塩屋神社

縁結び・恋愛のご利益がある「塩屋神社」
塩屋神社(しおやじんじゃ)は広島県広島市佐伯区海老山町に鎮座する神社です。縁結びの神として知られる猿田彦をお祀りし、境内には龍宮御殿の乙姫様をお祀りする摂社・龍宮神社もあります。良縁・幸福・恋愛を導く神様のご利益がいただけることで古来より特に女性に人気がありました。

あまんじゃく伝説のルーツとしても知られています。1400年の歴史があり、今日にいたるまで縁結びのご神徳があることで信仰され続けてきました。本来は厳島神社の摂社として建立されたと伝えられています。

 

塩屋神社のご祭神・ご利益
遥か昔の神代、天上界の高天原(たかまがはら)という地で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)を呼び寄せると、「おまえはこれから、下界に見えるあの豊葦原の水穂国を治めよ」と命じました。神話で有名な天孫降臨(てんそんこうりん)で、日本書紀によりますと179万6千年前にあたるとされています。その時に邇邇芸命を道案内した神様が猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と云われています。これが転じて、猿田彦大神は古来より、事始めに災害を祓い万事において、最も進むべき道を照らす道開きの神として深く信仰されてきました。

もう1柱の神様、塩土老翁神(しおつちおじのかみ)は海幸彦山幸彦(うみさちひこやまさちひこ)の神話に登場したことで知られています。兄の海幸彦の釣り針を失くして海辺で途方にくれていた弟の山幸彦に、「私が良い方法を教えましょう」と言うと、小舟を造りその船に山幸彦を乗せました。そして「そのまま潮路に乗って進めば、海神の宮殿に着きます。

その側の桂の木で待ちなさい。海神の姫がやって来て、あなたのために良い方へ取りはからってくれます」と告げ、失くした釣り針を取り戻すことができたということです。知恵がある塩土老翁神は、人の不幸や悩みの問題解決を指し示す、道標の神として敬われています。このことから、猿田彦大神は良い方向へと縁を繋ぐ縁結びのご利益が、慈愛に溢れた塩土老翁神は良縁を結ぶご利益があるとされています。恋愛や結婚だけでなく仕事や人間関係などのあらゆるご縁にも良い方向へ導いてくださるそうです。

「良縁」とは、良い友にめぐりあい、良い上司や、良い仕事にめぐりあうこと。そして様々なめぐりあいの縁を大切に育てることで、廻りまわって自身の幸せをつかむことが出来るとされています。人のつながりだけでなく健康や、土地にも縁が影響します。

良い縁でなければスムーズに事が運ばないものです。今年の運勢が悪い、方角が悪い、タイミングではないと言われた。でも就職したい、結婚したい、恋人が欲しい、健康でいたいなど成就したい願い事があれば、塩屋神社に祈願することをおすすめします。

人間にとって何をするにも縁は最も大切なものです。日本人は古来より自分だけで生きているのではなく、神さまの恵みと祖先の恩のお蔭により生かされていると考えてきました。この世に生まれた喜びと感謝を忘れずに、心をこめてお参りしましょう。

 

塩屋神社の由来
塩屋神社は長い歴史があり、元暦元年(1184年)源氏の一行が西に下った時、塩屋神社を遥拝したと伝えられています。当時、五日市字湯蓋に暮らしていた道空(どうくう)が創建したとされており平安時代から鎮座していたと思われます。安芸国一宮の厳島神社の摂社だった塩屋神社は、江戸時代初期には「海老塩浜」の鎮守社になり、五日市八幡神社の御旅所にもなると、五日市の港は賑わい繁栄を極めたということです。近年まで神社の前は松並木の美しい海岸が続き、神話の世界そのものだったようです。

 

塩屋神社の最もパワーがある場所
大慶の木
境内に「大慶の木」(おおけいのき)と呼ばれるご神木があります。高さ30メートル、幅2メートルになる欅(けやき)の大木で、幹が大きく曲がってくっついており、まるで人差し指と親指でOKマークを作っているように見えることから、この名が付いたとのことです。幸運、長寿のご利益があるとされています。

