枚岡神社

年末に1年を笑い飛ばすお笑い神事で有名な枚岡神社
大阪府東大阪市に鎮座する枚岡神社は、河内国一宮で、中臣(なかとみ)氏及び藤原氏の祖神にあたる天児屋根命(あまのこやねのみこと)を主祭神として祀るパワースポットです。そんな枚岡神社とは一体どんな神社なのでしょうか?今回は、「枚岡神社」の人気の秘密や歴史、ご祭神、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。

 

枚岡神社はどんな神社?特徴は?
生駒山麓に位置する枚岡神社は、今からおよそ2,700年前に建てられた古社で、主祭神に天児屋根命を祀る神社です。枚岡神社の境内には、「天孫輔弼(てんそんほひつ)」(=天皇をよくお助けしなさい)や「神事宗源(しんじそうげん)」(=神事を初めて行った神)と記された石碑が立っています。

日本の初代天皇は神武天皇ですが、枚岡神社は、神武天皇が即位する3年前に創祀。神武天皇は神武東征で奈良盆地とその周辺を統治していた長髄彦(ながすねひこ)の抵抗に遭いますが、長髄彦を滅ぼして初めて天皇となった人物です。

枚岡神社の特殊神事においては、粥を用いて占事を行う「粥占(かゆうら)神事」が「大阪府選択無形民俗文化財」に選ばれ、通称お笑い神事と呼ばれている「注連縄掛神事(しめなわかけしんじ)」が「東大阪市指定無形民俗文化財」に指定されています。

12月23日(天皇誕生日)に執り行われる「注連縄掛神事」は、年末に神職や氏子たちがその年1年を笑い飛ばし、新年の幸せを願うお祭りといわれています。

枚岡神社の参拝者専用駐車場は一部が月極駐車場となっており、利用時間は9時から16時までです。

 

枚岡神社の歴史
枚岡神社は社伝によると、紀元前7世紀(神武天皇即位前3年)、神武東征の際に天児屋根命の孫である天種子命(あまのたねこのみこと)が国土平定祈願の為、神武天皇の勅命によって天児屋根命・比売神の2柱を霊地・神津嶽(かみつだけ)に磐境(いわさか)を設けて祀られたのが始まりとなっています。

その後、7世紀の白雉元年(はくちがんねん)に神津嶽から現在地に奉遷されたそうです。河内国の一宮として崇敬されるようになったのは中世以降といわれており、明治維新後の近代社格制度では、官幣社の中で最も格式が高い官幣大社に列格しました。

 

枚岡神社のご祭神
枚岡神社のご祭神は、天児屋根命、比売御神、経津主命、武甕槌命の4柱です。

天児屋根命(あまのこやねのみこと)
天児屋根命は天岩戸伝説で天照大神が岩戸にお隠れの際、岩戸の前で祝詞(のりと)を唱え、岩戸の扉を天照大神が開いた際に、布刀玉命(あめのふとだまのみこと)と共に鏡を差し出した神様です。天孫降臨の際には、邇邇芸命(ににぎのみこと)に随行しました。

天児屋根命は、通称として「春日権現」」とも呼ばれています。天児屋根命の神格は祝詞の神、言霊の神、出世を司る神で、主なご利益は、国土安泰、学業成就、出世開運などがあります。

比売御神(ひめみかみ)
比売御神は春日大社第4殿のご祭神で、神社のご祭神を示す際、主祭神と並び、比売神と表記されることがあります。特定の神ではなく、主祭神の妻や娘、もしくは関係の深い女神のことを指しています。

経津主命(ふつぬしのみこと)
経津主命は古代から軍神として尊崇されていた神様です。経津主命は全国各地の香取神宮の分社でもお祀りされています。経津主命の神格は剣の神、軍神で、ご利益は武芸の上達、勝運、スポーツ上達、災難除け、開運招福などがあります。

武甕槌命(たけみかづちのみこと)
日本建国に携わった武甕槌命は「日本最強の武神」といわれており、神武東征で神武天皇の窮地を救い、大和平定を達成できたことから鹿島神宮のご祭神として祀られました。なお、武甕槌命が授与し、神武天皇と兵士達を救ったといわれる「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」は国宝に指定されており、鹿島神宮の境内にある「宝物館」に現在も大切に保管されています。

武甕槌命の神格は、商談の神、平和・外交の神、勝運の神で、主に勝運や商談成功のご利益などがあります。

 

