目の病気等様々な病気平癒のご利益がある瀧谷不動明王寺
大阪府富田林市にある瀧谷不動明王寺は、「瀧谷のお不動さん」や「どじょう不動様」と呼び親しまれるパワースポットです。そんな瀧谷不動明王寺とは一体どんなお寺なのでしょうか?今回は、「瀧谷不動明王寺」の人気の秘密や歴史、宗派、ご本尊、ご利益、見どころ等、ポイントごとに紹介していきます。
瀧谷不動明王寺はどんなお寺?特徴は?
瀧谷不動明王寺は、国家の安全と国民の幸せを祈る為、9世紀に弘法大師によって創建され、「瀧谷のお不動さん」や「どじょう不動様」と呼び親しまれている寺院です。正式には「瀬谷不動明王寺」といい、ご本尊の不動明王と、脇侍(わきじ)の今迦羅(こんがら)童子、せいたか童子は「弘法大師一刀三礼の霊像」としていずれも国の指定重要文化財です。
平安時代に弘法大師がこの地を訪れ、国家の安全と国民の幸せを祈って開いたとされる護摩祈願の道場で、「日本三不動の1つ」といわれています。ご本尊の不動明王とお護摩とこの世の生きとし生けるもの全ては、仏様の慈悲によって深く結ばれているそうです。
本尊の不動明王は眼病にもご利益があることから、「目の神様」や「芽の出る不動様」と呼ばれ、加えて「どじょう不動様」とも呼ばれています。商売繁昌、厄除開運、交通安全などさまざまな祈願のため、毎月28日の縁日には、参拝客で賑わいます(ご祈祷などの受付は、寺務所にて受付)。
5月28日に行われる春季大祭には、総勢百数十名の山伏(修験者)によって大峯修験(おおみねしゅげん)による柴橙大護摩供(さいとうおおごまく)が厳修(ごんしゅう)され、この時の「大練(おおねり)供養」で焚かれる添護摩木(そえごまき)は10数万本に上るとのこと。その荘厳で壮大な行事は日本随一といわれるほどです。
瀧谷不動明王寺で毎月28日に行われる不動明王の縁日には、駐車場が混み合う為、この日のみ運行される富田林駅からのバスを利用するか、最寄り駅の瀧谷不動駅から徒歩もしくはタクシーをご利用下さい。
瀧谷不動明王寺の歴史
寺伝によると瀧谷不動明王寺は、821年にこの地を参籠(さんろう)した弘法大師が、一刀三礼でご本尊の不動明王と脇侍の矜羯羅童子(こんがらどうじ)、制多迦童子(せいたかどうじ)の3体の仏像を彫り、祀るために国家の安全と国民の幸せを願って平安時代に堂宇が建てられたのが起源とされています。
当時は今からおよそ1km離れた嶽山(だけやま)の中腹にあり、優美な堂塔・伽藍が整えられていたと伝わっています。南北朝時代には楠木正成によって嶽山城が築かれ、その守護神として不動明王を崇敬していましたが、1360年、足利義詮(足利尊氏の三男)が攻め入り、その兵火によって諸堂が焼失。
不動明王と矜羯羅童子、制多迦童子の3体は瀧の下に移されたことで焼失を免れたと言い伝えられています。室町時代の1460年に「嶽山城の戦い」の際には、その籠城戦に巻き込まれ、3年後に焼失しました。16~17世紀の慶長年間には現在地に移され、再建されています。明治時代に現在の本堂が出来るまでは、観音堂が本堂だったそうです。
瀧谷不動明王寺の宗派
瀧谷不動明王寺の宗派は、真言宗智山派です。
瀧谷不動明王寺のご本尊
瀧谷不動明王寺では、不動明王をお祀りしています。
不動明王(ふどうみょうおう)
不動明王は大日如来(密教の最高位)の化身といわれる神様で、インドのシヴァ神が起源ともいわれています。真言宗開祖の弘法大師・空海が日本に伝えたことで真言宗をはじめ、天台宗などの仏教諸派や修験道で信仰されるようになりました。
不動明王は、迷いの世界から煩悩を絶ち切り、人々に正しい道を教え、救いへと導いて下さる仏様です。不動明王のご利益は、除災招福、疫病退散、国家安泰、病気平癒、健康長寿、家内安全、商売繁昌などが挙げられます。
瀧谷不動明王寺のご利益とは?
瀧谷不動明王寺の主なご利益は、眼病平癒、商売繁盛、厄除開運などが挙げられます。
瀧谷不動明王寺の見どころとは?
