佐嘉神社

八社巡りができる「佐嘉神社」
佐賀市松原に鎮座する佐嘉神社(さがじんじゃ)は広い境内で、1度に八社お参りできるとされ、いろいろな神様に出会うことができるパワースポットです。佐嘉神社とそれぞれの境内社は、多種多様なご利益と強力なパワーがあり、大願が成就するといわれています。年越しには、カノン砲の祝砲で新年を迎え、多くの方が佐嘉神社に参拝に訪れます。ちなみに、初詣時期の人出は、佐賀県内では日本三大稲荷のひとつに数えられる祐徳稲荷神社の70万人に次いで多い35万人が訪れ、境内は賑わいを見せています。

 

佐嘉神社の由緒・ご祭神
佐嘉神社のご祭神は、佐賀藩主の10代藩主直正と11代藩主直大の、名君で誉れ高いお二人が、お祀りされています。鍋島閑叟(なべしまかんそう)として、数々の改革を行い、その名を知られる鍋島直正は、初めて国内で反射炉を作ったことでも有名です。さらに、カノン砲やアームストロング砲を作るなど、新しい日本の船出に力を注いだ優れた藩主です。

当時、佐賀藩は長崎警備の役を担っていたため、財政難に陥っていました。そこで、直正は倹約令を余すところなく施行し、自らも衣食住において倹約生活を実践し、衣服を安価な綿素材にしたり、食事は一汁一菜にするなど質素に努めました。しかし、直正の政策は倹約励行など締め付けばかりではありません。

たくさんあった別荘を整理するとともに、茶屋などを造って、庶民に開放しています。また、新しい取り組みも行い、日本国内で初めて洋式反射炉や近代大砲を作るなど、いち早く西洋の科学技術を取り入れて、佐賀藩の発展に大きく尽力し、多大な功績を残しています。

 

佐嘉神社の見どころ
幕末の佐賀藩で様々な改革に取り組み、実績を残した鍋島直正にちなんで、日本初の150ポンドの巨大な鉄製カノン砲や、当時佐賀藩が保有していたアームストロング砲のレプリカが境内にあります。佐賀の歴史の重みを肌でじっくり感じることができます。また、毎年大晦日の午前0時に、爆音と共に豪快に8発の祝砲を放つカノン砲神事が行われ、新年の幕開けを派手にお祝いしています。(2020年元旦から一旦取りやめになっていますので、最新情報は公式ホームページでご確認ください。)

 

佐嘉神社の最もパワーが頂ける八社巡り
佐嘉神社には7つの境内社が鎮座しています。それぞれの境内社は、種々なご利益があり、佐嘉神社と同じくパワースポットとして知られています。佐嘉神社を含めた八社巡りをすることにより、満願成就が達成するとされ、ご利益も8倍授かるとされています。

参拝の記録として、各社に「八社詣之証」が設置され、神紋スタンプが設けられています。一社お参りする度に、神紋スタンプを押し八社すべてお参りした暁には、大願成就が叶う八社詣ができる仕組みになっています。それでは、八社を順番に紹介していきましょう。

一番社・佐嘉神社
一番社の佐嘉神社は、1873年鍋島直正が没すると、鍋島藩の先祖を祀っていた松原神社に社殿を建立して、直正をお祀りしたことがはじまりとされています。佐嘉神社の正面左手に巨大なカノン砲が復元され、佐賀城本丸歴史観前には、レプリカのアームストロング砲が圧倒的な存在感で置かれています。直正は文化的な功績も大きく、学問、文化や交通の神様としても広く崇敬されています。

二番社・松根社
松根社には、鍋島藩第10代藩主の鍋島直正に仕えた、古川松根がお祀りされています。松根は、幼少の頃から学問や絵画、書、雅楽、和歌や礼儀作法など全てにおいて秀でており、直正を縁の下の力持ちとして支える頼もしい存在でした。学問、礼道、芸術の神様・古川松根命を敬い、多くの参拝客が松根社を訪れます。拝殿前には太鼓がしつらえてあります。松根社では参拝前に、太鼓を先に叩くのが礼儀になっています。

三番社・松原神社
松原社は境内社ですが、一番社・佐嘉神社に匹敵する大きな神社です。松原神社には、知勇兼備で名を馳せた藩祖の鍋島直茂と、その先祖の龍造寺隆信がお祀りされています。佐嘉神社と並び八社巡りの最大のハイライトといわれる神社です。