枚岡神社のご利益とは?
枚岡神社の主なご利益は、金運、仕事運、安産・子授け、病気平癒、交通安全、学業成就などが挙げられます。

 

枚岡神社の見どころとは?
次は枚岡神社の見どころについて見ていきましょう。枚岡神社の見どころについては以下の通りです。

本殿(東大阪市指定有形文化財)
拝殿後方に立つ本殿は、春日大社と同じく、第一殿から第四殿までの4つの社殿が東西に横並びになった春日造で、東大阪市の有形文化財に指定されています。この第一殿から第四殿は1826年に再建されたものとのこと。春日大社の本殿とは、4棟が独立する点で異なっています。

御神木
拝殿奥にある御神木はイブキ科のビャクシンと呼ばれるもので、鑑賞価値のある樹木です。このご神木は、神武天皇が手植えしたとされるビャクシンの大木がある「神津嶽(かみつだけ)本宮」の枝を切って挿し木にしたものといわれています。御神木の迫力には思わず圧倒されますよ!

枚岡梅林
枚岡神社の境内にある枚岡梅林は、東大阪市の名勝に指定されている梅見スポット。枚岡梅林は「かおり風景100選」にも選定された梅林で、明治時代に当時の地元有志が梅の木を少しずつ植えていったとのこと。

枚岡梅林の梅は、毎年2月中旬頃から白梅、紅梅合わせて約450本の花を咲かせていましたが、梅は2017年にウィルス感染で伐採されてしまいます。その後、新たな苗木が植えられ、現在はまだ木が若い状態ですが、少しずつ育ってきており、生まれ変わりのエネルギーを感じることができます。桜や水仙など、四季折々の草花もにっこりと微笑んでくれているようです。

神津嶽本宮
神津嶽本宮は枚岡神社の創祀の地と伝えられており、かつては足を踏み入れることが出来ない禁足地でしたが、境内の東方山上にその石碑と石の社殿が建てられています。古代祭祀の跡地と考えられる場所が存在し、枚岡神社で最も神聖な場所です。

 

枚岡神社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、枚岡神社で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。

お守り
枚岡神社で人気のお守りは、「太鼓台守」(大・1,000円と小・500円あり)!秋の収穫に感謝するお祭り「秋郷祭(しゅうごうさい)」の太鼓台がモチーフとなっている交通安全・家内安全のお守りです。河内地方のお祭りの飾り山車に使用される太鼓台は、「ふとん太鼓」と呼ばれています。

また、ラグビーボールの形をした「ラグビー守」(700円)の袋守りは、花園ラグビー場のある東大阪市ならではのお守りです。そのほかにも、厄除けのお守りや学業、旅行安全のお守りなどがあります。

御朱印帳
枚岡神社のオリジナル御朱印帳は2種類で、本殿と神紋、紅葉の絵柄が入った「錦」(初穂料1,000円)と、表面に本殿の屋根と御神木、鳥居の焼印が押された御朱印帳(1,500円)となっています。素敵な御朱印袋とセットで購入すれば、「錦」は2,500円、木の御朱印帳は3,000円です。御朱印帳袋単体での頒布は行っていません。御朱印は通常の御朱印(300円)と、限定版の「神氣」の御朱印(500円)などがあります。

おみくじ
枚岡神社のおみくじは、「なで鹿みくじ」(初穂料500円)というおみくじで、梅の絵柄が入った白鹿がとってもキュートです。

 

枚岡神社で特にパワーがある場所は?
枚岡神社で特にパワーがある場所は、境内で最も神聖な場所といわれる神津嶽本宮です。

 

まとめ
河内国一宮で、日本の初代天皇である神武天皇を助け、国土平定祈願を行った天種子命の祖父にあたる天児屋根命を主祭神として祀る枚岡神社。お笑い神事といわれる12月の「注連縄掛神事」では一般参加もできるので、その年1年を笑い飛ばし、新年の幸せを願いましょう。

 

ライターネーム Kikumikan

 

基本情報
住所:大阪府東大阪市出雲井町7-16
電話番号:072-981-4177
拝観時間:9:00~16:00
定休日:無休
HP:http://www.hiraoka-jinja.org/
駐車場:無料駐車場あり(約40台)
アクセス:
・近鉄奈良線 枚岡駅から徒歩すぐ(大阪難波から約30分)
その他詳細の交通アクセスはhttp://hiraoka-jinja.org/access/index.htmlへ

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