮のえべっさん」と呼び親しまれています。毎年1月9日から3日間執り行われる「十日えびす大祭」では、多くの参拝客で賑わい、中でも10日の早朝に行われる「開門神事福男選び」は全国的にも有名です。

西宮神社の例大祭「西宮まつり」は9月22日に開催され、上記に挙げた1月の「十日えびす大祭」のほか、6月の「御輿屋(おこしゃ)祭り」、7月の「夏えびす」、子ども相撲大会や稚児行列などの行事もあります。

西宮神社は商売繁盛、金運上昇、家内安全、開運招福などのご利益で有名で、本殿は三連春日造という3棟(第一殿、第二殿、第三殿)で成り立っており、それぞれの棟にご祭神の西宮大神(蛭児命)、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神が祀られています。

境内の「えびすの森」は兵庫県指定の天然記念物です。

 

西宮神社の歴史
西宮神社の創祀の年代は定かではありませんが、古くは茅渟(ちぬの)海といわれた和田岬の沖に出現した西宮のえびす様の御神像を西宮・鳴尾の漁師が引き上げてお祀りしていたところ、御神託を受けてそこから西宮に遷し、祀ったのが起源といわれています。戎(えびす)の名は平安時代後期には度々文献に登場します。

中世にはえびす信仰が全国に広まり、えびす大神は漁業の神として信仰されていましたが、西宮は西国街道の宿場町としても開け、商売繁盛の神様として、灘五郷の1つ・西宮郷の銘酒とともに栄えるようになりました。 

16世紀には、兵火によって悉く焼失。その後、豊臣秀頼公によって再建されました。江戸時代には、徳川家綱公が焼失した本殿を再建しています。

「西宮戎社」と呼ばれていた当社は、明治時代に入ると、「大国主西神社」と改称。1872(明治5)年には村社に列格、その2年後には県社に昇格します。

太平洋戦争中の1945(昭和20)年には、旧国宝の本殿などが焼失。1961(昭和36)年に本殿と拝殿が再建されました。戦後になると、西宮神社は神社本庁の別表神社に加列しています。その後、1995(平成7)年の阪神・淡路大震災で境内は再び大きな被害を受けたものの、2000(平成12)年に復興しました。

 

西宮神社のご祭神
西宮神社のご祭神は、西宮大神(蛭児命)、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神の4柱です。

第1殿:西宮大神(えびす大神・蛭児命)
西宮大神(えびす大神・蛭児命)は、『古事記』によると国産みで伊耶那岐命と伊耶那美命との間に生まれたとされる最初の神です。不具の子とされ、葦舟に乗せられ海に流されてしまいます。

蛭児(ひるこ)は水蛭(ひる)のように骨がなく、手足が異形と一般的には考えられていましたが、一説によると、蛭児(ひるこ)と恵比寿を同一視する考えもあり、えびす信仰と結びついて七福神の恵比寿様と同様の神格とご利益があるとされます。

西宮大神(えびす大神・蛭子命)の神格は海の神、漁業の神、市場の神で、主に商売繁盛や金運上昇、航海安全、豊漁、良縁成就のご利益を司っています。

第2殿:天照大御神(あまてらすおおみかみ)
天照大御神は日本における太陽神であり、最高神でもある神で、大地に豊かさをもたらすというご神徳があります。天照大御神の神格は、高天原主神、太陽神、幡織神、農業神、皇祖神で、国土安泰、五穀豊穣、開運招福、子孫繁栄、厄除け、勝負運などのご利益を司っています。

第2殿:大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
大国主大神は別名「大国主命」「大己貴命」もしくは「大黒様」で、因幡の白兎を助けたことで有名な国造りの神様です。出雲大社の神様としてもおなじみですね。大国主大神の神格は、国造りの神、農業神、薬神で、主なご利益は、国土・産業開発や五穀豊穣、商売繁盛、縁結び・夫婦和合、病気平癒、厄除開運、航海守護、養蚕守護など多岐に亘ります。

第3殿:須佐之男大神(すさのおのおおかみ)
須佐之男大神は古事記での表記で、須佐之男命や素戔嗚尊、建速須佐之男命などとも表記されます。伊邪那岐命と伊耶那美命との間に生まれ、天照大神の弟神にあたります。高天原では大暴れし、その乱暴ぶりから天照大神が天岩戸に引き籠もってしまいます。

高天原から追放された須佐之男大神は、テナヅチとアシナヅチ夫婦の娘・櫛名田比売を八岐大蛇から救い出し、櫛名田比売と夫婦となって詠んだ和歌が日本で最初の和歌となったといわれています。須佐之男大神の神格は農業神、海神、嵐神で、主なご利益として五穀豊穣や病難除去、水難除去、火難除去、厄除けなどが挙げられます。

 

西宮神社のご利益とは?
西宮神社の主なご利益は、商売繁盛、金運上昇、家内安全、開運招福などが挙げられます。

 