創建は1772年で、どっしりと落ち着いた佇まいから、由緒ある深い歴史が伺えます。佐賀は室町から戦国時代にかけて、地方豪族が複数治めていた地でした。その地方豪族のひとつでしかなかった龍造寺家は、滅亡の危機にさらされながらも徐々に頭角を現し、小弐、千葉、神代の有力豪族に勝利していきます。大友宗麟という巨大勢力が押し寄せてきた際も打ち破り、肥前統一から筑前、築後、肥後、豊後までの広大な地域を治める大名にまで上り詰めました。

その幾多の偉業から「肥前の熊」と周りの国から恐れられた龍造寺隆信。その龍造寺家の重臣だった鍋島直茂は、今山合戦で5万の大友軍をわずか数百の兵で奇襲をかけて勝利し、知勇兼備の猛将として名を馳せた佐賀藩祖です。

龍造寺家の家紋「十二日足紋」が、松原神社の拝殿に大きく飾られています。「龍造寺隆信命」と「鍋島直茂命」の戦国を代表する、勇猛果敢な両柱をご祭神とすることから、開運、勝利、招福のご利益があるとされています。

四番社・佐嘉荒神社
佐嘉荒神社は、荒神様の社で台所の神様として信仰されています。元来瀬戸内海を中心に広がった、土着信仰の神様・荒神様は、火事除け、災難除けにご利益があるとされ一家安泰の守り神として崇拝されています。「荒神社例祭」と称される鎮火の神事が、毎年11月に執り行われます。

五番社・松原恵比寿社
1,000体もの恵比寿像が佐賀県にあり、それらを取り仕切っているとされるのが、松原恵比寿社にお祀りされている「大恵比寿像」です。「とんさん恵比寿」と地元の人から呼ばれて、親しまれています。珍しい黄色の社殿は、金運アップのご利益がいかにもありそうな佇まいです。開運、商売繁盛、招福、宝くじの当たり神として、恵比寿様は人気を集めています。

六番社・松原稲荷神社
商売繫盛や家内安全の神様で知られる、稲荷大神がお祀りされています。松原稲荷神社では、毎年2月になると最初の午の日(うまのひ)に初午大祭、ぜんざい祭という例祭が執り行われます。当日は、商売繫盛、五穀豊穣、家内安全などの祈祷を行い、神前にお供えされた餅とあずきを使ってぜんざいが作られ、参加者にふるまわれています。

七番社・松原河童社
松原河童社には、水害、災難除けの神様で、子供の守り神でもある土着神「兵主文部」(ひょうすべ)が祭神として、お祀りされています。佐賀市内では、至るところにクリークと呼ばれる水路が張り巡らされています。子どもたちがクリークに誤って落ちないよう、事故を防ぎ子どもたちを守っていただくように願いをこめて、1772年、木造の松原河童社が創建されました。向かい側には、樹齢およそ620年の大木が、存在感を放っています。

八番社・松原梛木社
松原梛木(なぎのき)社の主祭神は、大国主神と久久能智神(くくのちのかみ)をお祀りしています。家内安全、商売繁盛、病気平癒、縁結び、子宝成就、魔除けなど多方面のご利益が授かるとされています。松原梛木社の名前の梛木(なぎ)は、海の穏やかな状態の凪(なぎ)や和ぎ(なぎ)を表しています。そのため海上安全はもちろん、心の平穏を保つことにも効果が期待されるとして崇敬を集めています。

 

まとめ

佐賀市の街中に位置していますが、境内は厳かな雰囲気に包まれ、心も自然と鎮まり、移ろう時を忘れさせてくれる、心地よい空間に満たされています。それぞれ異なるご利益やパワーが頂ける、八社巡りで多大なパワーを享受することができます。数多くの神様を一気に巡れる名所、佐嘉神社は見どころがたくさんあるため、時間に余裕を持って参拝するのがおすすめです。

 

ライターネーム/サクヤ凛

 

基本情報
住所:〒840-0831 佐賀市松原2-10-43(佐賀県庁前)
電話番号:0952-24-9195
FAX:0952-24-9196
HP:http://www.sagajinjya.jp/
アクセス:
・公共交通:JR佐賀駅→徒歩3分の佐賀駅バスセンターから市営バス佐嘉神社・早津江・犬井道行きで9分
・バス停:佐嘉神社前下車、徒歩すぐ
車:長崎道佐賀大和ICから国道263号経由9km20分
営業時間:5~18時(冬期は~17時30分)
定休日:無休
料金:境内無料
駐車場:あり/500台/1時間100円
*最新の情報は公式HPでご確認ください。

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