花菖蒲の神事や大阪最古の楠木で有名な難波神社
大阪府大阪市中央区に鎮座する難波神社は、仁徳天皇をご祭神として祀る大阪屈指のパワースポットで、花菖蒲にゆかりの深い神社です。そんな難波神社とは一体どんな神社なのでしょうか?今回は、「難波神社」の人気の秘密や歴史、ご祭神、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
難波神社はどんな神社?特徴は?
難波神社は日本第16代天皇の仁徳天皇をご祭神として祀る神社で、大阪でも屈指のパワースポット。最寄り駅は難波ではなく、心斎橋近くの市街地に近い場所に鎮座しています。難波神社は花菖蒲とゆかりが深い神社で、境内で育った花菖蒲を神前に供える菖蒲神事「あやめ祭」が6月に開催される事でも有名です。
難波神社の神紋は「抱き菖蒲(だきあやめ)」という菖蒲紋の一種。摂津国の総社でもある難波神社は、地元では「博労(ばくろ)町のお稲荷さん」と呼び親しまれています。昔から平和安穏、商売繁盛、五穀豊穣、厄除け等の神様として有名です。
難波神社の境内社は、博労稲荷神社、金刀比羅神社、十四柱(じゅうよんばしら)相殿神社で、例大祭の「秋祭」は、10月20日に執り行われます。
難波神社の歴史
難波神社の創建は仁徳天皇の子・反正(はんぜい)天皇の御代とされており、反正天皇が柴籬宮(しばがきのみや)を開いた時に、父帝の仁徳天皇をご祭神として祀ったと伝えられています。当初は大阪府松原市に鎮座していましたが、943年に今の天王寺区上本町に遷座しました。
1583年に豊臣秀吉が大阪城を築城後、現在地に遷座。ところが、江戸時代に入り、1615年の大坂夏の陣の後には、6万坪あったといわれる広い境内地の大半が江戸幕府に没収されてしまいます。江戸時代には境内社に「博労稲荷神社」がある為に、「稲荷社」と呼ばれていました。
明治時代には、府社に列格。1945(昭和20)年の大阪大空襲で全焼し、1974(昭和49)年に再建されています。
難波神社のご祭神
難波神社のご祭神は、仁徳天皇、素盞嗚尊の2柱です。
仁徳天皇(にんとくてんのう)
日本の第16代天皇の仁徳天皇は応神天皇の第4子にあたり、4世紀末から5世紀の前半に87年在位した慈悲深い天皇で、人民の苦しみを見て、3年間租税を免除し、その間、自ら衣食住で倹約を図り、国家の為に尽力した人物とされています。
仁徳天皇をお祀りする仁徳天皇陵は、日本最大の前方後円墳として有名です。仁徳天皇のご利益は、国家安泰、国家安寧、商売繁盛、五穀豊穣、殖産振興、縁切りなどが挙げられます。
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
素盞嗚尊は八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した伝承で知られるご祭神で、水を司っています。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の御子神にあたり、天照大神の弟神とされる神です。
荒々しい乱暴者で、高天原で大暴れし、たびたび伊邪那岐命や天照大神の怒りを買っていましたが、正義感が強く、困っている者を助けるという性格も持ち合わせていたといいます。素盞嗚尊の主なご利益としては、水難除けや五穀豊穣、厄除開運、縁結び等です。
難波神社のご利益とは?
難波神社の主なご利益は、平和安穏、厄除け、商売繁盛、五穀豊穣、諸願成就などが挙げられます。
難波神社の見どころとは?
次は難波神社の見どころについて見ていきましょう。難波神社の見どころについては以下の通りです。
境内の花菖蒲
難波神社は花菖蒲の名所。神紋が花菖蒲であることから、6月8日には、境内で育った花菖蒲を御神前に御供えする「菖蒲神事」が執り行われます。境内には花菖蒲の鉢植え花壇が並んでおり、狛犬さんの周りにも。あやめと花菖蒲との区別が昔は特になかったようなので、「あやめ祭」とも呼ばれています。
御神木
難波神社境内にある樹齢400年以上の楠の御神木は高さ12m、幹周り3.2mの大樹で、大阪市指定保存樹の第一号となった大阪でも最も古い楠です。戦災によって火傷を負いましたが、たくましく生き残っています。この木から力を貰えるという人もたくさんいるそうです。
境内社・金刀比羅神社
難波神社の西門横には、江戸時代に創建されたといわれる境内社の金刀比羅神社があります。商売繁盛、縁結び、五穀豊穣などのご利益がある大物主神がご祭神として祀られている神社です。
あやめ祭
あやめ類に属する花菖蒲にゆかりの深い神社で、6月8日に「あやめ祭」が執り行われます。祭典中は、菖蒲を刈り取る所作のある神楽「菖蒲刈り」の舞が2人の巫女によって舞われます。
氷室祭
毎年7月20から2日間開催される夏祭りの「氷室祭」では、参拝者にかちわり氷が配られ、この氷を食べると夏バテしないといわれています。
大阪ぐりぐりマルシェ
「大阪ぐりぐりマルシェ」は、奇数月の第2土曜日に中船場(Tパーク久太郎町パーキング内)と難波神社で偶数月の第2土曜日に開催されるこだわりのマルシェ。無農薬や有機栽培の農産物や加工品、地元野菜の展示・販売や参加体験型のワークショップも行われます。講師から作り方を学んで、家でも作って楽しむことができますよ。
難波神社のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印はチェックしておきたいですね。次は、難波神社で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。
お守り
難波神社のお守りで人気のお守りは、二枚貝の「えんむすび守」(初穂料800円)。赤と白の二枚貝がセットになっています。御堂筋の銀杏にちなんだ「ぎんなん守」(500円)もとっても可愛いお守りです。着物の帯などに着けるストラップタイプの「根付」(各500円)は、縁起物の獅子頭やフクロウ、茄子の形をしています。
御朱印帳
難波神社のオリジナル御朱印帳(初穂料1,000円)は、紫を基調とした切り絵風の御朱印帳で、表紙には拝殿と楠のご神木が描かれており、背表紙には社紋の花菖蒲が入っています。御朱印(初穂料300円)には紫色の花菖蒲が入っているのがポイントです。
難波神社で特にパワーがある場所は?
難波神社で特にパワーがある場所は、樹齢400年以上の楠の御神木です。境内にあったこの楠の木は、大阪で最も歴史が古く、太平洋戦争の空襲時でも奇跡的に残っていたといわれています。
まとめ
仁徳天皇をご祭神として祀る大阪屈指のパワースポットで、花菖蒲の神事や大阪最古の楠木で有名な難波神社。都会のオアシスとして地元の人々に愛される神社です。上記でご紹介したマルシェ以外にもマルシェイベントは行われているようですので、気になる方は神社の公式HPでご確認いただくか、電話にてお問い合わせ下さい。
ライターネーム Kikumikan
基本情報
住所:大阪府大阪市中央区博労町4丁目1-3
電話番号:06-6251-8000
拝観時間:6:30~17:00
定休日:無休
HP:https://www.nanba-jinja.or.jp/
駐車場:無料駐車場あり
アクセス:
・大阪メトロ御堂筋線 本町駅13番出口から徒歩約5分
・大阪メトロ御堂筋線 心斎橋駅3番出口から徒歩約6分
・阪神高速道路 信濃橋出入口から車で約3分

