御神亀の像「なで亀」を撫でると願いが叶う八幡竈門神社
大分県別府市に鎮座する八幡竈門神社は、アニメ「鬼滅の刃」の聖地として人気のパワースポットです。そんな八幡竈門神社とは一体どんな神社なのでしょうか?今回は、「八幡竈門神社」の人気の秘密や歴史、ご祭神、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
八幡竈門神社はどんな神社?特徴は?
八幡竈門神社は、鬼にまつわる伝説が残る神社で、アニメ「鬼滅の刃」で有名になったパワースポットです。また、サッカーJリーグの大分トリニータのマスコット「ニータン」生誕の地としても知られています。
主祭神の応神天皇・仲哀天皇・神功皇后を含めた36柱のご祭神を祀っており、開運や繁栄、健康長寿にご利益があるといわれる神社です。
八幡竈門神社は創建が神亀年間ということや住所に「竈」の字が入っていることからも亀との縁が深く、神社境内には恵方を向いてなでると願いが叶うとされる「御神亀(なで亀)」の像があります。
また、境内には龍が出入りするとされる龍穴があると言い伝えられており、他の神社は龍穴には近づかないようにとされるところも多いですが、こちらは覗いても大丈夫のようです。
春分の日(3月21日)と秋分の日(9月23日)に昇る朝日は鳥居の中心から昇り、境内の鳥居から別府湾方向を見ると素晴らしい絶景を拝むことができます。八幡竈門神社の境内社は多賀神社と熊野社、稲荷神社で、例大祭は毎年4月15日に執り行われます。
八幡竈門神社の歴史
社伝によると、仁徳天皇の御代(312~399年)、日本武尊(やまとたけるのみこと)と神功皇后の西征の際に豊後州速見郡竈門荘亀山に行宮(天皇行幸の仮宮)を造り、国常立尊、天照大御神など33柱を奉斎しました。
聖武天皇(724~749年)の御代には、豊前国宇佐から仲哀天皇、応神天皇の神霊が降臨。御越山に遷座し、再び竈門宮に奉斎したとされ、この727年が創建年と考えられています。
淳和天皇(823~833年)の治世の826年には、宇佐から神功皇后の神霊をお迎えし、ここで36柱となり、この時から「八幡竈門宮」となりました。1803年に完成した『豊後国志』によると、大友氏の初代当主・大友能直の創建となっています。
八幡竈門神社のご祭神
八幡竈門神社のご祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の3柱で、そのほか33柱の神様を祀っています。
応神天皇(おうじんてんのう)
応神天皇は第15代天皇で4世紀後半頃の大王といわれており、仲哀天皇と神功皇后の間に生まれた第4皇子。古事記と日本書紀には、大陸から日本に渡ってきた渡来人を用いて国を発展させ、中世以降は軍神八幡神としても信奉されました。
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
日本武尊の第二子にあたる仲哀天皇は日本の第14代目の天皇で、仲哀天皇の妃神は、神功皇后(じんぐうこうごう)です。熊襲との戦いに敗れた仲哀天皇は、志半ばにして筑紫で崩御。その意志を継いで、妻の神功皇后が熊襲討伐を成し遂げます。
神功皇后(じんぐうこうごう)
神功皇后は夫・仲哀天皇の没後、新羅に出兵して三韓征伐を果たし、仲哀天皇の意志を継いで熊襲討伐を成し遂げるなど、天性の統治能力のある女帝と記されています。危険な状況の中で無事、応神天皇を出産し、立派に育て上げたことから、安産や子育てのご利益もあるといわれています。
・国常立尊(くにのとこたちのみこと) ・武甕槌命(たけみかづちのみこと)
・天照大御神(あまてらすおおみかみ) ・建御名方命(たけみなかたのみこと)
・田心姫命(たごりひめのみこと) ・大山祇命(おおやまづみのみこと)
・湍津姫命(たぎつひめのみこと) ・市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
・大山咋命(おおやまくいのみこと) ・素戔鳴尊(すさのおのみこと)
・高龗神(たかおかみのみこと) ・加茂別雷命(かものわけいかづちのみこと)
・天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと) ・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
・天穂日命(あめのほひのみこと) ・大物主命(おおものぬしのみこと)
・底筒男命(そこつつおのみこと) ・天照大御神荒魂
・中筒男命(なかつつおのみこと) ・丹生都比賣命(にうつひめのみこと)
・表筒男命(うわつつおのみこと) ・金山彦命(かなやまひこのみこと)
・天兒屋根命(あめのこやねのみこと) ・日本武尊(やまとたけるのみこと)
・活津彦根命(いきつひこねのみこと) ・宮簀媛命(みやすひめのみこと)
・天津彦根命(あまつひこねのみこと) ・豊姫命(とよひめのみこと)
・櫲樟日命(くすひのみこと) ・麛坂皇子(かごさかおうじ)
・天太玉命(あめのふとだまのみこと) ・忍熊皇子(おしくまのおうじ)
・経津主命(ふつぬしのみこと)
八幡竈門神社のご利益とは?