西宮神社の見どころとは?
次は西宮神社の見どころについて見ていきましょう。西宮神社の見どころについては以下の通りです。

表大門
通称「赤門」といわれる表大門は、1534年の兵火で焼失した後、17世紀に豊臣秀頼公によって寄進されたものと伝えられており、1月10日の「福男選び」のスタート地点として有名です。桃山期の豪壮な精神が窺える代表的な建築物として国宝に指定され、その左右に連なる全長247mに及ぶ大練塀とともに重要文化財にも指定されています。

工事でしっかりと修復され、鮮やかなオレンジ色が美しい門で、「十日戎」などではライトアップされて幻想的な姿が楽しめます。

大練塀(おおねりへい)
表大門の左右に連なる全長247mの長大な大練塀は室町初期に再建された日本最古の築地塀で、名古屋の熱田神宮の「信長塀」、京都・三十三間堂の「太閤塀」とともに「日本三大練塀」の1つに数えられ、表大門と同様、国の重要文化財に指定されています。平均約4m単位の築地塀が62基連なったもので、堅牢さにおいては他に類を見ない大練塀は一見の価値があります。

拝殿・本殿
福の神「えびすさま」が祀られている本殿は旧国宝でしたが、太平洋戦争中の西宮空襲で焼失してしまいます。本殿は三連春日造という珍しい構造の屋根を持ち、拝殿も赤い柱の立派なご社殿です。拝殿の右側上部には、黄金の鯛が飾られています。珍しい構造の本殿と広くて立派な拝殿、両方とも見応え十分のご社殿です。

嘉永橋(かえいばし)
嘉永橋は西宮神社境内の神池に架かる石橋で、19世紀の江戸時代に建造されたこちらの橋は境内に残る最も古い石造りの桁橋です。橋の長さは6mで、幅員1.8m。国土と神社の歴史的景観に寄与しているとの観点から、国の登録有形文化財に登録されました。周りの美しい緑も相まって、とても趣深い歴史史跡です。

神池
本殿向かい側には神池という神聖な池があり、鯉や亀、鴨が優雅に泳いでいます。美しい庭園になっており、南北朝時代から室町時代にかけて造られたようです。池には嘉永橋がかかっており、5月には菖蒲の花が見頃になります。神池の嘉永橋の袂には、「おかめ茶屋」のテラスがあり、菖蒲の花を眺めながら美味しくティータイムを楽しめますよ。

えびすの森
緑豊かな「えびすの森」は西宮神社の社叢で、兵庫県の天然記念物に指定されています。広さは約2.5ヘクタールで太平洋戦争の西宮空襲で焼失し、ダメージを受けました。樹齢300年の木を含め約300種の植物や老木が茂る深い静かな森で、普段は立ち入ることができませんが、公開される日がありますので、機会があれば是非訪れてみて下さいね。

伊勢神宮遥拝所
西宮神社の神池の中に伊勢神宮の遥拝所が設けられています。毎年10月17日の「神宮祭」に際し、こちらの遥拝所から伊勢神宮を遥拝できます。神池の庭園がそばにあるので、とても綺麗な遥拝所ですよ。

 

西宮神社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、西宮神社で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。

お守り
商売繁盛で有名な西宮神社の人気のお守りは、恵比寿様と大黒天様の「お姿守り」(初穂料1,000円)。商売繁盛だけでなく、家内安全としてのお守りでもあります。そのほかの商売繁盛・金運のお守りは「商売繁盛守」(700円)や「金運守」(500円)がおすすめ。

金運系のお守りはこれだけではなく、「仕事安泰守」や「福銭錦守」、「福銭守」(各500円)などもあります。縁結びや学業系のお守り、厄除け、身体健康守など種類も豊富です。

御朱印帳
西宮神社のオリジナル御朱印帳(初穂料1,000円)は、紺色を基調とした御朱印帳で、そこに神紋の「三つ柏紋」とえびす様が入ったスタイリッシュなデザインです。御朱印(初穂料300円)は中央に「西宮神社」と入った通常の御朱印で、9時から17時まで社務所で頂けます。

 

西宮神社で特にパワーがある場所は?
西宮神社で特にパワーがある場所は、本殿です。本殿は三連春日造になっており、第一殿、第二殿、第三殿にそれぞれのご祭神が祀られています。それぞれの棟に強力なご祭神がついておられますので、金運上昇・商売繁盛のご利益が受け取れますよ。

 

まとめ
全国に約3,500社ある「えびす神社」の総本社で、商売繁盛、金運上昇などのご利益で人気の西宮神社。立派なご社殿や表大門、大練塀など見どころも満載です。全国的にも有名な「開門神事福男選び」も是非見てみて下さいね!

 

ライターネーム Kikumikan

 

基本情報
住所:兵庫県西宮市社家町1-17
電話番号:0798-33-0321
拝観時間:4月~8月 5:00~19:00 9月、3月 5:00~18:30 10月~2月 5:00~18:00
定休日:年中無休
HP:https://nishinomiya-ebisu.com/
駐車場:無料駐車場あり
アクセス:
・阪神電車 西宮駅南口から徒歩約5分
・JR神戸線 さくら夙川駅から徒歩約10分
・JR神戸線 西宮駅から徒歩約15分
・阪急電車・神戸線 夙川駅から徒歩約15分

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