宝当神社

宝くじが当たる「宝当神社」
佐賀県唐津湾には、日本海に浮かぶ4つの島があり、そのうちのひとつに高島があります。人口約240人の小さな島には、「宝くじにご利益がある」と話題になっている神社があります。その名も「宝当神社」(ほうとうじんじゃ)と呼ばれる神社です。いかにも縁起が良さそうで、宝くじが当たりそうな名前ですね。

実際、神社に参拝した人の中には、宝くじの高額当選者が出ています。テレビや雑誌などに紹介されたこともあり、一躍有名になりました。金運、福、当たり、勝負運、出世運を招くとされ、今では全国各地から、年間約20万人の参拝客が訪れます。今回は、そんな宝当神社の歴史や見どころについて、詳しく解説します。

 

宝当神社の由緒・ご祭神
宝当神社は、「野崎隠岐守綱吉命」(のざきおきのかみつなよしのみこと)をお祀りしています。戦国時代に実在した「野崎綱吉」が神様となり、鎮座しています。1554年(天文23年)、野崎綱吉は、信州諏訪の国に誕生しました。生まれつき才に恵まれ、勇気と力もあったことから人々に慕われていました。その後、豊後(現在の大分)の戦国大名・大友義鎮(おおともよししげ)や備前の草野鎮永(くさのしずなが)に仕えています。綱吉は、草野家に攻め入った龍造寺軍を撃退する活躍を見せましたが、人並外れた強さと優秀さに加えて新参者であったことから、老兵から怖れねたまれ、出奔(しゅっぽん)して高島に移ってきたとの記録が残されています。

その頃の高島は、吉井(現在の福岡県糸島市)の海賊、火山神九郎(かざんじんくろう)に、塩を目当てに度々襲われ、その悪行に皆、恐れおののいていました。そこで綱吉は火山神九郎の海賊団を征伐し、人々を恐怖から救い、島に平和をもたらしたとされています。その際、生き残った海賊も寛大に許したことから、海賊が高島を二度と襲うことはありませんでした。

綱吉は、その後32歳の若さで亡くなりましたが、生前の功績が称えられ、「綱吉神社」が建立されます。そこが島の宝ともされ、1901年(明治34年)「寶當(ほうとう)神社」(宝当神社)に改名されることになりました。ちなみに高島の英雄、野崎綱吉にあやかり、島民の苗字はほとんどが「野崎」を名乗っています。

元々、宝くじとは縁がなかった神社ですが、野崎隆文氏により島おこしとして宝当袋が1993年(平成5年)に売り出されると、なんと高額当選者が続出!このことから、佐賀県を代表するパワースポットとして、宝当神社は、全国的に広く認知されるようになりました。

 

宝当神社のご利益

縁起の良い「宝を当てる」という名前から、宝くじ当選のご利益があるとして全国的に有名です。また、金運、勝負運、出世運、子宝等、それぞれの「宝」を与えてくれるとされています。

 

宝当神社の参拝順序
宝当袋

宝当神社では通常の参拝ではなく、宝くじ当選のご利益を頂くための、参拝順序があります。まず、宝当袋を購入します。宝当袋は、島に宝くじ売り場があり、そちらのお土産屋で購入します。宝くじと宝当袋を、あらかじめ一緒に購入しておくのがおすすめです。

宝当袋は、「スーパーゴールド」、「開運宝当袋」や「ミニ開運宝当袋」の3種類があります。いかにも金運がありそうなゴールドが輝いた美しい袋で、ジャンボ宝くじやロトナンバーズなどを入れる袋として人気があります。ミニ開運宝当袋は、小さいサイズで持ち運びしやすく、お土産としてもちょうどいいサイズです。主にロトナンバーズを入れるための袋仕様になっています。準備した宝くじは忘れないよう宝当袋に入れます。

塩屋神社
宝当神社が今となっては有名になっていますが、高島の氏神様は塩屋神社です。宝当神社は塩屋神社の境内社になるため、宝当神社参拝前に、塩屋神社で二礼二拍手一礼をしてお参りしましょう。塩屋神社も宝当神社と同じく野崎綱吉と関わりがあり、1581年(天正9年)野崎綱吉の祖先の藤原鎌足、藤原不比等、不比等の孫の藤原魚名をお祀りしています。その後、大山祇神(おおやまつみのかみ)を産土神として祀るため、山王宮(現在の塩屋神社)を建立しました。

