桃太郎神社は子供に関するご利益で有名なパワースポット
愛知県犬山市に鎮座する桃太郎神社は、桃太郎生誕地伝説の残る子供に関するご利益で有名なパワースポットです。そんな桃太郎神社とは一体どんな神社なのでしょうか?今回は、「桃太郎神社」の人気の秘密や歴史、ご祭神、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
桃太郎神社はどんな神社?特徴は?
昔話で有名な「桃太郎」は岡山が有名ですが、実は「桃太郎」は愛知県犬山市が桃太郎の生誕地とする説が残っており、桃太郎神社は「桃太郎」ゆかりの神社といわれています。
桃太郎神社は名鉄犬山線の犬山遊園駅からタクシーで10分程の「桃太郎公園」の中に鎮座している神社で、風光明媚な木曽川の上流に位置するパワースポット。桃太郎公園は犬山市を代表する観光地の1つです。
木曽川の川縁は、数少ない堆積岩の「チャート」の代表的な露頭があることで知られています。桃太郎伝説が残る神社ということもあって、境内には全国的にも珍しい桃の形をした鳥居や、桃太郎に登場するキャラクター像があちこちに見られるのが印象的です。
周辺には犬山城や博物館明治村、日本モンキーパーク、野外民族博物館リトルワールドなどの観光スポットがあり、参拝と合わせて観光する人たちも少なくありません。郷土料理である豆腐の味噌田楽の「木の芽田楽」や菜飯も堪能できます。
春は桜や桃が咲き、秋は犬山城や寂光院とともに紅葉の名所としても知られ、11月に桃太郎公園で開催される「桃太郎もみじでんがく祭」も人気ですよ。桃太郎神社の例大祭「桃太郎まつり」は毎年5月5日に執り行われます。
子供達による「桃太郎行列」や「桃太郎おどり」など桃太郎に扮した子供達の姿はなんとも可愛いものです。
桃太郎神社の歴史
桃太郎神社が現在地に遷座されたのが1930(昭和5)年のことで、創建はそこから数百年前に遡るといわれています。桃太郎伝説は、木曽川のほとりの栗栖(くりす)という犬山城から3km程山奥にある村に残るもので、この地が桃太郎の誕生地といわれています。
可児(かに)川の真ん中には鬼ケ島と呼ばれる島があり、桃太郎の無事を祈ってお爺さんお婆さんが籠ったとされる「断食の洞窟」も裏山に残っているそうです。役目を終えた桃太郎が籠った山のことを「桃山」と呼ぶようになり、この山の麓にお社を建てて桃太郎を祀ったといわれています。
桃太郎神社のご祭神
桃太郎神社のご祭神は、大神実命です。
大神実命(おおかむづみのみこと)
大神実命は桃を神格化した存在で、『古事記』では「大いなる神の実」を意味する「意富加牟豆美命」と表記されます。桃は邪気を祓う魔除けの効果があるといわれており、黄泉の国に旅立った伊耶那美命を追ってやってきた伊邪那岐命が腐り果ててしまった伊耶那美命を見て逃げ出し、激怒した伊耶那美命が仕向けた雷神や鬼達を追い払う為に桃を3個投げつけた伝説が有名です。
桃を投げつけられて雷神と鬼達は撤退し、このことから伊邪那岐命より「意富加牟豆美命」の神名を与えられます。大神実命(意富加牟豆美命)の神格は邪気払いの神で、厄払い、災難除けなどのご利益があります。
桃太郎神社のご利益とは?
桃太郎神社の主なご利益は、安産・子授け、子供の発育、災難除け、健康長寿などが挙げられます。
桃太郎神社の見どころとは?
次は桃太郎神社の見どころについて見ていきましょう。桃太郎神社の見どころについては以下の通りです。
桃太郎に登場する人物や動物達のコンクリート像
桃太郎神社に行くとびっくりするのが、あちこちに置いてあるオブジェ(コンクリート像)。鳥居の手前には両脇に犬と猿が旗を持って立っており、石段の鳥居の中央には桃からパッカーンと生まれた桃太郎の像が。
鬼退治に出かける桃太郎と犬、キジ、猿や鬼(鬼の目にも涙、やさしい鬼など)のコンクリート像だけでも20体程あります。「鬼の目にも涙」の像は目から涙が出ており、実際に湧き水を目に通しているとのこと。
「やさしい鬼」の像は四つん這いになったやさしい表情の鬼のオブジェで、背中に乗って遊ぶことが出来ます。これらの像はコンクリート像作家の浅野祥雲氏が作り上げたもので、愛知県や岐阜県に浅野氏の作品が残っており、彼が作った作品で現存するのは約800体に上るそうです。
長命桃くぐり
石の鳥居の先には小さな岩がくり抜かれており、その岩のトンネルをくぐり抜けることで100歳まで長生きできるというご利益があるそうです。なかなかに小さなトンネルですが、チャレンジしてみる価値はありますね。
洗濯岩
洗濯岩の看板のそばにはお婆さんのコンクリート像が立っており、その横に岩があるのですが、これはこの岩の上で洗濯をしたお婆さんの足跡(30cm以上)が残っていることから木曽河岸からわざわざ移動させたものだそうです。大変興味深い岩ですよ。
おみやげ店と飲食店
洗濯岩の左手に見えるおみやげ店「栄屋」は80年以上続く老舗店。たくさんの駄菓子や「きびだんご」、激レアな桃太郎グッズなどのほか、くじ引きコーナーなど子供にもやさしいお店です。
また、桃太郎公園内にある「レストラン桃太郎」や「すずや」では、犬山名物の味噌田楽や木の芽でんがく、定食メニューに五平餅、みたらし団子、きびだんごなどが味わえますよ。神社を訪れたら是非寄ってみて下さいね!