次は瀧谷不動明王寺の見どころについて見ていきましょう。瀧谷不動明王寺の見どころについては以下の通りです。
不動明王・矜羯羅童子・せいたか童子(国指定重要文化財)
ご本尊の不動明王とその両脇に立つこんがら童子とせいたか童子は、若々しく凛々しい表情を湛え、常にお不動様の脇を固めています。この両脇の童子が、お不動様のそばで「あなたたちの行いは何もかもちゃんと見ているから心して生活しなさい」と常に私達人間の様子を見極めていらっしゃいます。
そして、「悪い事はやめ、善い行いをせよ」と伝えて下さっています。あらためて日頃の生き方を観察し、省みましょう。本尊開帳の際、不動明王の脇侍に立つ童子にも注目してみてくださいね。
本堂
壮麗な本堂は1897(明治30)年に建立され、1999(平成11)年に70年ぶりに修理が行われました。本堂ではご本尊の不動明王と弘法大師が祀られており、毎月8日と18日、28日に開帳されます。
本堂では毎日、祈願者のために護摩祈祷の祈願成就が行われていますが、護摩祈祷を希望する方は、寺務所にて祈祷料を添えて申し込みをし、時刻までに余裕を持って行くようにしましょう。事前予約は不要です。護摩祈祷の時間は公式HPをご参照下さい。→ https://takidanifudouson.or.jp/about/goma/
法楽殿(ほうらくでん)
本堂隣にある法楽殿は1964(昭和39)年に建立された交通安全祈願殿で、不動明王と厄除け日輪観大師、役行者が祀られています。車だけでなく、バイクや自転車に乗る方も対象です。5月28日と9月28日には、法楽殿前(野外)で御護摩祈祷の「柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)」が行われます。
身代わりどじょう
龍谷不動明王寺は「健眼加護」のご利益で有名なお寺。「身代わりどじょう」は昔から続く地元でも有名な信仰で、1杯200円で購入できる「身代わりどじょう」を持ってお参りし、瀧谷川にどじょうを放流すると、身代わりになって自分の目を助けて頂けるという信仰が古くから残っています。
これは、「功徳を積む為に魚や鳥などの生き物を自然に放つこと」を意味する放生会(ほうじょうえ)にならった信仰です。「ここから流してください」と書かれた所がありますので、そこから流すようにしましょう。
西国三十三所堂
西国三十三所堂は、観音巡礼の1つである西国三十三所のご本尊(33体)を祀るお堂で、2005(平成17)年の酉年御開帳を記念して再建されました。とても美しいお堂で、この西国三十三所堂を一巡することで全ての霊場を巡礼するのと同じご利益を授かることができると考えられています。この西国三十三所堂で「お砂踏み」を行い、お参りすると清々しい気持ちになれますよ。
多宝塔
多宝塔は、本堂裏手にある二層の塔で、1984(昭和59)年、弘法大師の1150年御遠忌(ごおんき)記念として建立されたものです。内陣には、金剛界大日如来と両界曼陀羅が祀られています。こちらの多宝塔には階段で上がれるようになっているので、体が鈍っている時にはいい運動になりそうです。
瀧行場(たきぎょうば)・瀧不動堂
瀧不動堂は「水かけ不動」と呼ばれる石像の不動尊をお祀りするお堂で、瀧不動堂の奥に瀧行場があります。「身代わりどじょう」が行われるのもこの瀧行場です。毎月28日には、この瀧不動堂で直属の山伏が護摩供の仏道修行を行われます。
明王殿
不動明王を祀る明王殿は、2011(平成23)年にご本尊の現地奉安550年を記念して建立されたお堂で、正月時期の交通安全を祈願する場所です。昨今、また交通事故が増えていますが、事故のトラブルに巻き込まれない為にも、機会のある方や気になる方はお参りしておくと良いでしょう。
瀧谷不動明王寺のお守り・御朱印帳
せっかく神社の参拝に訪れたなら、お守りや御朱印帳はチェックしておきたいですね。次は、瀧谷不動明王寺で販売されている「お守り」「御朱印帳」について見ていきましょう。
お守り
瀧谷不動明王寺の「不動羂索(ふどうけんさく)守」(初穂料1,200円)は、不動明王が左手に持つ五色の縄の「羂索(けんさく)」の肌守りで、この羂索とは、衆生を救い取るというもの。「不動羂索守」をいつも身に着けておくと、不動明王様から護っていただけるといわれています。
「晴眼守」(800円)は眼病平癒のお守りで、目のご利益を授かりたい人におすすめです。そのほかにも、紫・赤紫・赤緑3色の「身代守」(800円)や「開運守」(800円)、「干支守」(800円)などもありますよ。瀧谷不動明王寺のお守りやお札、護摩木等は御膳場(ごぜんば)と呼ばれる授与所で頒布されています。
御朱印帳
瀧谷不動明王寺のオリジナル御朱印帳情報はありません。御朱印に関しては通常のものが2種類あり、「阿遮羅殿」の御朱印と御詠歌の御朱印となっています。また、数量限定の開創1200年記念御朱印があります。
瀧谷不動明王寺で特にパワーがある場所は?
瀧谷不動明王寺で特にパワーがある場所は、本堂、西国三十三所堂、瀧不動堂です。ついていないと感じる時には、お不動様の力をいただき、願いを叶えていきたいですね!
まとめ
「日本三不動」の1つに数えられ、「瀬谷のお不動さん」として親しまれる瀧谷不動明王寺。目の病気をはじめ、さまざまな病気平癒のご利益があり、富田林市を代表するパワースポットとして知られています。日頃から善い行いを心がけている人は、お不動様とご縁を結ぶことで護っていただけるはず。希望を見いだせないと諦めず、この激動の時代を乗り切っていきましょう。
ライターネーム Kikumikan
基本情報
住所:大阪府富田林市彼方1762
電話番号:0721-34-0028
拝観時間:日曜以外は6:00~16:30(日曜は17時まで)
拝観料:無料
定休日:無休
HP:https://takidanifudouson.or.jp/
駐車場:無料駐車場あり(約400台)
アクセス:近鉄長野線 「瀧谷不動駅」から徒歩約15分
詳細は公式HP参照→https://takidanifudouson.or.jp/access/

