神明神社とはどんな神社なのか?
平安時代から続く神明神社は、 福井県福井市宝永に鎮座しています。福井市の中心部で閑静な住宅街にあり、昔から福井越前の守護神としてこの土地に住む人々を見守ってきました。神明神社はこの地に住む明光という長者が、朝廷に神を祀りたいと請願し許しを受けて創建されました。そして、武将や歴代の国主からも篤く崇敬され格式ある神社となったのです。
神明神社は「おしんめさん」と地元の人々に親しまれ、初詣や人生儀礼の祈願などには多くの参拝客で賑わいます。1月のお焚き上げ「左義長」や、5月の「神明まつり」などでも多くの人出があります。また神明神社での神前結婚式は、若い人から支持され人気です。伝統と現代美によって織りなされる結婚式は、新しい門出に相応しい格別なひとときとなることでしょう。
清らかなご神域の中に佇む社殿には、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)が祀られています。導きの神である天照皇大神は、国土安泰・開運・勝運・福徳など力強いご神徳があります。授与品のお守り「上々吉守」は、天照皇大神の太陽のような明るく恵み豊かなご神徳を7色の優しい色で織り表したものです。7色のものを身につけると厄除けのご利益があるそうで人気があります。
神明神社の特徴
神明神社の創建は、平安時代・第60代醍醐天皇(だいごてんのう)の時代です。当時この地に天照大御神を篤く崇敬する明光長者という人がいました。明光長者が朝廷に、この地に社殿を造って皇大神宮を勧請したいと申し出ます。すると醍醐天皇は感心し直ちに「国家鎮護のため大神宮を勧請せよ」と勅を下しました。そして、924年この地に天照大御神が祀られたのが神明神社の始まりです。
神明神社の社伝には、越前国の足羽群足羽郷北庄三郷の地は、伊勢神宮への御戸帳を奉る神領であったことが記されています。また足羽御厨(あすわのみくりや)と呼ばれ、伊勢神宮の神饌として献上米を作っていました。当時から良質米が採れていたことが分かります。現代でも良く知られるコシヒカリは、米どころ越前(福井)と越後(新潟)の国で光り輝く米であるという意味から名付けられています。
足羽御厨であった北庄は、鎌倉時代に越前守護所が設けられていたと言われ、越前国の政治的に重要な地でした。そのため神明神社は北庄総鎮護として、平重盛(たいらのしげもり)公を始めとして、源頼朝(みなもとのよりとも)公・執権北条氏・歴代の越前国主などから篤く崇敬されてきました。
平重盛公が国司であった時に神明神社の社殿が再興され、それ以降も数十回もの再興・修復が行われてきました。特に朝倉氏は神明神社を守護神と崇め、数回にわたり造営を行っています。織田信長(おだのぶなが)公の頃には、神明神社は朱印状を授かり領民の租税の一部から社殿を再興しています。その後も造営や修復を重ね、境内には本殿・拝殿・神門・廻廊・神楽殿・湯華殿・絵馬堂・手水舎などが整えられました。
昭和20年代には永年大切に守られてきた社殿は、戦火と震災により跡形もなく消えてしまいます。再興されたのは昭和42年で、神明造りの本殿と流れ造の入母屋唐破風の拝殿が造営されました。昭和47年に儀式殿、昭和52年に境内社合祭殿や斎館、昭和61年に本殿・幣殿・拝殿内部の造作材総てを木曽桧材に替え、屋根の葺替えなどの造替工事が行われました。昭和63年に社務所が再建されて、現在の神明神社として完成しました。
神明神社のご祭神
ご祭神
天照皇大神
境内社
稲荷神社 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
佐田彦神(さたひこかみ)
大宮能売神(おおみやめのかみ)
恵比須神社 蛭児大神(ひるこおおかみ)
袋羽神社 袋羽大神(ほろはおおかみ)
神明神社のご利益
神明神社では導きの神・天照皇大神が祀られているので、困難打破・開拓前進・開運隆盛などのご利益があると言われています。厄払い・商売繁盛・開運招福の願いを求めて、参拝に多くの方が訪れます。
神明神社のどこが見どころか?
神明神社は、広々とスッキリした清々しい神社です。参道脇には大きな桜があり、春には美しい花が厳かなご神域に彩りを添えます。また境内に公園もあり、子供たちの元気な声が響く境内は明るい気で満ちています。
境内には稲荷神社(五穀豊穣)・恵比寿神社(商売繫盛)・袋羽神社合祭殿(子育て祈願)が鎮座しています。子供を連れた参拝客の多くが、子供が無事に成長するように絵馬に願いを込めて祈願しています。神明神社の絵馬には招き猫が描かれています。
また、太子堂もあり中には聖徳太子像が祀られています。聖徳太子を慕う人々により建立されたものです。太子堂の建築技術は当時の最高技術の結集であるため、太子堂には合格祈願の受験生のみならず建築関係者が参拝しています。
初詣には毎年10万人程の参詣者が神明神社を訪れます。拝殿へ続く真っ直ぐな参道脇には、露店も並び賑やかな新年を迎えます。年初から節分までの期間、境内には大きな羽子板(高さ3.5m、幅1m)が設置されます。2011年の東日本大震災の復興祈願として翌年から設置されてきました。干支が描かれた圧巻の羽子板には、羽根を打ち返すように、大きな羽子板で厄を跳ね返そうとの願いが込められ作られたものです。
神明神社の例祭「神明祭り」は5月に3日間行われます。江戸時代1799年以降、今も続く伝統のお祭りです。「御鳳賛おみこし」が氏子である地区を練り歩きます。お神輿を担ぐ子供たちの可愛らしい姿に心が和むことでしょう。お祭りの期間も神社周辺には露店が並び多くの人出で賑わいます。
そして、神明神社では神前での結婚式が人気となっています。結婚式の時に参道を花嫁の行列が歩く伝統は、大正時代より続いています。神明神社の三面開放型「神楽殿」は全国でも珍しく、神殿には明るい陽光が差し込みます。まさにご神域の中で、ご祭神・天照皇大神にあたたかく見守られながらの挙式は特別なものとなるでしょう。神前で誓う結婚式は神々しく、厳かさと優雅さが感じられ日本人ならではの憧れや魅力があります。
結婚披露宴会場は隣接する「参集殿」で行われます。披露宴は新郎新婦のイメージに最大限合わせた、和モダンからゴージャスなものまで自由なスタイルが選べます。福井県の嶺北地方では、婚礼の際にまんじゅうを撒くのが伝統です。神明神社ではオプションとして、ブーケトスの代わりにまんじゅうが撒かれるのです。古き良き伝統を重んじつつ新しいことも取り入れる神明神社では、最高の結婚式を挙げることができそうですね。
神明神社の一番パワーのある所
神明神社では、本殿が一番強いパワーがあると言われています。出世のご利益を授かれるスポットです。特に起業している方や起業予定の方におすすめの神社です。
神明神社のまとめ
神明神社は明るくて清々しいご神域となっています。天照皇大神が祀られた神明神社では、開運招福・困難打破などのご利益が授かれます。昔も今も変わらずに、多くの人々に親しまれ崇敬されている神明神社を参拝してみてはいかがでしょうか。
ライター 梅花桜花
基本情報
住所:〒910-0004 福井県福井市宝永4丁目8−1
電話番号:0776-24-2210
定休日:無
拝観時間:24時間参拝可能
拝観料:無
アクセス:
・JR福井駅より 徒歩約10分
・北陸自動車道 福井ICより 約10分
駐車場:有
HP:http://www.shinmei-jinja.jp/