悪運を食べる猿の石像
桃の鳥居の西側にある「悪運を食べるサル」の石像があり、左足を抱えて座っています。口を開けているのが特徴で、「悪運はサル 凶のおみくじはこのサルに食べさせて下さい」とありますので、口の中におみくじが入っていることも。凶のおみくじを引いても猿に食べて貰えば安心ですね。
桃型の鳥居
桃太郎神社の鳥居は、桃太郎ということでやはり「桃」。言われなければ桃とは気づきにくいですが、中央には犬がお出迎えしています。この桃型の鳥居をくぐると、「悪は去る(猿) 病は居ぬ(犬) 災いは来じ(キジ)」と書かれた札が右側に掛けられていますので、桃の鳥居をくぐるだけで厄除けができます。
宝物館
桃太郎神社の拝殿右には桃太郎関連のお宝・珍品を見ることができる宝物館があり、桃の化石のようなものや鬼のミイラ、鬼の角などの写真が残されており、実物は1996(平成8)年の火事で消失してしまいました。
そのほかにも、鬼の金棒など桃太郎と鬼が存在していたということが分かるような驚きの証拠品がたくさん展示されていますよ。宝物館の入館料は大人200円で、営業時間は10時から16時までとなっています。
桃の社紋
境内の鳥居や賽銭箱、拝殿幕や提灯など桃太郎のシンボルの桃であふれています。絵馬も桃で、もはや桃マークを見つけるのが楽しくなってしまうほど。いくつあるのか知りたくなってしまうかも…。
桃太郎神社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、桃太郎神社で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。
お守り
桃太郎神社のお守りは桃にちなんだ可愛いものがありますよ!ちりめんで作られた桃がモチーフの「開運招福 健康桃守」や2つに割れた桃の中に小さな2体の人形が入った「えんむすび御守」(500円)や合格祈願・必勝祈願の「鬼に金棒まもり」など。
桃太郎がモチーフの「桃太郎まもり」(300円)や「すこやかこども守り」(500円)、「ペット愛護守」もあります。袋守りにも桃が刺繍してあるので是非チェックしてみて下さいね。
御朱印帳
桃太郎神社のオリジナル御朱印帳(初穂料2,000円)は、拝殿と桃の形の鳥居をモチーフにしたもので、背表紙は全体的にライトピンクで小さな桃がいくつもあしらわれています。通常の御朱印(初穂料300円)は拝殿と鳥居の前に犬・キジ・猿の像が入ったスタンプになっており、そのほかに毎月5日に頒布される5日限定のカラフルな御朱印もあります。
桃太郎神社で特にパワーがある場所は?
桃太郎神社で特にパワーがある場所は、境内全体です。桃の鳥居をくぐれば厄除けができますし、いたる所に桃がありますので、悪いものを祓っていただけます。おみくじで凶が出ても、悪運を食べてくれる猿の像の口に入れて悪運をなかったことにして貰えますし、長命桃くぐりで健康長寿のご利益も!宝物館で珍宝を見て、犬山名物の郷土料理をいただいて美味しく腹ごしらえすれば完璧です。
まとめ
桃太郎生誕地伝説が残り、桃太郎ゆかりの見どころスポット満載の桃太郎神社。境内の至るところに見られるコンクリート像は作家の浅野祥雲氏の親族が経営する塗装店の協力のもと、2012年から3年をかけてコンクリート像の本格的な修復活動も行われました。
旧宝物館にあった鬼の頭蓋骨や桃の化石のようなものも1996年の火事がなければ今も残っていたかと思うと、つくづく悔やまれます。おとぎ話だと思っていた桃太郎伝説が本当にあったかもしれないと思いを馳せる事ができる貴重なパワースポットです。
ライターネーム Kikumikan
基本情報
住所:愛知県犬山市栗栖大平853
電話番号:0568-61-1586
拝観時間:10:00~16:00
定休日:無休
HP:http://www.yha.gr.jp/momotaro/shrine.html
駐車場:一の鳥居前に無料駐車場あり(おみやげ屋の方は有料) ※他にも無料駐車場あり
アクセス:
・名鉄犬山線 犬山遊園駅からタクシーで約10分
・名神高速道路 小牧I.Cから車で約30分