八幡竈門神社の主なご利益は開運、繁栄、健康長寿などが挙げられます。
八幡竈門神社の見どころとは?
次は八幡竈門神社の見どころについて見ていきましょう。八幡竈門神社の見どころについては以下の通りです。
開運なで亀(御神亀)
亀は幸運の兆しの象徴と考えられており、毎年縁起の良い恵方を向いている御神亀の像は「なで亀」と呼ばれており、この亀像を撫でてお願いをすることで、願いが叶うといわれています。
ご神木 魂依(たまより)の木
八幡竈門神社のご神木である魂依の木は、注連縄が巻かれている樹齢約500年の立派なイチイガシ(ブナ科)で、人が入るくらいの空洞があります。ここも「鬼滅の刃」の登場人物と重なるところがあるようです。「魂依御守」を購入することで、幹の中に立てるようになっています。木の生命の気を感じられますよ。
拝殿天井にある龍の天井画(龍の水神様)
拝殿の天井を見上げると、龍の水神様が描かれた天井画が掲げられています。この龍神様は火災から守ってくれるのだそうです。こちらも「鬼滅の刃」に登場する龍によく似ているそうですよ。
鳥居から見える別府湾の朝日
3月21日の春分の日と9月23日の秋分の日の朝に八幡竈門神社の鳥居から別府湾を見ると、鳥居の中心から昇る美しい朝日の絶景を拝むことができます。ちょうど季節を分ける春分の日と秋分の日という大きな節目に見ることができるというのも凄い偶然といえます。とても神秘的な光景なので、一度は見ておきたいものです。
鬼が造った99段の石段
昔、亀川の竈門には悪鬼が住んでおり、夜毎現れては人を喰い殺し、里を荒らしまくっていたそうです。人々が八幡様に鬼を退治して下さいとお願いしたところ、「一晩のうちに百の石段が造れなければ今後里に出てきてはならぬ」と鬼に約束させます。
鬼が九十九段まで造った時、一番鶏が鳴いて夜が明け、鬼は驚いて逃げて行き、二度と現れなくなりました。その石段が八幡竈門神社の石段です。この伝説に思いを馳せながら石段を数えてみるのもいいかもしれません。
鬼が忘れた石草履
石段を99段まで造った鬼が逃げる時に忘れていったとされる大きな石製の草履の跡があります。この石草履にも伝説が残っており、村人がこの草履におそるおそる足を入れてみたところ、みるみる力が湧き、何倍もの力仕事ができたといわれています。
また体の悪い人が足を入れれば、元気になるのだそうです。こちらも是非チェックしておきたいですね。
機雷
境内にある2つの茶色の球体は機雷で、第一次世界大戦の日独戦争の戦勝を機に亀川出身の旧海軍の有志の方によって1928(昭和3)年に奉納された水中兵器です。こちらは全国的にも貴重なものといわれています。
八幡竈門神社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、八幡竈門神社で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。
お守り
八幡竈門神社にはさまざまなお守りがあり、緑やオレンジ、ピンクの袋守り(初穂料800円)が「鬼滅の刃」のキャラクターの着物の色と同じなのだそうです。そのほかにも勝運守(1,000円)や長寿御守(1,000円)、健康御守(1,000円)などのセンスの良い袋守りがあります。
亀にちなんだ「幸運白亀御守」(800円)も気になるところ!また、魂依の木のお力をいただき、開運・繁栄・健康長寿を祈願してある「魂依御守」(1,000円)も頒布されています。こちらを購入すると、魂依の木の幹の中に立つことができますよ。
御朱印帳
八幡竈門神社のオリジナル御朱印帳情報はありません。御朱印(初穂料500円)は、書き置きのもので、拝殿の天井に掲げてある龍の水神様と魂依の木のデザインになっています。
八幡竈門神社で特にパワーがある場所は?
八幡竈門神社で特にパワーがある場所は、ご祭神が祀られている本殿と魂依の木です。魂依御守を購入したら幹の中に立つこともできますし、開運・繁栄・健康長寿のご利益もいただきたいですね。
まとめ
アニメ「鬼滅の刃」の聖地として人気に火が付き、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后ほか33柱の神様を祀る八幡竈門神社。鬼にまつわる伝説もとても興味深いですし、「なで亀」と呼ばれる御神亀の像を撫でると願いが叶うとされるご利益も非常に霊験あらたかです。春分の日と秋分の日の絶景の日の出も是非一度は見ておきたいですね!
ライターネーム Kikumikan
基本情報
住所:大分県別府市内竈1900
電話番号:0977-66-1633
拝観時間:情報なし
定休日:情報なし
HP:http://hachimannkamado.sub.jp/
駐車場:無料駐車場あり
アクセス:JR亀川駅から車で約5分