その後も須佐之男命(すさのおのみこと)や、学問の神様で知られる菅原道真を、塩屋神社に合祀しています。

宝当神社の本殿
ようやく、ここで宝当神社にお参りです。塩屋神社神社と同じく、二礼二拍手一礼します。この際、宝当袋の口を必ず開いて、ご利益のパワーを頂きましょう。参拝が終わったら運気を逃さないため宝当袋の口はしっかりと閉じます。

 

宝当神社の最もパワーがある場所
裏参道
次に裏参道を参拝します。本殿右手奥に位置しています。実は、宝当神社本殿の地中深くに「野崎隠岐守綱吉命」である野崎綱吉公のご遺体が安置されているのです。そのため、野崎隠岐守綱吉命へさらに近く参拝するための道が、裏参道になります。

宝当神社の本殿のみ参拝される方が多いようですが、高島の産土神「塩屋神社」と主祭神、野崎隠岐守綱吉命に最も近く参拝できる「裏参道」も加えた3か所を参拝すれば、満願成就になるといわれています。野崎隠岐守綱吉命のご利益をさらに受けること間違いないでしょう。帰宅後は、自宅の神棚など高い所に宝くじを入れた宝当袋を保管しましょう。

 

宝当神社のリアル招き猫

宝当神社に向かう参道で猫を見かけることがあります。その中で、一番人気の猫が野崎酒店で飼われている「福ちゃん」です。エサをキャッチする姿がまるでお祈りするようにも見えるため、「お祈り猫」とも呼ばれています。

福ちゃんのあまりの可愛さに頭を撫でた40代夫婦が、宝くじでなんと!4億円の高額当選を果たしたそうです。店主によりますと夫婦は、宝当袋を購入してから、福ちゃんを撫でて宝くじを袋の中に入れて参拝したそうです。

これまでの高額当選をした方からのメッセージが、野崎酒店にはたくさん掲示されています。それらを見ているだけでも、福ちゃんのパワーが感じられます。店内には、福ちゃんがデザインされた宝当袋も販売されています。

福ちゃんにはファミリーがおり、みなそれぞれにご利益を生み出していて、この当選方法で高額当選させた金額は、野崎酒店に報告があっただけでも22億円にものぼるそうです。また、福ちゃんが子猫を産むたび、宝くじ販売所から引き取りたいとの声が多く寄せられ、すでに愛知や群馬などにも引き取られていったそうです。そして、そこでも高額当選者を生み出しているとかで、福ちゃんファミリーパワーの凄まじさがわかります。まさに福を招くリアル招き猫ですね。

 

まとめ
宝当神社の由来や参拝方法についてご案内しましたが、いかがでしたでしょうか。参拝する前に、宝くじを買うタイミングがベストだといえるでしょう。宝くじを買い忘れても高島には、いくつかお店があります。その中でも野崎酒店で購入した際に、幸運を呼ぶ福ちゃんの拝むポーズが見れたら高額当選の可能性もあるかもしれませんね。

良いことがあったら宝当神社へのお礼参りも忘れないようにしましょう。自分の願い事ばかりでなく、高島が良くなりますようにと野崎隠岐守綱吉命の願いも込めて、何度か足を運べば、宝くじの高額当選や運気アップにより、近づくことでしょう。

 

ライターネーム/サクヤ凛

 

基本情報
住所:佐賀県唐津市高島523
電話番号:0955-74-3715
HP:https://houtoujinja.jp/

アクセス
・公共交通:JR唐津駅→徒歩15分で宝当桟橋、定期船10分で高島へ、船着場から徒歩3分。または東城内駐車場→海上タクシー10分で高島へ、船着場から徒歩3分
・車:西九州道前原ICから国道202号経由27km30分で唐津城市営駐車場へ。宝当桟橋から定期船10分で高島へ、船着場から徒歩3分
駐車場  なし/市営駐車場利用
営業時間  8~17時(社務所利用)
定休日  無休
料金  境内自由
*最新の情報は公式HPでご確認ください。

 

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