 

塩屋神社の見どころ
良縁の石
龍宮神社の前にある良縁の石は、山幸彦、またの名の日子穂穂出見神(ひこほほでみのかみ)が海の中の龍宮御殿から地上に戻った際に踏んだとされる伝説の石です。良縁祈願をした「切麻」(きりぬき)という小さい紙片を石の表面に落とし、その表面のくぼみに入れば良縁に恵まれると云われています。ちなみに2月には切麻がバレンタイン限定版になり、ハート型になるそうです。

恋文の玉
細い糸を巻いて作られた「恋文の玉」が、社務所の中でも目を引きます。小さい玉の中に思いを書いた紙を入れて、摂社の龍宮神社前にある大きな紅白の玉に納めれば願いが叶うとされています。「赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装し貴くありけり」この文面は、豊玉姫命(乙姫)が日子穂穂出見命(山幸彦)にあてて書いた日本最古のラブレターといわれるもので、大玉の場所で掲示されています。

腰掛石
参拝後に境内の腰掛石に座ると、人生全般の縁に繋がるご利益があるとされています。神様が背中を押してくれるようなパワーがこの石に宿っていると云われています。

導き石(開運盤)
導きの神が祀られていることから良縁に繋がる導き石が置かれています。8角形の表面には干支と方位の漢字が並んでいます。案内板にやり方が書かれていますので、願い事がある方はぜひチャレンジしてみてください。

願い事を1つ決めたら、それを思いながら「艮(うしとら)」の位置に立ちます。次に自分の干支に触れてから東南西北に時計回りで回ります。最後に「艮」の位置に戻ってから、「導」に触れます。

龍宮神社
拝殿の右側奥にある塩屋神社の摂社で、主神に豊玉姫命、相殿に玉依姫命が祀られています。豊玉姫命と玉依姫命は龍宮御殿の乙姫様として知られていて、恋愛・良縁・幸福・安産にご利益があるとされています。龍宮神社の目の前には良縁の石や恋文の玉など、見どころが集中しているため人気のスポットになっています。

湯蓋道空神社
塩屋神社の末社になり、湯蓋道空神が祀られています。道空はとても信仰心が篤く、毎日、朝に夕に神様に手を合わせていました。主な仕事は漁を獲ることでしたが、ある日沖にキラキラと光る波を見つけます。

急いで船を漕ぎ、金波を汲み入れて持ち帰ると、たちまちお金持ちになり、地位や名誉を得たということです。神様の恩を忘れなかった道空は、その後も世のため人のためにつくしたと伝えられています。あらゆる可能性の道を開き、地域の発展と子どもたちの健やかな成長を見守り、導いてくださるということです。道空は、「あまんじゃく伝説」でも知られていますが、土地開拓の恩人として地域の人々から慕われていました。それは、湯蓋という地名が残っていることからも推察できます。

 

まとめ
住宅街の一角にある塩屋神社は、全国的にはあまり知られていませんが、地元の人や女性グループがよく訪れています。参拝が終わりましたら、良縁を導くとされる「導き石」に「良縁の石」、そして座ると神様が背中を押してくれると云われる「腰掛石(こしかけいし)」をぜひ廻ってみてください。また、恋みくじや道開き守など、塩屋神社ならではの良縁に関する授与品もずらりと並んでいます。恋愛や結婚など男女の縁だけでなく、良い友人や仕事のご縁を求めて参拝に訪れてみませんか。

 

基本情報
住所:〒731-5134広島市佐伯区海老山町8-12
電話番号:(082)922-5128
公式HP:https://www.shioya-jinja.jp/
アクセス:JR山陽本線「五日市」駅南口より徒歩10分。タクシーで3分。
FAX:(082)922-5128
祈願受付:(要予約)午前10時~午後3時
社務所受付:午前9時~午後5時
駐車場利用:午前9時~午後5時
*最新情報は公式HPでご確認ください。

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